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相場は大衆心理で動く。ということは・・・?

From:自宅の書斎

おはようございます!
投資の学校グループ代表、
高橋慶行です。

相場は大衆心理で動くー

ということは、
投資をしている人であれば、
一度は聞いたことがあるフレーズかもしれません。

でも、
大衆心理ー

これについて、
しっかり考えたことがある人は、
あまりいないかもしれません。

前提として、
投資というのは予想のゲームではなくて、
巻き起こった事実を確認してから、
的確に対処をしていくものなわけですが、

それでも、
たまには頭のトレーニングをするのは、
Goodだと思いますので、今日は一緒にやってみましょう。

話を戻しますが、

「相場は大衆心理で動く」

ということは、
投資においては重要ですが、

「大衆心理」

について、
よく考えたことがある人は、
あまりいません。

そもそも「大衆」とは、
何なのでしょうか。

大衆には、
本当に色々な投資家(投機家)が含まれます。

大きく分けて、

・雇われているプロ
・雇われていない一般人

がありますね。

まず、
雇われているプロですが、

特徴として、

・個人では扱えないような大きい資金を扱える

ということがあるので、
相場の値動きには、
すごく大きな影響を与えます。

ただ、

・他人のお金で運用するので、不自由

という特徴もあります。

「不自由」

という言葉が出てきましたが、
どのように不自由なのかと言えば、例えば、

・ポジション保有期間に制限がある
・トレードにおける決まりごとがある
・雇われているので勤務時間への制限がある
・業績報告などの都合によってトレードの仕方が変わる

など、
その他大勢の一般の会社の仕事と同じように、
不自由な部分がどうしてもあります。

ただ、
大きな資金を取扱い、
相場にそれを投じることができるので、

僕ら一般投資家にもそれが、
大きな影響があるわけですね。

例えば、
不動産関係の会社の活動の一環で、

一般の人たちが、
住まいの立ち退きを強いられるなど、
ニュースで見たことがあります。

これは大きい例ですが、
近所に合ったスーパーが廃業になって、

近隣の人が夕飯の買い物をするのに、
少し不便になったり、

廃業にならずとも、
食材の値段が上がって、
一般の人の生活に影響があることなどは、
本当によくあることです。

要するに、
「会社」の活動によって、
僕ら「一般人」が影響を受けることは、
あたりまえにあるわけです。

ただ、
投資の世界においては、
その「影響」がダイレクトに一般人の金銭の損得に関わるー

ということが、
相場の世界の特別な部分でしょうか。

少し脱線しましたが、
これが、

・大衆心理

における大きなひとつ、
「雇われているプロ」の心理の部分ですね。

この「プロの心理」は、
僕らの収益に直結する、だから、
気を付けないといけません。

また、
大衆心理を理解するに当たり、

・雇われていない一般人

という投資家もいます。

一般人なんて、
無数の心理があるので
理解するのは無理だ!

という人もいるかもしれませんが、
たまには、少し考えてみましょう。

投資をしている「大衆」として、
興味深いのが、

日本において3000万人をはるかに超えて増え続けている、
いわゆる「シニア層」がそれにあたります。

日本国民の4人に1人、
25%がこのシニア層にあたるわけですが、
特に注目すべきはその資産です。

日本の金融資産は約1600兆円とされますが、
この内6割以上をシニア層が保有していると言われています。

少し話を脱線させますが、
ビジネスの世界においても、
この市場は重要ですし、

「心理」を察するうえでも
重要な背景だと思うので、
お付き合いください。

このシニア市場というのは、
投資の世界だけではなく、
ビジネスの世界においても重要な市場です。

事実、
この市場を狙い、医薬や介護ビジネス、旅行業などはすでに、
シニア層向けのサービスを行っていますが、
実はセブンイレブンやイトーヨーカ堂などの小売業でも
シニア層へのシフトが進んでいます。

株式会社セブン&アイホールディングス
「コーポレートアウトライン2013」によると、
1989年度にはセブンイレブンの1日1店舗あたり平均客数の63%は30歳未満で、
50歳以上は9%でしたが、

2011年度には30歳未満は33%と約半減、
50歳以上は30%と3倍強に変化。

さらに2013年9月12日の日本経済新聞において、
セブンイレブンは2014年度にシニア層などの需要を取り込むため、
過去最高の1600店を出店し、
全国1万7000を超える店舗を拠点に食品や生活用品の宅配サービスを
拡大することを発表しました。

人口減に伴い若年層の比率は低下し、
平均年収も2012年の民間平均給与は408万円と2年連続で減少
(国税庁平成24年分民間給与実態統計調査より)、
しかもこの給与水準は1989年とほぼ同じ。

約四半世紀も前の水準に逆戻りしていると言えます。

給与所得者の財布の紐は固くなるばかりか
人口減に比例して人数が減っていきますから、
「いいお客」として期待するわけにはいきません。

逆に人口減に反比例して人数が増えていく、
かつ保有する個人金融資産の額が多いことから考えれば、
この市場は私たちにとって、「未開拓の成長市場」になりえます。

大衆心理ー

大衆心理を理解するに当たり、
雇われていない一般人、
その中でも重要なポジションを占める「シニア世代」-

その特徴は、
こうです。

・団塊シニア層は保守的ゆえ、彼らの行動は予測可能
・保守化の傾向がそうすぐに変化することはない
・団塊シニア層では女性が財布のひもを握っている
・かなりの資産を持っているが十分ではないためお金の不安がある

そういう人が、
相場の世界にお金を投じます。

そういう人が、
試行錯誤しながら、

・移動平均線とか
・節目とか
・買われ過ぎ、売られ過ぎ

とか、考えて、
売買をするわけです。

たまには、
このように想像力を膨らませて、
色々とストーリーを作る練習もしてみましょう。

もちろん僕らは、
予想のゲームに付き合う必要はありません。

動いた価格に対して、
正しい対処をするだけです。

予想をするのではなくて、
値動きを利益に変える活動に徹するだけです。

週末は、
最高の勉強の機会です。

相場は、
相手が劇的に強くなることなどはありません。

自分がレベルアップすれば、
収入が伴うものです。

だから、
頑張りましょう^ ^

たかはし

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