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三角形は色々あるからこそ単純に考えたい

「「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より
配信が遅くなりました、お詫び申し上げます

先週はチャートパターンとしてメジャーな
「トライアングル・パターン」
を取り上げました。
日本語では「三角保ち合い」と総称されますが、

この保ち合いに対して、
上昇のパターンと下落のパターンを
細かく定義することは
余り意味を成さないと申し上げました。

下げてきた相場が
三角保ち合いを下抜ければ
その形に関わらず下落のパターンになる
のは当たり前ですし、
その逆もまた然り、だからです。

揉み合いの期間に関する議論も、
長ければ長いほど抜けた時の勢いは強い
と言うのは一般的に間違いではないものの、

大きく動きた後の保ち合いでは逆に、
短時間で同じ方向へ抜けた方が、
勢いが強いというのも確かであり、

つまりは見方を変えると、
正反対にもなりえる定義などについては
あまり関わらない方が良いかも知れません。

さて今週はもう一段踏み込む予定ですが、
簡単な統括になると思います。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
そして、
師走入りして丸4日が経過しました。

通常であれば
時間経過の速さを嘆く季節ですが、

2020年は余りに激動の年となり、
正直なところ何と締めくくれば良いか、
今から悩ましい…
そんな一年でした。

恐らく多くのアノマリー的な考えは
COVID19によって、
機能不全となった可能性が高く、

ドル円相場などは、
2月下旬から3月下旬にかけて起きた
コロナショックと言われる
乱高下のレンジの中で結局揉み合っただけ
でした。

世界的に株式市場が堅調だったことは、
投資業界にとってせめてもの救い
ではありますが、

実体を伴わない上昇相場をみると、
マネーゲーム化していることは間違いなく、
買い持ちされている方々も決して
居心地がよい環境とは言えないのでは、
と思います。

———————————–

前書きでも述べたように、
トライアングル・パターンを
和訳すれば「三角保ち合い」ですから、

保ち合いという限りは、
どれも概ね同じ解釈が当てはまり、
逆にそうならないと本当の見方ではない
と思います。

チャートは大体、時間経過とともに
横軸を右に向かって動きますから、
トライアングルの形は、
右端にある頂点に向かって出来上がっていく
ことになります。

一般的には
保ち合いがその頂点まで継続することは
非常に稀ではありますが、
その頂点を上下に垂直に動かしてみると

基本的には、
最初の押し/戻しの高値や安値が
頂点の限界になります。

1)頂点が高値に近いほど買い圧力が残る
2)頂点が安値に近いほど売り圧力が残る
3)頂点が半値に近いほど売買が均衡している
という解釈も見受けられ別途、

1)を上昇トライアングル
2)を下降トライアングル
として、1)は買いサイン 2)は売りサイン
という説明も散見されます。

確かに
1)は買い急いでいる状況
2)は売り急いでいる状況
が伺えますが、

1)の上値トレンドラインは通常のレジスタンス
2)の下値サポートラインは通常のサポート
と同じですから、

抜けた方へ動きやすいという、
極一般的なブレークアウトを指している訳です。

ですから形とは無関係に、
単に保ち合う前のトレンドと
同じ方向へ抜けた方がトレンド継続となって、
更に妙味がある…
程度の理解の方が単純です。

さて突然ですが次のチャート図を、

垂直破線を期間とするローソク足として
新たに作図し直してみてください。

正解は以下の通りですが、

保ち合っていた期間のローソク足は、
単純に胴体部が薄い下ヒゲ陰線でしかなく

この足を見る限り、この足の期間の値動きが
三角だろうが、V字だろうが
四角だろうが、W字だろうが、
OHLC(始高低終値)さえ同じであれば、
結局同じ容姿になります。

ということは逆に考えれば、
この陰線の期間に価格がどう動いたか?
を問うのは余り意味がないことが分り、

増してや三角の形でそれぞれ意味が違う
というのはどう考えても、
変な話になってしまうのです。

例外的な三角系

一般的な三角形は、
頂点が底辺の幅の間に収まり、

頂点を示した先の図の
1)から2)の間に収まるのが普通ですが、

底辺の幅をはみ出しても
3点を結んだ形なら三角形であるのは確かで、
チャートでもこうした形保ち合いがあります。

4)を上昇ウエッジ
5)を下降ウエッジ
などと呼んで区別する場合もあるようです。

確かに、上昇中の相場が4)を形成し始めると
上昇力が減退しつつあるという見方は
間違っていないと思いますが、
このパターンが即、反転のサインとするには
矛盾もあります。

つまり、同じ4)でも下落中の相場に現れると
トレンド再開のサインとするケースもあり
同じ形でも意味が全く異なる場合があること自体、
もはや形によるパターン分析とは言えません。

トレンドラインを無理やり引こうとするから、
ウエッジという形が浮かび上がってしまうのですが、


上昇中に4)が出ること自体は、
単純に上昇を継続しているだけですし、

下落中に4)が出れば、
ウエッジ自体が単純な戻し波動になっているだけ
だと思うのですが、…
皆さんはどう思われますか?

という訳で説明が一部雑になりましたが
これで一応トライアングル系パターン考察も
網羅できました。

トライアングルのパターンに限らず、
揉み合い後のブレークアウトは、
どんな移動平均線よりも早く始動します。
(期間が1なのですから当然ではありますが、)

その他のオシレーターなどのツールも殆どが
結局は始動した後の状況を探るものですから、

ブレークアウトのような価格変動を
先に理解した上で
こうした分析ツールを活用すればきっと、
これまで以上に確度が高い取り組みが
可能になることでしょう。

浅野敏郎

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