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焦りは禁物

こんばんは、
水上紀行です。

相場というものは、話がはっきりしてから入ると、
あまりうまくいかないことがあります。

決して自慢話ではありませんが、話の流れ上お話しますと、
私が、ニューヨークにいた頃のある日、レベルは忘れましたが、
たとえば133円台でドル/円を結構大きく買っていたのですが、
あまりにも上値が重いので、これはだめだといったん手仕舞い、
ポジションスクエア(ポジションなし)にしました。

しかし、こんなに重いのなら売ってみるかと、
今度は買った額と同じだけ売りました。

この間、値はほとんど変わりませんでした。

ところが、突然、スルスルスルと下がりだし、なんだなんだと思って、
ロイターを見たところ、なんと、”Fed intervened to sell DLR in DLR/JPY market”(ニューヨーク連銀、ドル/円マーケットでドル売り介入)
というヘッドラインが目に飛び込んできました。

あまりに唐突なFEDの売り介入に、マーケットは騒然となり、
それから数時間後に開いた東京市場では、
128円台まで突っ込み、なんと5円の急落をしました。

当時のニューヨークの上司も結構売っていたのですが、
こんなラッキーなことはないから全部手仕舞いだの一言で、
この東京市場で、私も全額買い戻しました。

決して、これを自慢するために書いているのではなく、
申し上げたいのは、その後の展開です。

この唐突なFEDの介入で急落した後、
ある意味FEDに売りの免罪符をもらったようにマーケットは受取り、
盛んに戻り売りを始めました。

しかし、同じように考えて戻り売りをする参加者が多かったため、
下がるどころか上げはじめ、戻り売りのショートカバーが
次のショートカバーを生むという連鎖を起こし、
なんと急落前の水準までいったん戻してしまい、ショート筋は一掃されてしまいました。

そして、相場は意地悪なもので、
このショートカバー一巡後、再び下落に転じました。

この一連の展開で申し上げたいことは、相場は、相場の方向性がはっきりすると、
同方向にポジションを持とうとする参加者が急速に増えるため、
極めて短期間に同方向のポジションが積み上がり、

たとえばショートになりすぎれば下がらず買い戻しに上げに転じますし、
ロングになりすぎれば自分の重みに耐えかねて下がるということになります。

つまり、方向性がはっきりするということは、
急速にトレンド方向にポジションが積み上がる局面があり、
ポジションが調整されれば、再びトレンド方向へ向かうという傾向がありますので、
いったん最初の流れに乗れなくても決して焦らず、
次のタイミングを待つことが大切だと思います。

相場はこれ1回限りではありません。

なお、この買いが買いを呼ぶ動きが、
値動き分析に気づくヒントになりました。

水上紀行

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