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医大の「不正」入試問題

From 矢口新

自宅のトレーディングルームより……

おはようございます。
矢口新です。

いよいよ本格的に寒くなってきました。
空気も感想してくるので、
水分補給を欠かさないようにしてくださいね。

私も年末に向けて、
仕事が忙しくなるので、
体調管理には気を付けます。

大学受験を控えているご家族をお持ちの皆様、
ならびに(少ないかもしれませんが)受験生本人の皆様は、
これからが正念場かもしれません。

後悔のないように、
健闘していただきたいものですね。

しかし、世の中には、
「こんな大学受験だったら、後悔するだろうな……」
と思わされる話がありました。

いわゆる「医大の不正入試問題」です。

今回はその話について、
私なりに思うところをお話させてください。

事件の概要

皆様ご存知の通り、
東京都新宿区(投資の学校さんのオフィスの近くでもあります)にある、
東京医科大学が、女性受験生や浪人生を対象に、
不利になる得点調整を行っていたという報道がなされました。

この報道を受け、
2006年から2018年の入試で不合格となった、
18歳から30歳代までの女性の元受験生24人が、
10月29日に、支払った受験料と慰謝料の支払いを求めました。

同時に、入試結果を2週間以内に開示することも求めました。

ちなみに、慰謝料は、受験1回あたり10万円として算出したそうです。
これ以外にも、受験にかかった交通費や宿泊費などは、
改めて請求するとのことでした。

さらに、入試結果については、
得点調整がなかったら合格していたのかどうかにまで
踏み込んで開示を求めているそうです。

実際、他の大学はどうだったのか

東京医大の件が取りざたされてからというものの、
他の医科大学(医学部)の入試選抜の方法も、
取りざたされるようになりました。

一例を挙げると、
・ 女性、浪人、出身校で差をつける
・ 縁故入学
などです。

なぜ、こんなことをしていたのかー
学校側によれば「普通高校の現役男子卒業生が、最も後々の戦力となるから、優先入学させていた」とのことでした。

ある意味、労働力としての使い勝手が最優先の考え方で、選抜基準としてはあまりにお粗末です。

しかし、本当の問題は、そこではありません。

人を欺いていることにならないか?

本当に問題なのは、学校側が考える利益を得るために、
虚偽の公募資料を作成し、
誰からも一律に入学受験料を徴収していることでしょう。

ここまでくると、
組織ぐるみの詐欺としか思えません。

さらに、先ほど、損害賠償の話をしましたが、
本当の損害はそんな金額では収まらないでしょう。

もっと言えば、合格点を取れていたのに、
医者になることをあきらめざるをえなかったり、
自信を無くして体を壊してしまった人もいるはずです。

今回の事件で浮彫になったのは、
若年層の夢と意欲を踏みにじる、
「自己の利益」のみを考えた、教育者側の身勝手なふるまいでしょう。

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