浅野敏郎のブログ

ポンド円強し!実像は円弱しなのだが…

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「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

先週はクロス円の中でも
高いボラティリティで人気が高い
ポンド円の現状把握をしたあと、
独断的な見通しについて
個人的な相場観をお伝えしました。

円安の方は、
目線を円高から修正以降は順調に推移
しているものの、

想定よりは明らかにペースが速く、
逆にイメージが合わずしっくりしません。

一方、ポンドについては
先週からもう一段の調整が入り、
下値を伸ばしましたが
今週は一旦下げ止まりを見せた後、
一応は想定通り底堅く推移しています。

さて、円が独歩安となっている中、
もしポンドがトレンドを再開した場合、
ポンド円はどれだけ上昇してしまうのか??
末恐ろしいイメージしかないのですが、

先週ポンド円単体でポジションを持つより
バラしたほうがリスクヘッジになると
申し上げた側面を、
今週は解説してみようかと思います。

—————————————————-

おはようございます。
今週も早や、金曜日がやって参りました。

昨日は3月11日で、
東北沖大地震の発生から丸10年が経過、
11年目に突入しました。

当時、皆様はどのようにお過ごしでしたか?
もしかすると、
恐らくこの「朝刊」をお読みいただいている方
の中には、
直接の被災者もおられる可能性はありますが、

私は東京のある一室で仕事中でして、
必死にPCのモニターが倒れないように、
押さえながらおののいていた記憶が
鮮明に残っています。

このような些細な経験でも夜中に思い出すと
避難場所への経路を頭の中で辿り
つい目が冴えてしまう程なのに…
壮絶な経験をされた方々はどうだったか
と思うと今でも言葉を失います。

お亡くなりになられた方々へせめてもと、
昨日の14:46には、
黙祷をささげさせていただきました。

さて円安が対ドルでも止まりません。
特定通貨に対する円安の影響は
限定されるはずではありますが、

現状はあらゆる対ドルの相場は概ね
ドル安に推移しているにも関わらず、
円だけがいつまでも対ドルで安い状況
が継続した場合を想定すると、

目線を変えてみれば、あらゆるモノ…
例えば、原油、輸入食品、株、貴金属…など
全てがまず対ドルで上昇し、
そのドルに対して円は更に安く推移する
訳ですから、
最終的に円の対価は急速に値上がりする
構図となり、

コロナ自粛の影響で収入が減る中、
日本国内の物価への影響が懸念されます。

————————————————–

では繰り返しになりますが、
クロス取引の仕組みをもう一度確認します。

まずポンド円という取引で買い取引をする
ということは、
ポンドを買ってその対価の円を売る
事になりますが、

実際にはまず
ポンドドル取引でポンドを買ってドルを売り
ドル円取引で、売ったドルを買って円を売る
という取引をしているのが一般的です。

ポンド円が151円として
1万ポンドのポンド買い円売りをした場合、
実際の円の対価は
151円×10,000=1,510,000円の売りとなります。

証拠金取引でレバレッジが10倍とすれば、
その10分の一となる
151,000円が最低でも必要になります。

この取引をバラした場合、
1万ポンドを買ったときのドル対価は、
ポンドドル相場が1.3900として
1.3900(1ポンド当たりのドル)×10,000(ポンド)
=13,900ドルの売りとなります。

レバレッジが10倍とすれば
1390ドルが最低でも必要になり、
円に直すと1ドル108円として150,120円かかります。

そして、売ってしまった13,900ドルを
ドル円相場108円で買い戻すのですから、
13,900(ドル)×108=1,501,200円の円売り
となり

レバレッジ10倍で150,120円の証拠金が必要で
結局証拠金は、2倍必要になることが分かりました。

リスクヘッジとなる所以

実はバラして持つことが直接ヘッジになる
ということではないのですが、

要するに、
ポンド円が途中で調整が入った場合、
単独だとその分の目減りは100%引き受けること
になりますが、

今回のように、2月25日、26日の反落調整の原因が
主にポンドドルの下落にあった場合、

ポンドだけを売り逃げ、
再び上昇局面に入った段階でポンドを買い戻せば
目減りを100%受けずに済むケースがある
ということです。

実際にチャートで検証2021年2月4日

では具体的にどういう行動になるか
実際のチャートで時系列を追って検証してみましょう。


このチャートは
上から順にポンド円、ドル円、ポンドドルの日足です。
2月04日に垂直な破線が見えますが、
この日を起点に追いかけてみます。

2月4日の4本値はチャートにもありますが、
ポンド円:143.00‐144.368‐142.842‐144.31
ドル円:105.03‐105.608‐104.976‐105.583
ポンドドル:1.36461‐1.366980‐1.35662‐1.36724

