続・日中貿易戦争
From 小次郎講師
自宅の書斎より……
いかがお過ごしでしょうか。
小次郎講師です。
今は「お盆」なので、
お休みを満喫されていらっしゃる方も多いでしょう。
私は仕事が目白押しですが、
体調管理に気を付けながら、
頑張っていきます!
相場は相変わらず目が離せない状況が続いているようです。
以前、米中貿易戦争のお話をしましたが、
その続きを今日は解説いたします。
米中貿易戦争には続きがあった
8月に入って、
アメリカと中国の間に何があったのか、
時系列で整理しておきましょう。
- 8月7日
- 米国は8月23日に追加関税第2弾発動決定
- 年間輸入額160億ドル(約1.8兆円)規模の中国製品に 追加関税を発動
- 半導体、鉄道車両、化学製品等(中国のハイテク製品 狙い撃ち)
- 8月8日
- 中国は8月23日に報復関税第2弾を発動決定
- 年間輸入額160億ドル規模のアメリカ製品に追加関税
アメリカが動けば、
中国も負けじと動く、という状況は、
今回も変わっていないようです。
チャートを見ても、
- 中国の全体的な株安
- 人民元安
が続いているのがくっきり出ています。
この貿易戦争がいつまで続き、
どれだけの影響を相場に及ぼすのかはわかりませんが、
これからの動向を注意深く見守っていきたいところです。
ロシアとも……
アメリカは、中国との貿易戦争をしている間に、ロシアともやりあっていました。
8月8日にロシアに対する経済制裁を決定し、今月22日から発動します。
今年3月に起こったこんな事件が起こったのを覚えていませんか?
ロシア人元二重スパイのセルゲイ・スクリパリ(Sergei Skripal)氏と
その娘のユリア・スクリパリ(Yulia Skripal)さんが、
英イングランドのソールズベリー(Salisbury)で、
軍用級神経剤「ノビチョク(Novichok)」、が原因で意識不明になった事件です。
アメリカはこの事件を
「国際法に反し、化学あるいは生物兵器を使用した」
暗殺未遂事件と認定し、経済制裁に踏み切りました。
色々なチャートをご覧になっている方なら、
うすうす感づいているかもしれませんが、
ロシアルーブル/米ドルのチャートを見てみると、やはり急落しています。
何で相場が動くのか、予想はつかないから……
8月の1週間の間だけでも、
これだけ目まぐるしく世界は動いています。
この先、何が起こるのかは誰にもわからないし、
それが相場にどう影響を及ぼすのか、
正確なところはわからないのです。
どれだけ予想をしたところで、
それがあっさり覆ってしまうこともあるでしょう。
そうだとしたら、
予想をするよりも、「状況の変化に対応できる力」を
磨く方が効果的なはずです。
色々なチャートを見比べるなど、
視野を広く持つことも、そのためには非常に役立ちます。
普段から、心掛けてみてくださいね。
<編集部のおすすめ>
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- チャート
……いろいろな情報を見比べるのはいいのですが、
忙しいと全部見るのも一苦労です。
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