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ビットコインのスプレッド、幾らかご存知?

「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の寝室より

 
 
配信が遅くなりましたことをお詫びします。

 
さて、
特にFXではスプレッドという言葉をよく聞きます。
私のブログでも、かなりの頻度で取り上げていますが、

要するに、日々刻々と変動している相場で、
私達一般投資家が今、
売りたいときに売れるレートと
買いたいときに買えるレートがあった場合、
その差額のことをスプレッドと言います。

FXの場合、取引通貨ペアの種類によって
平均的なスプレッドは色々ありますが、
一般的に、流動性が高いペアは狭く、
流動性が低いペアは拡いとされています。

 
このところ色々と騒がしい
仮想通貨という名の投機商品ですが、
最も流動性があると言われているビットコインですら、
100万円という単位の波動で乱高下を繰り返しており、

そのスプレッドは、某大手取引所で何と
5万円でした。

 
 
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

昨夜から東京界隈でも、再び雪が降り始めました。
前回と違って、半ばみぞれのような雪ではあるものの、
一番冷え込む深夜を通して降り続くらしく、
今朝の様子が心配されています。

このまま出社しようかどうか、悩むところです。

 
 
相場には様々な対象商品がありますが、
通常は1単位あたりの売買取引レートで表示される、
というのが一般的で、

通貨なら1通貨
金なら1トロイオンス
原油なら1バレル
などのような1単位が存在します。

しかし、当然ながら1単位の価値はそれぞれ異なるので、
どれが高いのか安いのか、
そして、
そのスプレッドも単純に比較することはできません。

 

そもそもスプレッドはどのように決まるか?

原則としては、売り手や買い手の豊富さ(流動性)、
つまり、少しでも高く売りたい注文や、
少しでも安く買いたい注文が、
市場にたくさんあるかどうかと一致します。

 
通常のスプレッドが、拡くても0.5銭程度のドル円でも、
例えば、アメリカの雇用統計が発表される前後では
一時的に20銭程度に拡がることもあります。

なぜなら、雇用統計の結果次第で、
相場がどのような動きをするのか分からないため
売買が控えられる(一概にそうとは言い切れませんが…)
というのが理由と言われています。

 

原資価値とスプレッドの歪んだ比率

言い換えれば、スプレッドは、
流動性が高いと狭く、流動性が低いと拡いと言えます。

ただし、そもそもの1単位の額が違っていては比較できないため、
ちょうど1ビットコインが100万円である今、
ドルと南ア・ランド100万円分の投資におけるスプレッドが
幾らになるか比較しました。

 
ビットコイン100万円分
ビッド950,000円‐アスク1,000,000円 スプレッド50,000円

ドル円100万円分
ビッド999,950円‐アスク1,000,000円 スプレッド50円

南ア・ランド円100万円分
ビッド995,000円‐アスク1,000,000円 スプレッド5000円

 
つまり、相場が一方向に傾き、
もしもスプレッド分ずつ相場が変動した場合、
10回動いただけで・・・、

ドル円は100万円が999,500円
ランド・円は100万円が950,000円
ビットコインは100万円が50万円

になってしまう計算です。

南アフリカランドの流通量は、
ドルやユーロ、円の流通量に比べると、
数字にならないほど少ないはずですから、

単純にスプレッドだけでも、その10倍あるビットコインは、
その流通量たるや国内で言えば、
○○商店街の商品券程度かもしれず、

これだけでも、如何に乱暴な取引がなされているかが
お分かりいただけるかと思います。

 
もちろん、
通常の取引では、スプレッドがそのまま、
次の売買レートに差し引きされるとは思いませんが、

100万円という資金で取引する場合、
買った直後には少なくとも
スプレッド分の損失から始まる事だけは事実であり、
それに加えて手数料が発生するとなれば、

 
信用云々という前に、
割に合う取引だとは決して言えないと思います。

 
 
浅野敏郎

 
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株式市場と為替市場

相場の売買で収益を目指す
日本の一般トレーダーに人気がある市場ですが、

金や原油などの商品市場も、
これらに次いで、トレード人口が多い市場でしょう。

 
各市場には、それぞれの特徴がありますが、
実は各市場は密接に関係しあいながら、

債券市場を交えると
いわゆる一大金融市場を構成しています。

 
 
各市場の特徴に即した見方、というのが存在しますが、

逆に、実はどの市場に対しても、
共に通用する考え方というのがあるのも事実です。

 
というのも、もし同じ金融市場という括りの中で、
場合によったり市場によって、
アウトがセーフになるようでは、
金融市場そのものが成り立たなくなるからです。

では、
何をどう見たら共通の見方になるのか???

その極意がここにあります。

つまり、この極意は投資全般における必要不可欠な
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  • コメント ( 2 )

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  1. 乾坤一擲

    毎日耳にしない日のない仮想通貨(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
    「 やめときなさい」という意見しか聞こえてこないので手を出したことないのですが、
    世の中の人は危険なものに惹かれるのでしょうかね。
    私も少しワイルドを目指そうか。。。

  2. 浅野敏郎

    乾坤一擲さま、
    コメント有難うございます。

    そして、お返しが遅くなりましたことをお詫びいたします。

    「私も少しワイルドを目指そうか。。。」
    ウイット利きまくりで爆笑(心の中で)してしまいました!

    投資には多少、必要かも知れませんね、ワイルド性。
    ただ、仮想通貨は取引自体が非常に不利な仕組みですから。

    ワイルドと無謀、
    いつかも書きましたが、そこを区別しないと、
    サメやライオンは既に、絶滅しているはずです。

    無謀でなければ、少し目指されても良いかも知れません。

    いつも楽しいコメント、有難うございます。

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