この日のオープンで
A:ポンド円のロング
B:ドル円のロングとポンドドルのロング
のポジションをとったとします。

A:1ポンド=143.00円でロング

B:1ポンド=1.36461ドルでロングと
B:1.4ドル=105.03円でロング
です。

実際にチャートで検証2021年2月8日


次に2月8日に上げ足が頭打ちになったため、
終値でBのドル円だけ決済したとします。

2月8日の終値は
ポンド円:144.593
ドル円:105.223
ポンドドル:1.37405
ですから、

A:1ポンド=143.00円でロング継続
PL:+1.593円(含益)

B:1ポンド=1.36461ドルでロング継続
PL:+0.00944ドル(含益)
B:1ドル105.223で105.03のロングを決済
PL:+0.193円×1.4=0.27円(実現)

ポンドドルの含み益は同日のドル円終値で
値洗いできるので、
0.00944×105.223=0.9933円となり、

Bの合計PLは+1.2633円(含益を含む)
になります。

実際にチャートで検証2021年2月24日


次に2月24日の終値で
Bのドル円を買い直したとします。

終値は
ポンド円:149.678円
ドル円:105.885円
ポンドドル:1.41406ドル
ですから

A:1ポンド=143.00円でロング継続
PL:+6.678円(含益)

B:1ドル=105.885円でロング再開
PL:+0.27円(実現)と0円(含益)
B:1ポンド=1.36461ドルでロング継続
PL:+0.04945ドル(含益)

ポンドドルの含み益は同日のドル円終値で
値洗いできるので、
0.04945×105.885=5.2360円となり、
Bの合計PLは+5.506円(含益を含む)
になります。

実際にチャートで検証2021年2月25日

さていよいよ運命の2月25日に移ります。
判断は分かれるところですが、

ドル円は依然として陽線を続ける中、
ポンドは対円、対ドル共に
数日ぶりの下落となりました。

ポンド円は前日安値を僅かに割り込まなかった
一方、ポンドドルは大陰線で終わりました。

そこで、
25日の終値でポンドドルだけを決済した場合
結果は以下の通りです。

終値は
ポンド円:148.844円
ドル円:106.214円
ポンドドル:1.40172ドル

よって、
A:1ポンド=143.00円でロング継続
PL:+5.844円(含益)

B:1ドル=105.885円でロング継続
PL:+0.27円(実現)と+0.4606円(含益)
B:1ポンド=1.36461ドルのロングを決済
PL:+0.03711ドル(実現)

ポンドドルの含み益は同日のドル円終値で
値洗いできるので、
0.03711×106.214=3.9416円となり、
Bの合計PLは+4.6722円(うち実現益4.2116を含む)
になります。

実際にチャートで検証2021年2月26日

さて、
2月26日も続けてポンド円のロングを維持
できたかどうかは個人差があると思いますが、


安値147.408円をつける場面では、
含益は4.408円と、前日高値時の7.444円から
40%以上もドローダウンしている状況で
冷静ではいられなかった事でしょう。

実際にチャートで検証2021年3月11日

もちろん、耐え抜いていれば
3月11日の現時点で
Aのポンド円は151.243円と
8.243円の含み益になっていますが、

Bは実現益4.2116円に加えて
105.885円のドル円ロングが継続、

3月11日現時点の108.443円で値洗いしても
3.5812円の含み益を持っていることになり、
合計で7.7928円、うち50%以上が実現済
という状況は、

もしポンド円を急落調整のどこかで決済
してしまっていたなら、
PLは既に逆転している可能性は高く、

収益差とメンタルの状態を考えれば
どちらかが圧倒的な有利も不利もない
いわゆるヘッジは確かに機能している!
と言える方も少なくないのではないでしょうか。

バラシの課題

バラした場合の問題として、
売買判断を2通貨ペアに対して行う必要があり、
今回は甘めに検証したつもりではあるものの、
このようなタイミングで実際に
売買操作ができるか?という課題は残ります。

確かに、こうしたヘッジの手法は
慣れが必要である反面で、

クロス単体のポジションの場合は、
決済してしまうとそこで一旦スクエアになり、

次の行動が出にくい可能性が残るため、
含み益が目の前で目減りしている局面では
見切り決済の判断がしにくく、

含み益が増えている局面でさえも、
急落に怯えていなければいけない状況もまた
想定できるかと思い、
それだけを考えても、バラしたほうが気が楽
という方もまた、少なくないのかも知れません。

浅野敏郎
P.S.
ヘッジとしてのドル円の取引額は終始一貫して
1.4ドルで計算しています。
(計算ミスがあるかもしれませんがご容赦ください)
なので、8円の収益とは、
ポンドの取引数量を単純に掛けていただければ
実際の収益額になります。

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