もうチャートパターンにダマされてはダメですぞ!
「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスの編集室より
ダブルボトム
トリプルボトム
トライアングル
ヘッド&ショルダーズ・・・(今は覚える必要はありません)
カタカナが並ぶチャートパターンの名称ですが、
形と名称と活用方法を結び付けて
セットごとに暗記して覚えようとすると・・・
例えば、
山が2つあるパターンをダブルトップといって
間の谷を割り込むと下落が決定的になり易いため、
このタイミングで売ると良い・・・
など、
この1セットをパターンの数だけ覚えることになり、
初心者やご年配者にとってはそれだけでも、
なかなか大変な作業かもしれません。
しかし、根本の意味だけでも、
シッカリとご自身の腑に落としてしまえば、
名称なんかはあとから付いてくるものです。
実はパターン分析の殆どが、
サポートとレジスタンスの組み合わせで表現できる・・・
ということは要するに、
揉み合い相場の概念さえ覚えれば、
殆どが対応できるのです。
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
毎日のように酷暑が続いています。
水害に見舞われた方々に於かれては、
お掛けする言葉も見つからないほどの、
次々に押し寄せる苦難となっていることでしょう。
せめてこの暑さがもう少し和らぐことを祈るばかりです。
揉み合いの定義を復習
ここ数回のブログの中でも、幾度か揉み合いについて
述べさせていただきましたが、
皆さんはもうご理解されておりますでしょうか?
確か、レンジ相場と揉み合い相場は違う!的な内容と、
トレンド相場なら何でも取り組んで良いのか?的な内容
だったと思いますが、
要するに、
ある一つの波動(上げでも下げでも)の、
高値と安値の間で推移する相場を広く「揉み合い」とし、
その高値と安値を幾度も往復するような値動きを特に
「レンジ」とする・・・といったような定義でした。
略図で示せば、下の①~③は全て揉み合い相場であり、
②だけを特にレンジ相場という場合があるという格好でしょうか。
① ② ③
ある1波動の高値と安値から水平に破線を引いてありますが、
要するにこれらは全てその間で推移していることが良くわかります。
トレンドラインの弊害
こうした揉み合いにサポートラインとレジスタンスラインが、
引けてしまうとその形から
トライアングル
ペナント
フラッグ
ウエッジ
などと呼ばれてしまうわけですが、
先に述べた揉み合い相場の概念だけを消化するだけで、
とても単純に理解することが出来ます。
パターン分析の弊害として注意いただきたいのは、
上下に2本のトレンドラインが引けてしまった時点で、
その範囲だけで揉み合いパターンを把握しようとしがちになり、
結局、サポート割れで売り、レジスタンス越えで買い、
というタイミングの取り方が ”一般的” になってしまいます。
しかし、この記事を通じて、
本当の方向性は、
元になっている高値と安値を越えるまでは信頼できないはず、
ということを、
既に皆様には理解いただいたはずですから、
よく言われるような「ダマシ」ですら、
今や「当然の話」として捉えられると思います。
言い換えれば、本当の方向性が出るまでは、
その間でどのように動くかは判らないわけですから、
それを理解したうえで、”一般的”なエントリータイミングを試す
のであれば、恐怖のトラウマに陥ることもないでしょう。
先端波動のパターンには要注意
上昇波動や下落波動の先端で、
高値安値を共に切り上げたり、切り下げたりしながら
トレンドを継続してはいるものの、明らかに勢いを失いつつ
ウエッジやチャンネルを作り始めた相場は要注意です。
ウエッジとは一般的に、
頂点が高値(安値)より上(下)にあるもの、
チャンネルとはサポートとレジスタンスが概ね並行して
上昇や下落を継続している形を指します。
これらは、ここまでの揉み合いの一種と捉えるのは危険で、
大きく転換する可能性を秘めています。
これらを見分けるのは本当に難しいのですが、
確認する足の期間を変えてみるなど、
きっかけを巡回して見つけるしかないのですが、
先端波動として有名な
WトップやWボトム、(逆)ヘッド&ショルダーズへと
発展する場合もありますから、安易な売買サインで
新規に取り組むのは極力控え、
もしポジションを抱えている場合は、
思考を決済または一部を決済する方向へ切り替えたほうが良い
でしょう。
さすがにド高値で決済することは元々無理な話ですから、
こうした視点の切り替えだけで、
早めに気付いて対応しやすくなり、
それなりに納得できる水準での手仕舞いも、充分可能だと思います。
先端波動のお話は過去に、
左右対称は美しい的なタイトルで公開した記憶がありますので、
浅野ブログのアーカイブで是非、お探しになってください。
浅野敏郎
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もみあい相場に苦労します。トレンドと思って入ったらヨコ相場で、時間が過ぎ損失がかさむ。そんなトレードの繰り返しです。その意味でもみあい相場に焦点を当てた浅野先生のブログは大助かりです。小次郎先生(こじカブ2)と矢口先生(5-13プロジェクト)の講義を受け、それはとっても重要なことですが、実践では、浅野先生ともってい先生の先達的ブログに思わず拍手したくなります。これからもご指導ください。できたら、まとめ本が出たら嬉しいのですが・・・。(re凡)
田中 忠夫様、
コメント有難うございました。
揉み合いは確かに厄介なのですが、
相場は揉み合いに始まり、揉み合いで終わります。
つまり、
トレンドが発生する起点は概ね、揉み合いが終わった瞬間であり、
トレンドの終了は概ね、揉み合いの始まり、
と言うのが、基本形だと思って大丈夫だと思います。
私が投資の学校の各先生方を尊敬するのは、
ご自身のルールが体系つけられていることです。
私の場合、もしかすると 引き出しの数で言えば
そこそこの自信はあるのですが、
それら引き出しの並びや内側が整理できておらず、
正に自分のデスクの引き出しの乱雑さを見ると・・・
その通りなのです。
要するに相場は対処であると思い過ぎる傾向が自分にはある
ことを認識しておりまして、
何を軸にしたら自分は納得するのか探しているうちに、
早や数十年が経ってしまった次第です。
ここ数年やっと、自分の軸は何なのか、
何を基準に置けば、乱雑な引き出しが整理されるのか、、、
ぼんやりとですが、見えてきた自分がいます。
ただ、なかなか時間も取れず、
自由な資金も限られるなど、
上手くまとめられずにいます。
恐らく、愚息たちが大学を卒業するまでは、
検証費用など勿体無く思ってしまいますから、
当面は何も出来ずにモヤモヤしているのでしょうか(笑)
もう暫くは、一つ一つバラバラのテーマで
アイデアを提供してゆく形になると思いますが、
お付き合いいただけると嬉しく思います。
またのコメントをお待ちしております。
浅野敏郎
_φ(・_・ウエッジとチャンネル…また新しいお言葉が。
先日戸松先生の「戸松信博のオートチャーティスト徹底攻略プログラム」
ライブで視聴しておりましたが、会場に行かないまでも
「同時進行中」は背筋の伸びる思いがありました。
サクソさんのツールも魅力的でしたが、使いこなせる側にならねばと心を新たにいたしましたᕦ(ò_óˇ)ᕤ