税金は、富裕層から。
From 矢口新
自宅のトレーディングルームより……
おはようございます。
矢口新です。
実は先日から、
投資の学校さんが提供する、
ラジオ日経さんの番組に出演させていただいています。
「速報!日本株攻略塾」といって、
同じく投資の学校さんで教鞭をとっている
戸松信博さんと隔週でお話しする予定です。
ちなみに、私の次回の出演は
3月18日(月)の14時半からなので、
楽しみになさっていてください。
(11日は戸松さんがお話してくださいます。)
本日は、それ以外にも私が気になったニュースを題材に、
皆さんにお話しします。
まずは、この式をご覧ください。
「26人の大金持ち=世界人口の半分」
「26人の大金持ち=世界人口の半分」
一体何を言い出すんだ、と思ったかもしれませんが、
これは、「26人の大富豪が保有する資産の額は、
全世界最下位半分の人の資産の合計額に相当する」という意味です。
貧困問題に取り組むNGO団体のオックスファムが行った調査で明らかになりました。
では、このような問題を解決するために、現実的にできることはないのでしょうか?
やはり大金持ちと言っても過言ではないイギリスの実業家・リチャード=ブランソン氏は、
「富裕層には重税を課すべき。それにより、資本主義が広く開放される」と話しています。
私もまったくの同感です。
富裕層が資本主義を広く開放する
そもそも、資本主義を広く開放するとはどういうことでしょうか?
今、世界の人口は76億人を超えています。
その半分に当たる38億人が家や車を買えるようになれば、
経済効果は計り知れないはずです。
一方、大富豪26人が毎月家や車を買っても、
経済効果はたかが知れているでしょう。
しかし現実は、富を富裕層に集中させてきたため、
世界経済は減速しつつあるし、治安も不安定になっているのです。
ここで富裕層の税負担が大きくなるよう、
税制の転換を行わなければ、
根本的な解決策には結び付かないでしょう。
命がけの遊び
もちろん、私は弱肉強食を頭から否定する気もありません。
ただ、ごく限られた富裕層に富が集中しているという現状が、
まるで「武装した上に護衛までつけて、素手の幼児と戦っている」ようにしか思えないのです。
これがまともな資本主義と言えるでしょうか。
ちなみに、先ほどリチャード・ブランソン氏について触れましたが、
前々から興味のある人物の一人でした。
彼は冒険家としても有名で、
飛行機による無着陸世界一周旅行や民間宇宙旅行などにも取り組んでいるそうです。
ある意味、命がけの遊びですよね。
そんな彼が、「圧倒的多数の人々の生活を良くするために、出来る限り
のことをする努力をしなければならない」と呼び掛けているのは素晴らしいことだと思います。
彼の呼びかけに答える富豪や、政治家が増えてほしいです。
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ところが現実は、資本家連中がカネで政治家を買い、貧民から税金を巻き上げ、大資本を助成させている。巻き上げたカネで軍需産業を潤し、兵器を消費するために戦争を仕掛ける。米国の戦争が、「ウォール街の戦争」と呼ばれる所以です。経済は既に破たんしているように見えます。
「最後のリンゴを食べた後で、金塊は食べることができない」と気づいても、時、既に遅し、です。
週に5日、1日8時間、労働して食べていけない社会は狂っている。
オックスファムへの言及、ありがとうございました。
こんばんは。矢口です。
お返事遅くなってごめんなさい。
鋭いコメント、
ありがとうございます。
おっしゃる通り、
富裕層に限って「税金をいかに支払わないか」
に普請しているのも事実です。
手遅れにならない前に、
私は私でやれることをやっていきます。
オックスファムの件も、
気づいてくださってうれしいです。
こちらこそ、ありがとうございます。