水上流:利益蓄積のポイント
From 水上紀行
自分の日々のトレーディング結果をグラフにしてみると、
自分の性格が見えてきます。
よくありがちなのは、大きく勝ったと思ったら、翌日には大きく負けていて、グラフにすると上下に大きく振れているだけで、
損益の累積グラフで見ると、大勝ちした印象があるのに利益が蓄積されていないという場合です。
これは、利益の積み上げていくという意識が薄く、
勝った時の良い思い出だけでトレーディングをしていることを示しています。
特に、こうしたことは、ボラタイル(よく動く)なポンドなどで取引している場合に起こりやすく、
1回の痛快な勝ちに酔いしれて、後の9回の負けを忘れてしまうことがあります。
しかし、もし、トレーディングは「投機であっても投資である」というお考えをお持ちであれば、
それなりのリターンがなければトレーディングをする意味がありません。
毎日の平均的な利益の蓄積という考え方もありますし、
ここ一番の勝負で勝ち逃げという考え方もありますが、それは人それぞれの好みだと思います。
要は、獲得した利益をいかに蓄積できるかが、投資としてのトレーディングの課題だと言えます。
利益蓄積のための大きなポイントは、獲得した利益をどう目減りさせないかということです。
折角手にした利益という砂金を指の間からサラサラと洩らさないようにするには、
どうすれば良いのかを考えることが大切です。
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