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【2024年10月25日】江守哲のオプションコメント

こんにちは、江守哲です。

日経平均株価は下落基調です。

前回のコメントでは、27日に衆議院選挙があることを利用した戦略を考えました。
解散日から選挙日までは1969年まで下落したことがないというアノマリーを利用する方法です。

しかし、日経平均株価は25日の前引時点で37771円と、解散日の39277円から1500円も下げてしまいました。
どうやら、今回は下落しないアノマリーは通用しなかったようです。

さて、旋回の戦略では以下のポジションを保有しました。

日経平均先物ミニ11月限 39100円以下で1枚買い
同時に日経平均先物ミニオプション(10月25日満期日)39250円コール売り×1枚
(枚数は各自のリスク許容度に合わせて)

結果的に、本日満期を迎えたオプションは管理放棄になり、売却したオプションは利益になりました。
しかし、それ以上に先物が下落してしまいました。

こうなると、やるべきことが限られます。
値を戻すのを待つか、オプションなどを絡めて耐えるかです。

27日の選挙結果次第では、さらに下落する可能性があります。
リスクが取れない方やこれ以上の損失を避けたい方は、早々に手仕舞いした方がよいでしょう。

リスクを覚悟で先物のポジションを保有する場合には、コールオプションの売りを再度行うのがよいでしょう。
例えば、11月第1週の11月1日満期日のミニオプションでコール39625円を先物と同枚数売ります。

少しでも損失をカバーするために売りますが、値を戻さなければ厳しい状況になることは変わりません。
リスクが取れない場合には、やはり早々に撤退した方がよいでしょう。

11月1日をすぎると、次の満期日のオプションは11月限のオプションになります。
そこでも同様の戦略を繰り返し、相場の回復を待つ方法があります。

とはいえ、相場が回復しないと損失が拡大するリスクがあります。
リスクが取れない場合には、早めに手仕舞いする方がよいでしょう。

戦略結果がどうなるかわかりません。
しかし、自公が過半数を取れない可能性も低いように思います。

私はメディアの報道は鵜呑みにしないようにしています。
野党が勝利する姿は現実的に考えにくいからです。

しかし、どうなるかわからないのが選挙です。
余談を持たず、しかし、いまの売られすぎの相場に対して少し耐えることも検討して観たいと考えています。

週明けに大きく下げるようであれば、その時点で考えます。
あくまで私の考えですので、皆さんは決して無理をされないようにしてください。

週明けに市場動向を確認したうえで、コメントを出したいと思います。
損切りラインは損失額などを基準にそれぞれで判断してください。

さて、そのうえで、可能であれば、27日の選挙結果がどうなっても利益になるようにしておくとよいでしょう。
つまり、ストラドルのポジションを構築して選挙を待つということです。

例えば、36500円のプットと39000円のコールを11月限で保有するなどです。
選挙後のボラティリティに賭ける戦略です。

ぜひ検討してみてください。

なお、投資判断はご自身の責任で行ってください。

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