浅野敏郎のブログ

相場の信号機を探せ!

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「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスのスタジオより

 
みなさんは、自動車を運転しますか?

前方の視界が悪いと、それだけで神経を使い、

いつもよりはスピードを落とさないと、
安心して運転できませんよね。

大型車両の後ろにつけてしまおうものなら、
遅いわ、臭いわ(最近はマシ?)、見えないわ、
となって、もう最悪です!!

 
しかし、前方の視界がはれていて、
交差点や信号、横断歩道などを
前もってとらえることができれば、
とても運転にゆとりが出ますし、

飛び出しや信号無視など、
とっさのアクシデントに備えて、
例えば、ブレーキに足だけでもかけておく、
といった対応はできます。

 
この予め備える行動というのも確か、
「予測」として、教習所で教わった記憶があります。

実は相場のどこに信号機があるのかを、
予め探す方法は昔からあるのですが、

短期トレードという最近のトレンドに流され、
忘れ去られているように感じています。

 
おはようございます。
今週も早や、金曜日がやって参りました。
そして気が付くと早や、2月に突入です。

1月行く、2月逃げる、3月去る
と言われますが、余りの早さに戸惑いがありますね。

 

2016年のドル円底値は予測できたか?

 
1ドル100円は以前から重要な水準として
ご存知の方も多かったとは思いますが、

一瞬だったとしても、
ブレグジットに乗じた100円割れは、
確かに驚愕でした。

 
あの場面をどう乗り切るかは、
その時のポジションなどにもよりますが、

先ず、足以外は何も表示されていない
このチャートをご覧ください。


出処:TradingView ドル円週足チャート

これは、ドル円相場の週足チャートですが、
高値から下落している右半分が、
まさに2016年前半の急落相場です。

 
このチャートに、とあるラインを表示してみました。


出処:TradingView ドル円週足チャート2

目先の高値や安値を結んだものではないことは
ご覧の通りお分かりいただけると思います。

実はこのラインは、

月足の1998年高値と2008年高値を結んだラインと
2002年高値と2008年高値を結んだ、
かつてのレジスタンスラインなのです。


出処:TradingView 出処:TradingView ドル円月足チャート

ひとつ前のチャートに話を戻しますが、
2016年前半の急落相場の底値圏を
概ねサポートしているばかりか、


出処:TradingView ドル円週足チャート

その後の推移は、
2本のライン間で概ね揉み合っていることが
分かります。

この揉み合いに関しては、
きっちりとハマっているわけでもなく、
後から見れば…ということにもなりますが、

重要なことは、この2本のラインは、
2008年に2つ目の戻り高値を付けて以来、
ずっとこの場所にあったということです。

先の週足チャートに移動平均線を表示させてみました。


出処:TradingView ドル円週足チャートMA

下落相場が、2本のラインの間に入った当初の移動平均線は、
まだまだ下落漫々の状態ですが、

この2本の、かつてのレジスタンスラインは、
今度はサポートラインとして機能する可能性があり、

そろそろ底値が近いかもしれない
という想定をしながら相場を見ることができたはずです。

 
確かに、この2本ラインだけが
下げ止まった唯一の根拠ではなく、
他にも幾つかの想定は出来ますが、

少なくとも、
サポートラインをしっかり割り込む前に、
底値揉み合いの間で売るような行動だけは、
回避できたのではないかと思います。

 
それもこれも、目先に信号があるかどうかが
分かっていたか否か、だけの違いであり、

もし、
相場が今後、どこまで上がるか?下がるか?
だけが予想や予測というのであれば、

それこそ誰にも分からないと、言うしかありません。

 
逆に、それ以上は上がりにくい、下がりにくい
といった判断が予想や予測ではないというのであれば、

相場には本当に
予想・予測は存在しないのかもしれません。

 
浅野敏郎

P.S.
「投資の学校」のメイン講師の御一人である
矢口新(やぐち あらた)先生は、

銀行や証券のディーラーとして、
過酷な世界を生き抜いてこられました。

『なぜ相場は動くのか??』

私も市場関係者として現役時代には、
このテーマを自問自答してみたものですが、

矢口先生はその答えを見事に理論として体系付け
私たちに教えてくれています。

先生の持論がなぜ
「山越えを売り、谷越えを買う」なのか??

きっと皆さまにもご納得いただけます。
詳細はこちら

https://fx-school.net/lp/tpa_special/

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コメント

  1. 半丁トレーダー より:

    今週のお話は先週の木と森に通じるものがありますね。
    月足では「なんなのこれー」な値動きも年足にすると符丁が見えてきたり…
    仮説と検証の繰り返しなんですね!きっと
    ビギナーのわたくしにとってはすべてが目新しい…
    ( ..)φメモメモ
    毎回ためになります。

    1. 浅野敏郎 より:

      半丁トレーダー様、

      返信遅くなりました。いつもありがとうございます。

      確かに、森を見て…に通じるところはありますね。
      森を見ることで、
      細かい動きがフィルターされ、
      重要なポイントだけが把握できる
      というメリットもあるかと思います。

      年足ですか…ご覧になっているのですね。
      そこまで見る方は、もはやビギナーではないと思いますよ(^^!)。

      長期足の分析は、いつも見る必要はなく、
      チャートポイントも、
      大抵は現在の相場から遠くに位置するものですが、

      いざ相場が近づいて来た際に、注視すれば良いだけの話
      ですからね。

      チャート分析は基本的にどの足でも機能すべきですが、
      やはり、
      短期足のチャートポイントはそれだけ壊れやすく、
      長期足のそれはその分、壊れにくい

      というイメージは大切だと思います。

      また、宜しくお願い致します。

      浅野

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