トヨタの勝利が盛り上がらない理由
From 矢口新
自宅のトレーディングルームより……
おはようございます。
矢口新です。
テニスの全豪オープンで、
大坂なおみ選手が優勝し、
世界ランキング1位になりましたね。
元気に活躍する彼女の姿に
勇気づけられた人は多いのではないでしょうか?
私も勇気づけられたし、
これからもケガに気を付けて活躍してほしい、
とは思うのですが、
「同じくらいの活躍」をしているのに、
注目されない人もいることに、
少しさびしさを覚えています。
トヨタ自動車です。
厄払いをしたかのように……
お好きな人ならわかるかもしれませんが、
トヨタ自動車は、モータースポーツの世界では、
なかなか芽が出ない10年間を過ごしてきました。
どういうことかというと、
- F1
- 2002年に参入してから、
莫大な予算を費やしてきたのに、
1度も優勝できないまま、7年後には撤退。 - ル・マン24時間レース
- 2016・2017年の2年連続、
最後の5分でのマシントラブルにより優勝を逃す。
など、主要なレースで成果を出せない状態が続いていたのです。
しかし、ここ7カ月ほどは、
これまでの状況が嘘かのように、目覚ましい活躍をしています。
ル・マン24時間レースでの初優勝や、ワールド・ラリー、
そして、世界一過酷と言われているダカール・ラリーも制しました。
盛り上がりに欠ける本当の理由
トヨタ自動車が世界有数の自動車レースを制しているという事実は、
イギリス、南アフリカ、アメリカなどでは大きく伝えられ、盛り上がりを見せています。
しかし、日本ではあまり盛り上がっていません。
私なりに理由を考えてみましたが、
1つの結論として出てきたのは、「日本の自動車業界を取り巻く環境」でした。
- リコールの嵐
- データの改ざん
- 自然災害
- 電気自動車の追い上げ
- 自動運転車
- 米中貿易戦争
- カルロス・ゴーン
- 税金問題
など、いろいろありすぎて、
しかも、その先行きがわからないことばかりです。
また、トヨタは日本のゆるぎないトップ企業であることは間違いありません。
だからこそ、目立ちすぎるのはデメリットにつながります。
もしかしたら、トヨタにとっては、
自動車レースでの勝利は、「知る人ぞ知る」で
いいことなのかもしれないと思っています。
ある意味、これも「トップ企業としての自覚」なのでしょう。
<編集部からのおすすめ>
矢口先生の洞察力にはいつも驚かされます。
「トップ企業としての自覚」-
目立ちすぎるのも、問題なのかもしれません。
そんな矢口先生の洞察力は、
「価格のとらえ方」にも表れています。
◆◆◆投資の学校・LINE@登録募集中!◆◆◆
LINE@限定の特別なお知らせを、
続々と配信しています!
先ずは・・・
こちらのページからご登録を是非どうぞ!!!
↓↓↓
LINE@登録ページ
この記事へのコメントはありません。