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売買代金と市場活況度の関係

From:戸松信博
自宅デスクより、、、

 
おはようございます。
戸松信博です。

 
私が投資の学校さんで開講している
会員制コミュニティ「賢者の日本株」で
毎週配信しているレポートの中で、

 
株式市場の「売買代金」について触れているのですが、
この売買代金の意味はご存知でしょうか?

 
売買代金とは、株式市場で売買が成立した金額のことを言います。
売買代金は東証全体の取引が活発に行われているか
どうかの判断基準にもなります。

 
そして、
取引が活発に行われているかどうかの基準は
2兆円だと言われており、この2兆円という基準に対して
取引が活発かどうか、という話をしています。

 
ただし、この基準については
季節要因などもあるため、あくまでも目安です。

 
というのも、
お盆などで取引が少ない8月と
決算期などで取引が活発な3月とでは異なってくるからです。

 
ということで、
売買代金の意味をご紹介したところで、
今日も先週の日本市場の値動きについて振り返りながら、
今後の相場見通しと戦略についてお話したいと思います。

 

日本市場も金曜の上昇で何とか週間プラスに、3週続伸中

 
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21日(月)の日経平均は、
直前の米国株高を好感して
+182円高とギャップアップして寄り付き、

 
直後に226円高まで上昇したものの、
場中に米中交渉を巡るネガティブな報道を受けて失速し、
終値では+53円高に留まりました。

 
その後3日間は、高く始まれば場中に下げ、
安く始まれば場中に値を上げと、
方向感のない中で小幅に3日続落となりました。

 
しかし、この間の東証一部売買代金は全て2兆円を下回り、
薄商いに終わっていたことに注目できます。
出来高を増して大きく売り込まれていないのは、
上昇トレンドの特徴です。

 
そして最終25日(金)は出来高を増して+199円高とし、
何とかこの日の上昇で週間ベースも+107円と連勝を継続し、
3週続伸しました。

 
この日の上昇を支えたのは、
前日の米市場で半導体企業が好決算となり、
業界全体が活気づいたことでした。

 
東証でも半導体製造装置関連銘柄や
シリコンウェハメーカーが軒並み高となったほか、
関連して電子部品の太陽誘電が+10.1%、村田製作所も+6.1%、
アルプスアルパインも+5.1%上昇しました。

 
スマホやアップルの減速で下げていたところが反発しています。
機械、電子機器が東証業種別騰落率の2位、3位でした。

 
先々週、思い切った下方修正を発表した
日本電産が安値から急速に切り返したところでしたが、
さらに自社株買いを発表すると、一段と値を上げて高値引けしてします。

 
新聞では年末の中国向け輸出が
減速鮮明となっていることが伝わるところですが、
スマホ、半導体、工作機械などの受注、出荷が
実際に減速しているなか、上の状況を見ていると、
株式市場はその先を見据えて動いているようです。

 
昨日の日経平均は、
前週末比124円56銭(0.60%)安の2万0649円でしたが、
今週は国内企業の決算発表が本格化し、

 
米連邦公開市場委員会(FOMC)や
米中閣僚級通商協議など重要イベントも控えていますので
注目の1週間となりそうです。

 
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
今日も1日、頑張りましょう(^^)/

 
―戸松信博

 

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