止まれば死ぬと言われるサメですら…

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の寝室より

 
 
我々、相場投機家にとって、
一番苦しいのが動かない相場です。

動かないと言っても、
全く動かない相場などはなく、
ひどくても、ドル円相場で1日数十銭程度は
動くものですが、

それでも狭いレンジ相場になると
投機で儲けることは至難の業になります。

 
政府筋の発言でよく聞かれるように
国家にとって「安定した為替市場」は使命
になっている観もありますが、

相場で一儲けを目録むために
相場が動くことを常に望み、
動きが鈍くなると瀕死となってしまう私達は、

その経験がない方々にとって
まるで海のギャングと呼ばれているサメのように
反政府勢力に見えているのでしょうか…

しかし、いくらサメであっても、
永年に渡って種を保存し続けてきたわけですから、
無秩序に、ただ暴れまわっているだけでは
そうもいかないでしょう。

 
 
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

先週末の台風は皆さん、ご無事でしたでしょうか?
幸い、私の自宅付近は無事でしたが、
同じ神奈川県でも、少し離れた地域では、
甚大な被害も出ていたようです。
そして、今週末も22号がやってくる可能性があるらしく、

2週続けて平和な週末とはならないかもしれませんね。

 
 
さて、
いくら動く相場を望む我々でも、
暴力的な変動を望んでいるわけではありません。

近いところではスイスショック
少し前ではリーマンショック
そしてもう少し遡ると
アジア通貨危機、ロシア危機、ポンド危機など
それらは忘れたころに必ず発生しています。

 
止まると死ぬとされている凶暴なサメでさえ、
種をつないできたということは、
命の危険を冒してまで無暗に暴れまわっていない
ということでしょう。

きっと、彼らだって「まずい!」と思えば、
全速力で逃げるはずですね。

 
 
ところで、
昨夜はECB理事会の金融政策発表がありました。
数字だけで見れば特に予想を覆す内容ではなかったものの、
後のドラギECB総裁の記者会見では
先々において、テーパリングの実施を決定したとの発表
を受けてユーロが下落を強めました。
(テーパリングは即金融引き締めを意味せず、
段階的に緩和政策を縮小するということです)

 
当初の急落は単に、テクニカル的な要因に見えましたが、
実は今回、この相場でユーロ売りに挑戦してみました。

直近の重要なサポートになっていた1.1800を割り込んだ時点で
成り行き売りをしたのですが、

約10秒以上も保留された挙句に
約定レートは1.1784という形で返ってきました。

 
わざわざ渦中に飛び込んだことはわかっており
覚悟はしていましたが、
この約定具合を見る限りにおいて、
相当なユーロ売りというか、
ロングの見切り売りが発生していたように思います。

 
 
話を戻しますが、言いたかったのは、
いくら相場が動くことを好む我々でも、
動き過ぎる相場は、リスクだけが高まるということです。
今回のユーロドル相場は、
まだ比較的レートはつながっていたほうですが、

先に挙げたような〇〇ショックの相場では、
大台の1つや2つが飛んでしまうこともあり、
損失を思うように管理できないところに
最も大きな難点があります。

 

パニック相場では想定外のリスク要因も

昨夜、私が遭遇したような場合でも、
もしかすると私がビッドを叩いた(売り取引をした)直後でも、
取引価格は存在していた可能性があります。

しかし、なぜあのようなことが起こるのかを考えた時…
原因は少なくとも2つありそうです。

 
一つはHFTつまり、
短時間に大量の注文を膨大な回数で叩き込む
コンピュータープログラムの存在があり、
大きく変動している最中は、そうした注文によって
外部からの注文が殆ど届かないといった、
まるで注文のバリアを張られたような状況が想定できます。

 
あと一つは、
薄利多売競争が過剰状態にある苦しい取引会社が、
こうした激しい動きに乗じて不要にスプレッドを拡げたり

注文の約定を保留して、
十分な差益が確保された時点で注文を約定させるといった、
本来の目的ではない方法で
収益を確保しようとしている場合も十分想定できます。

 
いずれにしても、
パニック相場に乗り出すということは、
それだけでもリスクが高いことに加えて、

イルカに追い詰められたイワシの大群が
水面まで追い詰められ、

パニックになっているところを
上空から彼らを狙う海鳥などのように、

不意を突くような想定外のリスクも急増します。

我々が、こうした相場のハイリスクを回避するには、
渦中に飛び込まない
というのが最も安全な手法になりますが、

せめて、知らないうちに渦に巻き込まれていた…
ということだけはないよう、
常日頃からニュースなどはチェックし、
早めに相場から降りたり、
ストップロスをしっかり設定するなど、
万が一に備える意識を持っていれば

