日本語になったらもう遅い
たまに、東京マーケットであることですが、
日本語訳された海外記事で、国内のマーケットは反応するのですが、
すでに海外では織り込まれていて、くたびれもうけということがあります。
逆に、海外の新聞のWeb記事で、
東京マーケットが動くことがよくあります。
英語での情報伝達度が最も速いということだと思います。
ただし、日本語の記事でも、日経新聞のWeb版などは、
結構ニューヨークで反応しています。
しかし、これはたまたま日銀の金融政策といった注目材料が
日本国内にある場合であって、例外的だと思います。
本当に、
英語が世界共通語になっていると実感します。
そういうわけで、英語で書かれた記事には、
マーケットは一番敏感に反応します。
しかも、ネイティヴでなく、
第2言語としている人たちの英語が向上しているように思います。
今や、EUやECBでは、
英語が共通語になっています。
母国語以外しゃべろうとしなかった、
フランス人やイタリア人まで英語を流暢にしゃべっているのには驚きです。
外国人観光客も増え、日本人も、英語を使わざるを得ない機会が、
さらに増えていくものと思われます。
しかし、
決して毛嫌いせずに、やってみることです。
私と同時期にニューヨークに赴任した若手がいたのですが、
彼はなにも臆することなく、ヘタでもなんでも英語をしゃべり続けていました。
そして、彼は、なんと半年で、
ほぼ完ぺきにしゃべれるようになりました。
<講師プロフィール>
水上紀行(みずかみ のりゆき)
バーニャマーケットフォーカスト代表。
1978年三和銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。
1983年よりロンドンや東京、ニューヨークで為替ディーラーとして活躍。
東京外国為替市場で「三和の水上」の名を轟かせる。
1995年より外資系銀行において為替ディーラー及び外国為替部長などの要職を経て、
現在は、外国為替ストラテジストとして雑誌、テレビ、ラジオなどで活躍中
この記事へのコメントはありません。