過ぎたるは及ばざるが如し…の状況は相場にも!

浅野敏郎

「投資の学校」浅野敏郎
From自宅の寝室より

 
相場、特にFXの勉強をしていると、
「フラクタル」という考え方に接する機会があります。

もともとは幾何学から始まったらしく、
その後は様々な分野に拡散していったようですが
(詳細はWikiなどで知ることが出来ます)

一部の考え方に「自己相似」という捉え方があり、
ある一つの形を、
一定のルールで重ねて出来上がった形は一見、
元の形と異なっても、

さらに進めて行くと結局は元の形になって行く・・・
的な話です。

 
株価や為替などのチャートの値動きにも
似たような部分があることが発見されたことから、
チャートを学んでいると
「フラクタル」に接することになるのですが、

大から小を極めようとすると、
どこかの段階で止めない限り、
究極的には分子や原子ということになり、

なんだか話がややこしくなりますね。

値動きをフラクタルとして考えた場合でも、
やはり、どこかで止めておかないと

話がややこしくなりそうです。

—————————–

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

確か昨年の春は、異常な暖かさによって、
事前に予定されていた「桜まつり」の期日には
既に花見のピークはとっくに過ぎてしまい、

冴えない「お祭り」となった地域が
随分あったと記憶しています。

 
今週は冷たい雨が続き、
桜をイメージするのは困難な気候が続いていますが、
皆様の周りはどんな感じでしょうか??
—————————–

さて、前置きでなぜ、
「どこかで止めておかないと・・・」と言ったかを
説明して参ります。

例えばドル円相場で、
「呼び値」といえば0.001円が常識になりつつあります。

「呼び値」とは取引価格の最小変動額
と言えばよいでしょうか??

私が業務として相場に関わっていた頃は、
0.01円が呼び値でしたし、
スプレッドは0.05円が一般的でした。

 
このブログでも以前に少し触れた記憶がありますが、
桁がひとつ細かく(小さく?)なった理由として、

FX事業者の過当競争や、
自動売買の普及と超短期取引の蔓延により、
売買レートを細かく刻まないと自動売買が発動しない

といった時代の流れがあると思います。

 
0.001円と0.01円の違いは数値に表すと
10倍(或いは10分の1)という大きな違いですが、
実在しない桁の細かい話は結局、
どっちにしても「無(む)」に等しいかも知れません。

この「無」を「有」にするためには
取引額を増やすしかなく、
例えば、呼び値が0.001円のドル円相場で
0.001円の収益を得た場合、

取引額が1000ドルでやっと、
1円という「有」となる収益にすることができ、
1000円の収益を出すには100万ドルが必要だ・・・
ということになります。

 
だとすると、
普通ならば「動いていない」と判断するだろう(私だけ?)
僅か3銭という値動きを想定した場合、

もしかすると1000万ドル単位で
0.003円の差益を得ようという攻防が
水面下で盛んに行なわれている可能性も、
否定できない感じです。

 
もしこの想定が本当なら、金融庁が言わんとする
「為替は投資ではなくギャンブル」というスタンスも
うなずけなくはないですが、

わざわざ騒がなくても、
こうしたミリ・ポイントのトレードが破綻するのは
もはや時間の問題だと思います。

 

本当のテーマ

今回、原稿にフラクタルを持ち出した理由は、
こんなミリな話をしようと思ったのではなく、

「チャート分析はいかなる時間軸にも
同様に通用する・・・」
という定義には、少し無理があるのではないか?
と思ったことに始まります。

つまり、
リスクは確かに時間の長さに左右されるのは
事実なのですが、
相場にもフラクタルが通用するのであれば、

足の期間を極端に短くしても
従来のチャート分析が通用することになります。

だとすると、
超短期チャートを使うことで、
時間のリスクは「無」に近くなり、

時間のリスクが「無」になるのであれば、
同時にポジションリスクも「無」に近くなり
多額な取引が可能になるのでは?

という発想があっても不思議では在りません。

 
しかしそもそも、
「相場にフラクタルが通用する」
という前提に疑問を持った場合はどうでしょう??

超短期専用の解析が別途実在するのであれば、
話はまた違うのですが、
例えば、このチャートをご覧ください。

ドル円のチャートが余りにも汚かったので
ユーロドルのチャートを使っていますが、

一般的なトレンドラインを
下落波動のレジスタンスに引くことができ、
直近は、
このレジスタンスが上にブレークされたことで、
今の相場が上に向かっていると言えるでしょう。

