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駅まで徒歩15分、帰りは何分かかるのが普通かな?(S)

「「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

 
前号Rでは、Q号からの流れを引き継ぎ、
転換線を短期半値線
基準線を中期半値線と位置づけて、

2線の簡単な関係から
トレンド相場になりやすいか、
揉み合い相場になりやすいかの判断方法を
チャートを交えて示し、

また、遅行スパンについても
その意義を幾つか上げて、
こちらもチャートを交えて示しました。

 
さて、
同じ方向へ連続して動いた値動きを、
一つの波動とした場合、

この波動の高値と安値は
そのままチャートポイントになる
という従来の考え方に加えて、

その半値も第三の新たなチャートポイント
と位置づけたことから始まって、
とうとう前号では一目均衡表の
遅行スパンまで引き合いに出したことで、

私の大方の判断基準は出そろい、
改めて今後の内容を整理する予定でした。

ぼんやりとしたイメージとしては、
今後はチャートの色々な局面を提示し、
その際に考えられる様々な前提を示しながら
新たに付け加えるべき説明があれば
それを示していくような流れを考えていますが、

前号では26という時間に触れましたので、
ここから暫くは一目均衡表の時間の考え方
について簡単に触れてみたいと思います。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

 
そして皆さまへニュースです!
非常事態宣言の解除が発表された26日、
我が家へ遂に「アベノマスク」が到着しました。

解除宣言の日に到着するという
計ってもできない皮肉な技に、
違った意味の歓喜があふれ出ましたが、
改めてその小ささを実感しました…。

ソーリの顔が大きいから…
との下馬評もありましたが、
そのものが小さかったことが実証されました。

昨今では滅多にお目に掛かれない
新品の布マスクはある意味で新鮮でしたが、
全国の世帯数約6500万、平均世帯人数2人強
という統計がある中、
1世帯に2枚というのは説得力がある一方で、
1億3000万枚のコストも気になります、

1枚100円で130億円というのが
単純な試算になりますが、
各世帯へ個別に配送したことを考えると逆に、
安い気もします。

アベノマスクには賛否両論あるようですが、
ここまで国民の関心を引いたトピックだけに
その収支や効果については是非、
政府から明確に聞いてみたい気がします。

———————————–

一目均衡表の生みの親である
一目山人から3代目にあたるお方から
「価格が到達するかしないかは
相場次第であるが、
時間は否応なく必ず経過する」
という話を、
山人先生ご本人の言葉として、
伺ったことがあります。

それほど、
一目均衡表は価格よりはむしろ、
時間経過を重要視しているとされます。

ですから、私ごときが時間について
とやかく言える立場では全くないものの、
その考え方について簡単に…であれば、
触れることができるかも知れません。

行きが15分なら普通は帰りも15分

実は以前のブログでも似たような内容を
書いた記憶が鮮明に残っていますが、
先ずは…の大前提として、

相場に強いバイアスが特にない場合、
ある時間をかけて、
ある値段を上昇(下落)した相場が、
一度反転した場合、

基本的には同じ時間をかけて
同じ値段に戻るべき…という事です。

簡素化して表現すれば、
5日かけて10円上昇した相場が
反落を開始した場合、何もなければ
5日かけて10円下落する…という訳です。

これはいわゆるV波動の典型
として捉えることが出来るわけですが、
ここから一体、何が判るというのでしょうか?

上昇下落の強弱が判る

では、反転後の値動きを考えてみましょう。

もし4日かけて5円しか反落していない場合、
あと1日で5円下落して初めて同じ値幅となり、
そうなって初めてギリギリ、
「揉み合い」の可能性を残します。

しかし、現状では明らかに下落の速度は遅い
のは明白なのですから、
これだけでも下げ渋っていることがわかり、
上昇余力が残っていると推測することは簡単です。

言い換えれば、押し目買い意欲が強く、
売り戻しの圧力を吸収している可能性も指摘でき、
もし5円の押しで5日間が経過するようなら、
それこそ半値戻しで耐えたことにもなり、

再度上昇に戻るようなら、半値割れを限界に、
直ぐにでも買う価値が出てきます。

もちろん、
その際の各半値線が同時に上昇できるか?
上位足のチャートポイントが近くにないか?など、
総合的に判断して確度を上げる必要はありますが、

そのまま高値を更新する局面が実現した場合は、
最悪でもこの放れに乗る価値はありそうです。

 
あくまでV波動の前提を基に、
代表的な対処を述べてみましたが、
「価値がある」と表現したのは、

その他の何も理解できない場合を想定しており、
「ダマシ」に頻繁に遭遇するやり方よりは
少しでも可能性が高まると考えるからです。

例えば超短期足でかつ、
いつもは過去の数百本程度しか
チャートの視野に入れていない場合を想定します。

その範囲では上昇が強いという判断になっても、
実は更に過去では、
もっと長期に及ぶ下落が継続していたとすれば、
最初の「5日かけて10円上昇した」波動自体が、
第二波動に当たる「戻し」の可能性も十分あります。

それに気づけない取引スタイルなのであれば、
放れに付く度に、
「このブレークが天底掴みになるかも知れない」
くらいの覚悟が必要ですね。

その覚悟さえあれば「ダマシ」という表現すら
出てくるはずがなく、
実際にそのままハマっても恐らく、
自身の実力のなさを猛省はしても、
相場のせいにして逃げることはしないと思います。

 
実はこのV波動の考え方は、時間経過の基本
にもなっているという印象を持っており、
いわゆる一目均衡表の「対等数値」は、
値幅を考えないV波動…つまり、

ある地点を中心に、
前後の時間が同じになった際には、
相場が次の展開を求めて動く可能性がある
という前提を示しているような気がします。

ある地点とは、高値や安値が代表的ですが、
波動や揉み合いを中心にする場合もあり、
個人的には特に後者の特定に悩む期間が
もう随分長くなってしまいました。

次回もV波動のお話を、
もう少し続けたいと思います。

 
浅野敏郎
P.S.
今回も時間の関係で文字ばかりになって
しまいました。次回はできる限り図面を
添えたいと思います。

 
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