資産運用の肝は「攻守のバランス」

From：矢口　新
自宅リビングより、、、

 
FX、株式投資、先物など
どの金融商品を取引していようとも、
その最大の目的は収益を上げることに
変わりはないでしょう。

 
資産運用の考え方としては、
資産を増やすことと同時に、
資産を守るための行動が必要です。

 
つまり、長期的に資産を増やすためには
安定的に資産を増やすための『攻め』と
資産を減らさないための『守り』のバランスを
上手く取ることです。

 
例えば、会社経営であれば
新規事業の開拓、企業買収などが「攻めの経営」であり、
既存顧客の維持、コスト削減などが「守りの経営」と分けられるでしょうか。

 
他にも、サッカーや野球といったスポーツの世界では
得点力があっても、毎試合失点が多くては勝てませんし、
逆に失点が少なく、得点力が乏しければ負けなかったとしても
勝つこともできないでしょう。

 
会社経営でもスポーツでも、
攻守のバランスが取れている企業、チームが
優れた結果を出せるものです。

 
会社経営、スポーツと同様に、
攻守のバランスを取ることが
長期的な資産運用にも必要でしょう。

 
一つ例を挙げれば、
FXの短期トレードで
資産を安定的に積み上げていくという『攻め』、

 
それと同時に円の通貨リスクを
ヘッジするために資産の半分をドル建て（外貨建てＭＭＦ等）で
持っておくという『守り』というシンプルな形があります。

 
上記の方法は
あくまで一例に過ぎず、
ヘッジの仕方はリスクの種類によって異なります。

相場には大別すると、

・マーケット（＝価格変動）リスク
・信用リスク
・イベントリスク

この３つのリスクがあります。
他のリスクは、これら３つのリスクに含まれるとご理解下さい。

 
もちろん、全部が価格変動の要因ではあるので、
究極的には価格変動リスクと言えなくもないのですが、
ヘッジの仕方が異なるので、このような分類になります。

 
マーケットリスクは反対方向の先物やオプションで、
信用リスクは相当量のキャッシュ保有で、
イベントリスクは保険に入ることで、概ねヘッジすることができます。

 
資産を長期的に増やす、守るためには
攻守のバランスが肝心なのですが、

 
そのために最も重要なことは、
絶対に目減りしない無形資産、
つまり、トレーディングの技術や、
様々な能力を身に着けておくことだと考えます。

 
読んで字のごとく、
無形資産は物的な実態がないため
その価値が見えにくい部分がありますが、

 
トレーディング技術は一生使える
お金を増やすことができるあなた自身の資産です。

 
そして、
その価値は目減りすることはなく
自分の努力次第で価値が上がっていくものです。

 
あなたがFX、株式、先物などで
資産を増やそうと頑張っているのには
何か目的があるはずです。

 
ぜひ、その目的を達成するためにも
絶対に目減りしない無形資産である
トレーディング技術を磨き、

 
攻守のバランスの取れた
資産運用をしていきましょう。

 
それでは、また！

―矢口　新

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