選挙後にがらりと変わった相場状況
From:戸松 信博
自宅のデスクより、、、
おはようございます。
戸松信博です。
今月5日(日)から今日までの3日間
米国のトランプ大統領が初来日していますが、
今回はこれまでの米国大統領の来日としては
過去最大規模となる2万1000人もの警察官が
動員されたそうです。
それだけ厳戒態勢が取られた今回の来日に関しては、
きっと皆さんもとても注目されていたことでしょう。
そして、株式市場の様子はというと、
先週の日本株市場も大きく上昇しました。
世界的な株高となっていますが、
世界に比べて日本株市場の上昇率は小さかったのですが、
ここにきて少し変化が出てきました。
そこで今週のブログでは、
「地域別株価指数年初来騰落率」という指標を使って
日本株市場の動きを見ていきたいと思います。
日本株が大きく上昇!その要因は…?
先週も主な株式市場で最も大きく上昇したのは日本株となりました。
TOPIXは週間+2.3%高、東証マザーズ指数は同+2.8%高で、
これは世界の主な市場を上回ります。
そして上図が、地域別株価指数年初来騰落率を表していますが、
これを見てみると、TOPIX(東証株価指数)の
現在の年初来騰落率は18.1%であることが読み取れます。
ちなみに、9月初め頃の年初来騰落率は
5%高程度であり、世界的な株高に大きく出遅れている格好でした。
現在の18.1%という数字は、
ドイツ、フランスやS&P500指数を抜き去りました。
ただそれでも、
香港やナスダックの30%近い上昇率から見れば、
まだ伸びしろは十分残っていると思います。
東証の売買動向を見ると、
10月以降より外国人投資家による
大幅買い越しが続いています。
これほど外国人投資家が日本株に資金を
移してくるのは数年ぶりの事であり、
特に衆院選以降より鮮明となっています。
世界的に企業の好業績が株高の原動力となっており、
米国では先々週のアマゾン、アルファベットに続き、
先週もアップル、フェイスブックという主要企業が
揃って予想を超える好決算を発表しました。
日本も好業績では引けを取っていないはずで、
過去最高の企業収益は今期、来期と
さらに伸びあがりそうです。
確実にROEも上昇しており、
ROEと相関性の高いPBRにおいて、
バリュエーションの低かった日本株に
見直し買いが入って当然のところと思います。
外国人投資家とは、
ほぼ100%機関投資家ですので、
そういった考え方になるでしょう。
米国は好業績も、
バリュエーションはすでに高くなっていますので、
自民圧勝で業績改善の波が途絶えることなく続くと見た日本買いに、
資金を移しているものと思います。
すでに日経平均は16連騰を含む8週続伸で大幅上昇ですが、
外国人投資家、つまり海外ファンドが日本株を
本腰を入れて買い始めて来たというところがポイントです。
株式市場の動きというのは、
一般投資家以外の機関投資家、
海外ファンドなどの思惑によって
大きく動くことがありますので、
そのこともしっかりと頭の中に入れて
相場をチェックすると見え方も変わってくると思います。
目の前で相場が動いたとき、
なぜ、動いたのか?その要因を知ることまで
突き詰めて考えることができると、
投資家としてさらに一歩
レベルアップできると思いますので、
ぜひ意識してみてください。
―戸松 信博
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