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ポンド円の現状把握…独断的ですが(汗)

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

 
先週記事の末尾にある
コメント欄にも書きましたが、
先週のブログを配信した当日、
株価や為替が相対的に調整色を強め

日経平均は一時的に29,000円台を割り、
ポンド円は147円台中盤を付けるなど、
緊張する場面がありました。

各方面の相場コメントでは、
長期金利の上昇を株式市場が嫌気し、
高止まっていた各相場で利益確定が先行、
結果的にリスク回避的な値動きとなり
危機感が強まった、ということでした。

 
理由はともあれ簡単に言ってしまうと、
一方的に進んでいた各相場が調整され、
株は手仕舞い売り、
為替はドル売りの買戻し
債券は買い持ちの投げ
商品は買い持ちの手仕舞い
ということになったのでしょう。

 
なんだかんだ本邦企業の多くは、
年初から第4Qに入り、
振り返って見れば1月末と2月末は共に
強めに調整が入ったことになりますが、

今月は早くも四半期末と年度末の月
にも当たるため、
月末要因が一層強調されやすい可能性を
頭の隅に置いておく必要がありそうです。

 
では、
今週は先週取り上げたポンド円を例に、
個人的な視線について少しだけ
掘り下げてみたいと思います。
————————————
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

 
緊急事態宣言の2週間延長が決まりました。

新たな感染確認者数については、
蓋を開けてみないと分からない訳ですから、
解除の日を予め告げるというのは
難しい半面で、

特に飲食店などは、
準備や仕込みの事情などもあって、
急では困る…というのも理解できます。

個人的には、
春休みの期間前に解除した場合、
急に人流が増える可能性が高いため、
可能であればここを凌ぎたい
と思っています。

解除予定に関しては例えば、
2週間というスパンであれば、
ロールオーバー形式などはどうか?
と思います。

1週間の結果が目標に見合えば、
「再来週初から解除、
見合わない場合は翌週の結果で判断」し、
見合えば・・・以降「」の繰り返し
的な?方法なのですが、

いずれにしてもワクチン接種が
速く進むことが重要ですし、

政府がOKだからOK,NOだからNO
という発想は、
失敗した際の将来の魔女狩りに備えて
責任者という「ひとみ御供(ごくう)」を
探しているだけにしか見えません。
———————————-

さて、先週の内容は、
クロス通貨の変動パターンを
幾つかに分け、

クロス通貨のトレンドは、
複数のパターンがあって難しいことを
お伝えしました。

ポンド円がこのまま上昇を継続するには、
A:ポンド高+円安
B:ポンド高+円不動
C:ポンド高高+円高
D:ポンド不動+円安
E:ポンド安+円安安
の5通りがあり得るということでした。

チャート比較

上で見たようにクロス通貨が変動する場合、
取引通貨(何の通貨を売買するか)と
決済通貨(その売買を決済する通貨)の
両面の価値を確認する必要があります。

それが米ドルを基準とした
ストレート通貨ペアになる訳です。

 
そこで2020年終盤から現在に至る
ポンド円
ドル円
ポンドドルの日足チャートを見てみましょう。


※4日は都合があり前日の3日午後のチャートです

上から順にポンド円、ドル円、ポンドドル
ですが、

2020年11月の6日目、
ドル円に大陽線が見られますが、
ポンドドルが不動だったため
ポンド円が大きく上昇しました。
パターンで言えばDにあたります。

その後ドル円は2020年末まで
暫く円高基調となりましたが、
共通テーマがドル安だったため、

ポンドドルが上昇気味に推移して
ポンド円は揉み合いで耐えた地合いです。

2021年に入り、前半は
ポンドドルが揉み合いに入る中
ドル円は断続的に円安を強めることで、
ポンド円は上昇を継続。
パターンで言えばDが中心でしたが、

2月以降は
ポンドドルがドル安を継続する中、
ドル円で円安が強めに入ると
ポンド円は上げ足を速めるAパターンと

ドル円で調整の円高が強めに入ると
ポンド円はCパターンまたは不動とを
繰り返し、

現在に至っています。

 
2月以降のポンド高はドル安ではなく
ポンドに別のバイアスが掛かった観があり、
その筆頭は対ユーロでのポンド高でした。

こうして考えてみると、
ポンドと円の相場であるポンド円ですが、
この2種類の相場以外も
チェックする必要があり、

考え始めると矛盾で一杯になることもあり
クロス取引は実はかなり大変なのです。

クロス取引のポイント…私の場合

実はあまりポンド円は取引しないのですが、
ポンド円の上昇を例にお話しすると、

ポンド高なのか円安なのか、
あるいはドルに要因があるのか、
まずどれかを固定して考えます。

今回の上昇局面では、
ポンド高を想定しましたが、

要因としては年末の対EU交渉が
どうにか期限内に目途が付いたことや、
コロナワクチンの接種開始や進捗が速かった
ことで、

特に対ユーロ相場での巻き戻しが先行するか?
という想定をしました。

結果的にポンド高でポンド円が底堅く推移でき、
円安のステージでは上昇が加速することにった
のだと思っています。

独断的、今後の想定

大人気の米国株次第という条件が付きますが、

資金が極端に巻き戻らない限り、
円の基調は上下しながらやや弱め
ポンドの基調は強め
という目線を保持しようかと思います。

もちろん、一方的な展開はあり得ませんし、
その場合はそれなりのチャートになりますから
その時に考えれば良いことですが、

そもそもポンドについては目先、
まずは2月末の高値を越えることが
当面の課題ではあるものの、

僅か1年足らず前に発生した
コロナショックの下落で
史上最安値を付けたポンドドルはやはり、

どう見ても売られすぎたと思えて
仕方ありません。

 
…という前提で、
思い込みは最小限に、
バイアスをかけない澄んだ目線で見守りたい
と思いますが、

はやりどうしても
ポンド円一本にリスクをかけるより、
ストレートに分解した方が

証拠金は余計に掛かってはしまいますが、
リスク分散になるということは
先週と今週の説明でお示しできたか
と思っております。

 
 
浅野敏郎
P.S.
ポンド円は確かにボラティリティが高いので
短期取引ならば
有効な局面も多いかと思います。
意味としては勝率という観点ではなく、
リスクリターン的な意味で、
短時間での1波動でも値幅が見込める頻度が
その分高い…という観点です。

 
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