浅野敏郎のブログ

3月11日を週末に控えて思い出す日銀介入

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「投資の学校」浅野敏郎
From自宅の寝室より…

 
 
配信が遅くなりましたことをまず、
お詫び申し上げます。

 
さて、2011年3月11日に、
あの忌まわしい東北大震災が発生しました。
あれから7年が経過し、
当時小学生だった私の子供たちも今年で成人です。

 
そう考えると、
長い年月が過ぎたものだと実感はしますが、
その間、世の中で目を見張る変化があったのは、
日本政府の借金が天文学的に増えたことくらいでしょうか。

皆さんは何か、心当たりはありますか??

 
 
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

皆さんは7年前のあの日、
どんな状況にありましたか?

私はオフィスにいて、PCのモニターが落下しないよう、
揺れながらも必死で抑えていたことを思い出します…。

少し早いタイミングではありますが、
お亡くなりになった方々に対しまして、
改めてご冥福をお祈りいたします。

 

相場操縦について当時を振り返ると…

2011年から2012年にかけてのドル円相場は、
一言で言うと、80円を中心とした揉み合いでしたが、
ここまで進んだ円高は一体どこまで行くのか、
当時の国内には相当な閉塞感がありました。

この円高基調に対して財務省は、
なりふり構わないドル買い円売り介入を繰り返し、
どうにかして円高を食い止めようと必死でした。

しかしいくら介入をしてもしても、
一向に円安にならなかったことから、
当時はかなり批判的な話も多く聞かれましたが、

今となっては概ね底値でドルを拾ったことになり、
我々も介入に乗っていれば、相当な財を成していましたね。

 
当時は1日で10兆円規模の介入を
何日も断続的に行っていましたが、
それでも一段の円高進行をどうにか食い止めた程度で、
直ぐに相場を反転させるだけの効果はありませんでした。

つまり為替市場は、
それほど恣意的には動かせないことを証明したわけですが、
最近の為替相場は、
やけに恣意的な値動きを見せる局面が多く感じられます。

しかし、介入のことを考えれば、
相当な規模の資金をつぎ込まない限り、
こうした恣意的な値動きは作れないとすれば、
一体、だれがこのような市場操縦をしているのでしょうか。

 

為替市場が相対市場である理由

為替市場はこの現代においても
取引所取引ではなく、相対市場の形をとっている理由として、
よく言われるのはその市場規模が大き過ぎる点です。

確かにそれも事実なのでしょうが、
為替市場は古くから
マーケットメイクで取引価格が成り立っている側面があり、
これこそが相対市場の特徴になっていると思います。

 
マーケットメイクとは極端に言えば、
限られた少数の参加者が売値と買値を同時に提示し続けることで、
その相場の取引価格が成り立っている状況を指します。

つまり常に売買価格を提示するリスクよりも、
そうすることで市場の動向を把握しながら、
取引価格を自由に操作するメリットの方が大きい
というのが理由でもあります。

正に為替を取引したいときは、
窓口(マーケットメーカー)に行って
提示されたレートを売買するところから
相対取引のことを
オーバー・ザ・カウンターと呼ばれているわけですが、

介入でも動かせなった市場を操作するなど、
そもそも可能なのでしょうか。

 

ITとAIの台頭

マーケットメイクは、買値と売値を両方提示する
いわゆるツーウエイ方式なので、
売り手と買い手の微妙な意識の違いを
感知することはできるはずですから、

取引価格をその方向へとずらしていくことは、
充分可能だと思います。

しかし、そのうちにこうした恣意的なギャップは投資家に感知され、
大きな操作はできなかった、
というのがこれまでの本音でしょう。

 
しかしITの発達によって、
大手銀行や大手ファンドのような世界的な組織であれば、
世界中の取引価格を自分一人で提示することも可能で、

それがAIによって、最小限のリスクで
最大の効果が得られるようになっているとすれば、
相当な範囲での価格操作も、
充分可能になっているのではないか?

と思う今日この頃です。

 
もちろん、イベントなどによって
相場が一方的な動きをする場合は難しいとは思いますが、

小幅なトレンドはもう既に彼らによって作られている…

という可能性は否定できません。

 
取引所取引の代表格である株式市場ですが、
既にこの市場にもAIが介在していることは明白であり、
板情報などのように明確な材料も揃っているとすれば…

株式相場が相対市場化する日もそう遠くはないかも知れません。

 
 
浅野敏郎

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コメント

  1. 乾坤一擲 より:

    私は、、、3.11の日は東灘区のビルの5階におりました。
    ビル全体が船みたいに軋りながらゆっくり揺れていたのですが、
    場所が神戸だったので「地震?まさかね~」と揺れている事実を認めたくない我々がおりました((+_+))
    その後ニュースで無事だった女川原発が微量の放射能を感知したとのニュースが流れたのが
    あの件の前触れでした。。。

    地震があるまでは、景気も良くなって来ている感があたのですが、
    日本の多くの財が失われてしまったように思います。
    若者の将来の雇用の不安定化も加速されたターニングポイントだったと記憶します。

    1. 浅野敏郎 より:

      乾坤一擲さま、

      コメント有難うございます。

      あの日は皆様それぞれが、様々なかたちで震災を経験されたことを、
      改めて実感したコメントでした。

      「無事だった女川原発が微量の放射能を感知したとのニュースが流れた・・・」
      ということがあったのですね。
      私の見過ごしだったのかも知れませんが、
      関東ではこうしたニュースは一切なかったと記憶しています。
      私が間違っていなければ、
      メルトダウンしたという言葉すら、
      落ち着いたずっと後に、しらっと、特集番組などで知り、
      「やっぱりそうだったんじゃん!」
      と思った記憶があります。

      当時は余計なパニックを回避する目的があったのかも知れませんが、
      私の認識違いでなければ、
      やはり非常事態時には真実が語られない可能性が高いことを実感しました。

      経済へのインパクトも、ご指摘どおりですね。

      若干、下衆な話を致しますと、

      直前は相当、経済も上向いていましたから、
      もし原発事故だけでも免れていたら、
      あと5年は早く、経済回復が望めていたはずで、

      さらに言えば、もし津波も免れていたとしたら、
      あのまま景気回復が進んでいたはずだと思うと、

      トリプル災害の規模はやはり、
      尋常ではなかったことを証明していると思います。

      ここまでの不謹慎な発言を、お許しいただきたく存じます。

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