 
赤いチャートはオファー
青いチャートはビッド

つまり、
買うときは赤チャートの価格
売るときは青チャートの価格
になる訳ですが、

もしこのチャートが5分足であれば、
ブレーク後にこれだけ反発したのですから、
余裕で利益確定が出来ているはずですね。

ところが、
ブレークした価格水準から水平に引いた破線を見ると
買った価格よりビッドが高くなっている時期は、
まだ在りません。

つまり、買ってできたロングポジションを
決済して利益が出るためには、

買値より少しでも高い価格のビッドを「売る」
しかないのですが、
このチャートを見る限り、
そのチャンスはまだ一度も無いことになります。

 
実はこのチャートはティックチャートと言って、
原則は売買の提示価格(2Wayプライス)の動きを、
そのまま示したことになっており、
右の目盛りを見れば異常に細かいことからも
ご理解いただけると思います。

 
確かに、
「このティックチャートでもトレンド分析は機能」
しているようですが、
我々にとって大切なのは、一連の売買取引が、
収益につながるかどうか、という点ですから、

ここまで利益確定が出来ていない
ティックチャートは、
取引としては機能していないと言えます。

 
呼び値の細分化は、
投資家にとって見た目には美しく、
それに合わせてスプレッドも狭くなったのは
取引条件として好ましい事と言われていますが、

狭いスプレッドを最大限に活かすには逆に、
ある程度長い期間の足を使う方が
理にかなっていることになります。

 
言いたかったことは、
分析するチャート足の期間が、
余りにも細かくなり過ぎた場合、

データ上では機能しているように見えても
実際の取引では、
役にたたないケースがあり得るという、

まさに、
「過ぎたるは及ばざるが如し」
の状態があり得ることに充分ご注意ください。

 
 
浅野敏郎

 
<<<編集部よりおススメ>>>

このコーナーで
矢口新(あらた)先生を取り上げたことは、
過去に幾度もありました。

今回も実は、その矢口先生を取り上げる
のですが、

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——————–
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過ぎたるは及ばざるが如し…の状況は相場にも!」への2件のフィードバック

  1. 乾坤一擲

    短い足がいいといわれるが、無を有にするためには有る程度の時間足とレバレッジが必要となるという事なのだろうか(-.-)…せっかく利益が出てもスプレッドでもってかれてしまって結果お金が減ってしまうと言う事なのかな。
    だんだん禅問答のようになってきた。
    考えすぎるのも悪い癖だが考えないのはもっと悪い。
    文系頭の私としてはそう言うことかな?と理解いたしました(_ _)

    返信
    1. 浅野敏郎浅野敏郎 投稿作成者

      乾坤一擲さま、

      コメント有難うございます。
      2000文字(だったかな?)近い原稿を
      たった2行でまとめていただきました!・・・さすがです!!

      トレードのリスク要因は大きく、
      時間のリスクと取引額のリスクがあります。

      期間のリスクは、長くなればなるほど何が起きるかわからないのでリスクが大きくなり
      取引額のリスクは、大きくなれば僅かな値動きで多額の損益が発生するリスクが増える
      形ですが、

      時間のリスクは短かくなればなるほど、ゼロに近づきますが、
      リスクがないトレードでは収益性も落ちますから、
      取引額を増やす形でリスクを大きくして収益性を高めるしかないわけです。
      超短期での小額取引はリスクがない代わりに収益性もないことでご理解いただけると思います。

      たしかに、呼び値が細かくなり、
      超短期トレードでも鞘抜きが可能になりましたが、
      呼び値とスプレッドの割合は、現在値を10倍してみると
      数十年前から何も変わっておらず、

      細かい呼び値に惑わされて、多額取引で細かく抜こうとすると、
      取引額のリスクだけが際立ってしまう可能性が高くなると思います。

      ただ、10秒足だろうと(目にしませんが理論上はあるはずです)
      15分足であろうと1時間足、日足であろうと、瞬間瞬間の価格とスプレッド
      は同じと考えた時、

      昔と明らかに違うのはスプレッドです。

      例えば
      ドル円が112.00が買われた直後から買いが強まり、
      次の値段を買おうとした際、
      112.02-05の売買価格で112.05を買うより、
      112.020-112.025の売買価格で112.025を買ったほうがお安いですから、

      このメリットを生かすには、ミクロの鞘取りで大きなポジションを振り回すのではなく、
      ほどほどのポジションで、0.何銭というスプレッドが無いに等しい値幅を目指すと、
      今の取引環境のメリットを最大に引き出せるはず・・・

      というお話でした。

      ゼロに等しい収益を、取引額を増やすことで補うのはある意味で自己矛盾になり、
      それをフラクタルになぞったつもりでした。

      フラクタルのテーマとして、
      大から小へを極めると、理論的には無限大になってしまうという矛盾があり、
      相場でもし、呼び値が極薄くなった場合、収益化するには
      取引額を無限大に近い大きさにしないと利益が形にならない・・・

      ということになり、考えると限が無く、ほどほどが良いとしか言えなくなってしまいました。

      また、コメントを頂けますと嬉しいです!

      浅野敏郎

      返信

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