10分でわかる仮想通貨の話
From 小次郎講師
自宅の書斎より……
こんにちは。
小次郎講師です。
一時期の異常なまでの暑さも
少しずつ和らいできました。
ありがたいことに、
健康には自信があるのですが、
その私ですら体調を崩すほど、
今年の夏は厳しかったので、
落ち着いてくれればいいと思っています。
さて、
秋を迎えると、今年も残り少なくなりますが、
ここで、今年起こったことを振り返ってみましょう。
注目してほしいのが、仮想通貨を巡るニュースです。
● コインチェック社の仮想通貨「NEM」流出事件
● 野田聖子総務相と仮想通貨を巡る一連の報道
など、センセーショナルな報道が相次ぎました。
そこで、改めて仮想通貨について、
皆さんに押さえていただきたいことをおさらいしましょう。
仮想通貨ってそもそも何?
実は、仮想通貨は正式な名前ではありません。
正式には、暗号資産(クリプトアセット)といいます。
略して「クリプト」と言われることもあるので、覚えておきましょう。
イメージとしては、
「誰でも使え、誰にでも渡せるインターネット上の通貨」とお考えください。
日本円・米ドル・人民元などの法定通貨と比べると、何が違いかわかると思います。
- 法定通貨
- 単位は「ドル」「円」「元」など、その国ごとに決まっている
- 紙幣や硬貨が発行されるため、実態がある
- 国家が発行する
- 発行量は国が政策によりコントロールしている
- 通貨の信用は、国が担保している
- 仮想通貨
- 単位は「BTC」などアルファベット3文字の略号を使う
- デジタルデータの集合であるため、実態はない
- 発行量はそれぞれの仮想通貨により上限がある
- 通貨の信用は、ブロックチェーンが担保している
知っておきたいビットコインの話
代表的な仮想通貨の一つに、ビットコインがあります。
これは、2009年から運用が開始され、2010年に最初の取引が成立した仮想通貨です。
なんでも、2010年の5月22日に、
ピザ2枚(日本円で約2,000円)を10万ビットコインで買ったとのことでした。
今は10万ビットコイン=700億円なので、ピザ1枚を350億円で事になるのです。
それだけ価値が上がっている、という点でも注目すべきでしょう。
仮想通貨のメリット・デメリット
ここで、仮想通貨のメリット・デメリットについて、整理しておきます。
- メリット
- 24時間365日送金ができる
- 銀行口座がいらない
- インフレや金融機関のデフォルトの影響を受けにくい
- メリット
- 詐欺まがいの業者もいる
- 国・金融機関による保証はない
- 法制度、税制が不十分
上手に使えば確かに役に立ちそうですが、注意も必要なのでしょう。
仮想通貨投資をやるなら?
ここまで読んでいただき、「仮想通貨投資、やってみようかな……」と思ったあなたに、
私からアドバイスをさせていただきます。
注意してほしいのは、次の3つです。
- レバレッジ取引
- FXをやっている方ならわかるはずですが、仮想通貨もレバレッジを用いて、入金額よりも大きな額の取引ができます。
取引所によって倍率は異なりますが、一つ注意してほしいことに触れておきましょう。
仮想通貨のボラティリティ(価格変動率)が大きい場合にレバレッジを使わないようにしてください。
確かに、大きな利益を出せる場合もありますが、損失も大きくなる場合もあるのです。 - 勧誘
-
「新しい仮想通貨に出資しませんか?」というように、仮想通貨取引の勧誘が来ることもあります。
しかし、国や金融機関が信用を担保していない以上、詐欺まがいの業者が混じるリスクも高いです。 - 海外企業との取引
-
FXと同じように、日本にいても海外の仮想通貨業者との取引はできます。
しかし、トラブルに巻き込まれた場合、自力で対応するのはかなり難しくなるため、使わない方が無難です。
日本の業者で、金融庁から「仮想通貨交換業者」として認可を受けている会社を使いましょう。 - 本
- 雑誌
- 新聞
- インターネット
- チャート
この3点に注意して、「投資の勉強」の一環として取り組んでみてはいかがでしょうか。
<編集部のおすすめ>
……いろいろな情報を見比べるのはいいのですが、
忙しいと全部見るのも一苦労です。
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