こんばんは。
投資の学校プレミアム講師の矢口新です。
私の父母の兄弟たちは、4人が戦争に行き、
1人が満蒙開拓団に加わって、1人が戦死、
満蒙開拓団の伯父も現地で死亡しました。
生き残った3人のうちの1人は
シベリアに5年も抑留されました。
祖父は父方が、私が幼稚園の時に、母方が小学生の時に死亡しましたが、
戦争があったこともあり、共に浮沈の大きな人生でした。
戦争で生き残った父は、
私が留学中、52歳で死にました。
そうした身内の男たちの生き方を見て育ったためか、
私にとってどう生きるかは、どう死ぬかと密接に結びついた概念でした。
50歳代の半ばで同い年の従妹が死亡し、
50代後半には4歳年上の姉が死亡しました。
その頃、私自身も喘息の発作で2度ほど死にかけたことで、
「どう生きるか、どう死ぬか」はより身近なことになりました。
最近、私が利用している京王線の近くの駅で、
衝撃的な事件が起きました。
人生に絶望し、自殺を考えたが出来ず、
死刑になるのを望んでの犯行だという。
つまり、「どう生きるか、どう死ぬか」の選択として、
無差別に無抵抗の人々を複数人殺そうとしたのです。
犯人は、「あらためてジョーカーに心酔」と供述したとあり、
2年前に公開された映画、「ジョーカー」に触発されたとのこと。
「ジョーカー」は公開時に観ましたが、
確かに追い詰められ、疎外感を持つ人たちを煽りかねない映画でした。
この映画も、今の時代に「どう生きるか、どう死ぬか」を扱っています。
そうした犯罪を犯す人々は、
総じてナルシストだという説があります。
参照:京王線事件の「ジョーカーなりきり男」、ナルシスト型犯罪を防ぐ効果的な方法https://diamond.jp/articles/-/286456
ネットフリックスは観ないので、
大ヒット中の「イカゲーム」は観られませんが、
経済的に追い詰められた人たちの「どう生きるか、どう死ぬか」につながる映画のようですね。
こちらは、ゲームに負けて死ぬのは自分自身なので、
他人を巻き込むことはない。
「どう生きるか、どう死ぬか」で、覚悟の上の参加なのでしょう。
一方、ナルシスト型犯罪者は、自分の不満を赤の他人に、
もしかすると、自分よりももっと不遇で耐え続けている人たちに
「八つ当たり」して迷惑をかけます。
彼がいるために、
不遇で耐え続けている人たちの苦悩が増えるのです。
この辺りは「ジョーカー」とは違います。
「ジョーカー」は虐げる者たち、
自分をなめくさった者たち、自分よりも強いとされる者たちへの復讐だからです。
上記コラムでの、ナルシスト型犯罪を防ぐ効果的な方法は、
最も「カッコ悪い」犯罪だと世間に認知させることだそうです。
確かに、「どう生きるか、どう死ぬか」を考える時、
京王線事件の犯人はものすごく卑怯で「カッコ悪い」。
一方で、粋がっている犯人に注意し、
刺されて重体となった年配者は「カッコイイ」。
京王線事件の被害者には生きていて欲しいが、
「どう生きるか、どう死ぬか」を考える時、
私自身が被害者となる覚悟はできていると言いたい。
矢口新
<講師プロフィール>
矢口新(やぐち あらた)
1954年生まれ。
金融業界の第一線で30年以上にわたり活躍し続け、
プロディーラーにも師と仰がれる天才ディーラー。
東京・ニューヨーク、ロンドンと世界3大金融市場で活躍し、
さらには為替、債券、株のすべてに関わるという
非常に稀有なキャリアを持つ。
相場を動かすプロの裏の裏まで知り尽くしており、
投資を真剣に学びたいという意欲ある方々との交流にも熱心。
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※上昇銘柄の推奨などではありません。
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