GWはご用心!…4月のドル円相場アノマリー
「投資の学校」浅野 敏郎
From 自宅のトレードデスクより
2018年は年初からドル安圧力が強まり、
113円前後から3月終盤までには104.60円前後へと
ドル円相場が下落しました。
ドルが利上げ基調へと本格的に舵を切ったにも関わらず、
金利差などどこへやら、9円近い下落となり、
皆が首をかしげる期間がおよそ四半期続きました。
アノマリーとは、
直接には政治的経済的要因がなくても、
統計的に上がりやすい、下がりやすい傾向が
時期的に存在する現象を指すもので、
アメリカ経済がまだ、世界を強力にけん引していた昔、
有名な「セル イン メイ(Sell in May)」
という格言ともいうべき一種のアノマリーが存在していました。
4月のアノマリーは、私の記憶が正しければ、
「円安相場」だったと記憶しています。
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
そして本日のブログが私の4月最後の記事となり、
その後はいよいよGW突入です。
1日2日とお休みを取れば9連休が可能ということもあり、
皆様の中にも9連休を海外で満喫される予定…
という羨ましい方もきっとおいでなのでしょう。
さて、今年の4月反発に関しては、
「3月までの下落が不自然だっただけで、
いまの反発はその動きを正すものだ…」
という声も聞こえてきそうですが、
ここまでくるとそろそろ、
コメンテイターたちによる様々な理由探しが
活発になってくるでしょう。
①北朝鮮問題の軟化
②IMMのドルロング手仕舞いが終わり、売り手が消えた
③米ドルのインフレ懸念が良い解釈に変わった
④財政年度末の資金還流が終わり新規投資が始まった
などなど、
きっとどれも間違いではないと思います。
本当の理由などあってないのかも知れませんが、
一説によれば今年に限っては「北」の仕掛け
という声もありますね。
態度を硬直させる前に、円買いを仕掛け、
軟化させる前に円を売り戻せば、
これだけ世界の目が「北」に集まっているわけですから、
市場も反応せざるを得ません。
確かに、一番簡単なインサイダーだったかもしれませんね。
ただ、2008年以降10年間の4月終盤相場を実際に調べてみると、
うち5回は確かに、
5月上旬にかけて一時的にしろ円安に動いていました。
とすると、
①②③は理由として消え、
④番辺りが本当の理由である可能性が見えてきました。
加えてこの時期、
毎年共通して言える事実としては、まさに日本のGWがあり、
企業のドル手当ての前倒しや、邦人の海外旅行による外貨買い
などが重なって4月末は円売り需要が高まる…
と昔は言われていました。
またこれまで暫くの間、日米共に低金利時代が続き
ドルと円との金利差という話題は忘れ去られていましたが、
ここへきてドル金利が急激に上げていることから、
そろそろスワップを目的としたドル買いも視野に入ります。
特にGWをまたぐ場合、
GW初日の2日前までにドルを買っておけば、
スワップだけでも数日分が入ってくることになり、
取引額によってはそれなりの収益になります。
本来であれば、GWをキャリーしなければ、
その金利差はもらえませんが、
リスクを取りたくなければ、こうしたドル買いを先に見込んで買い、
金曜日のうちに手仕舞って価格差だけを狙うことも
充分に可能です。
個人的に今年の今週の急騰は特に、
実はスワップ狙い、もしくはその動きを見込んだ仕掛けによるもの
である可能性が非常に高いと思っています。
だとすると、
今日はその金曜日なりますから、
本日または1日のNY市場後半あたりで、
強めに反落する展開にはどうかご注意を!
では、素晴らしいGWをお過ごしください!
浅野敏郎
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( ;∀;)あっという間にGWに突入し、
都市部の駅ではスーツケースゴロゴロ俗に席捲されています。
あ~歩きにくい。
私的には30日が祝日だとは、すっかり見落としてました((+_+))
(すると、奴らは学びや勤労の場に行かず家にいるのか(ノД`)・゜・。)
取り敢えず、今日に追い付いていない状況なので、
もっと将来の目を俯瞰する余裕をもたなければ、と自戒しております