キューバの女性教師
From 矢口新
自宅のトレーディングルームより……
おはようございます。
矢口新です。
だんだんと日中は暖かくなり、
過ごしやすくなってきましたね。
私は寒いところは苦手なので、
このまま春になれば……とも思います。
皆さんも、体調には気を付けてくださいね。
ところで、前回のブログで、
私のキューバ視察の話を書いたところ、
「続きが読みたい」という感想をいただきました。
エピソードはたくさんあるので、
続きをご紹介します。
私に声をかけてきたのは……
ハバナ市内では、バスが地元の人々の足になっています。
私が宿泊していたところでも例外ではなく、バス停は常に混んでいました。
私自身は、旧市街に徒歩で30分ほどかけて移動していましたが、
1日に30人ほどから声をかけられたのです。
一人旅は珍しいから、というのもありますが、
本来の目的は外貨を得るためです。
声をかけてくる人の目的は、タクシーか葉巻を売ることで、
これらは政府公認の外貨獲得手段でもあるのです。
そんな中、私は声をかけてきた1人の女性に、
旧市街の案内を頼むことにしました。
ムラータとの会話
私に声をかけてきてくれたのは、
英語が堪能な小学校教師の女性でした。
ここでは、ムラータと呼ぶことにしましょう。
ちなみに、ムラータとは、黒人と白人の混血を指しています。
現地では美人での象徴とされているとか。
そして、彼女が家族写真を見せてくれました。
1歳3か月だという赤ちゃんと、ヒスパニック系白人男性の写真です。
私は「娘さんと旦那さん?」と聞いてみましたが、
彼女の答えは意外なものでした。
「娘と娘の父親。同居しているの」
とのことです。
こうやって書くと「旦那さんでは?」と思うかもしれませんが、
彼女は「キューバでは、結婚は一般的ではない」と話していました。
ちなみに、彼女のような家庭は、キューバでは珍しくありません。
ラテンの気質と、封建的な家族制度を否定する社会主義国のイデオロギーが合致したためでしょう。
キューバの経済的苦境
彼女が声をかけてきたのには、
キューバの経済的な苦境も関係しています。
教育費に関してだけ言えば、
小学校から大学まで無料なので、
決して恵まれていないわけではありません。
しかし、ナーサリー(保育園・託児所)は月80ペソもかかるそうです。
彼女の小学校教師としての月収が250ペソ(10ドル)だから、
アルバイトをしないと大変なのはわかるでしょう。
ちなみに、彼女と一緒にランチを食べましたが、
セットメニューは1人前20ドルでした。
月収の約2倍です。
こんな金額だから、彼女はレストランに行くことはないといっていました。
ランチはしたものの……
レストランで昼間からビールを飲みながらランチをしたのですが、
実は最後は機嫌を損ねてしまいました。
私は語学の勉強のために、
たくさんの外国語の歌の歌詞を暗記しています。
今回も例にもれず、スペイン語の曲を2曲レパートリーに加え、
ランチの席で聴いてもらい、一緒に歌ってもらいました。
しかし、その後話をしたときに、
私は彼女にアメリカについてどう思うか聞いてみたのです。
彼女はあこがれるといっていたのですが、
私が「でも、旅行者にラムか、葉巻か、コーヒーを売らないと、フードクーポンが貰えな
いような経済的苦しさの、最も大きな原因は米国の経済制裁なんだよ」と話したところ、
話が弾まなくなってしまいました……。
結局、旧市街の案内は中断です。
余談ですが、私もラム酒を2本、40ドルで購入しました。
しかし、日本に帰ってきて調べてみたところ、
1本13ドル程度が相場のようです。
(しっかりぼられましたね。)
私のキューバ視察の話は、
まだまだ続きます。
次回は日帰りバスツアーについて書きますので、お楽しみに!
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毎朝6時に起床します。今までコメントした事はありませんでした。たまにはこめんともしておかないとととおもっただけです。
こんばんは。矢口です。
コメントありがとうございます。
これからも記事を書いていきますので、
ぜひお読みくださいね。