逆にハイリスクの一部をいただける可能性すら出てきます。

 
もちろん、スイスショックのように
どうしようもない場合も極まれにありますが、
あのケースに関しては、普通の投資家なら、
あの場面でスイスを売り持つことはあり得ないはずですから、

介入という何かに頼ってそこそこ儲けた後には、
その調整で引かれる可能性も高いことを
学んでいただければと思います。

つい最近のトルコリラの件もそうですが、
損失を出してしまった投資家はやはり、
金利という何かに頼ったことが原因の一つだったと思います。

 
まずは流動性が高い通貨であれば、
あのような動きにならずに済んだ可能性がありますが、

それ以上に傷口を広げたのは、そのパニックに乗じて
火事場泥棒的な行為に至った可能性が高い事業者の罪は
非常に重いと考えます。

これも金融取引と言われればそれまでですが、

「止まったら死ぬサメですら、命の危険からは逃げる」

命の次に大切ともいわれる金銭も、命同様大切に!
と自分にも言い聞かせています。

 
 
浅野敏郎

<<<編集部のおすすめ>>>

移動平均線は究めた
ボリンジャーバンドもマスターした

RSIとは何なのか
MACDの売買シグナルも読めている

 
なのにどうして収益が思うように上がらないのか?

それは、こうしたテクニカル分析のほとんどが
値動きの結果から導かれるので、

結局は、値動きの後を追っていることと同じ
になってしまうからです。

 
ではどうすればよいのか??

現在進行形で相場を見るには、
値動きそのものしかないのです。

 
一通りのテクニカルをマスターした経験者にこそ、
是非触れていただきたい相場の見方が
ここにまだ残されています。

それは、

相場参加者として背負った宿命こそが
相場変動を作っているという、
当然であるにも関わらず、これまで発想もしなかった
相場理論であり、

実は一般投資家が一番有利な立場にあることを
教えてくれています。

 
詳細の一部をチェックされるには、
こちらをご覧ください。

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3 thoughts on “止まれば死ぬと言われるサメですら…

  1. 八鍬俊幸

    昨晩のユーロドルの下げを一部始終みておりました。初めてこのような、ものすごい下げと戻しの繰りしを目のあたりにしました。 私も、小ロットで売りを入れましたが、約定がなかなかできず、少しの利益が出た後、戻しがあり、右往左往しています。 あらためて、相場には、今回のような大きな変動の可能性があることと、それに伴うリスク、リスクへの対応の重要性を考えさせてくれる良い経験となりました。

    返信
    1. 浅野敏郎浅野敏郎 投稿作成者

      八鍬俊幸 様、

      コメントありがとうございます。
      昨晩はユーロ相場をご覧になっていたのですね。

      確かに今から見れば大きな値動きでしたが、
      下落スピードそのものは比較的落ち着いていたようにも感じています。

      アメリカの雇用統計発表でサプライズあった場合は、
      体感だけですがあの2倍程度の速さで乱高下する感覚がありますね。
      「失敗した!」と思った時にしっかりドテンができれば、
      まだこしたリスキーな相場も充分チャンスになり得るのですが、

      八鍬様もご体験だったように、
      とにかく約定しませんからね。これだと、やはりやらない方が…
      ということになっても仕方がありませんね。

      何事も経験ですが、
      大けがをせずに経験できたことは、非常に意義があることだと思います。

      昨夜の下落に関して、
      比較的落ち着いていたことが、逆に腰が入った売りが出ている印象を受けました。
      大幅に動いても乱高下するような場合は、結局行って来いである場合が少なくなく、
      少ない参加者が大玉を振り回しているだけというイメージですが、
      着々と戻りが売られるようなケースの方が、大幅な返しもなく
      結果的に大きく下がるような気がしています。

      またのコメントをお待ちしています。

      返信
  2. 乾坤一擲

    ( ˘ω˘ )サメ…いいですねぇ。
    泳ぎ続けて寝ないために右脳と左脳を交互に睡眠させているようです。
    こればかりはまねできない技ですねw

    昨夜、、、そのようなことが起こっていたのですか!!
    乾坤一擲とは名ばかりで、だらだらとバーチャルトレードを繰り返していたのですが、
    EURはやりにくく感じていたのでUSDで練習しておりました。(野生の勘)
    (だいたい、うちの”ライオン”が指数を連発しすぎて指数慣れしてしまったためどれが重要かワカラナイ)
    (。-`ω-)ふむ振り返ってみると5分足で、ああなるほど落ちて行っている(納得)

    「外部からの注文が殆ど届かないといった、
    まるで注文のバリアを張られたような状況が想定できます。」
    思った所で約定しないところにイワシの群れのようにイルカに追われて海鳥に喰われる…
    ああ、リアル(>_<)
    イワシの群れにならないように情報にも敏感にならねば。。。

    返信

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