浅野敏郎のブログ

相場を波動として捉える意義(宿題回答を交えて)

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「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

 
先週号では相場を波動で捉える練習として
表示されているチャートの中の、
ある足1本を言葉だけで特定する宿題を
お出ししてみました。

チャートには少なくとも100本以上の足があり、
意図的にインジケーターも表示させず、
正に「素のチャート」のみです。

例えば普段から、
多くても数十程度の足しか見ていないと、
「右から〇〇本目の足」といった表現しか
アイデアが出ず、

増してやテクニカル指標もないので、
移動平均線の交差であるとか、
MACDのゼロ水準といった、目印も使えません。

宿題をお出ししたものの、
「おそらくは一人芝居になるだろう…」と
覚悟はしていましたが、
なんと5名の方にご参加いただき
ありがとうございました(嬉)!!

今週は早速、回答例を示してから、
この練習に一体どんな意味があるのか、
個人的な見解を述べてみたいと思いますが、

お寄せいただいた回答とそれに対する提案などを
皆さんと共有できるように、
追ってコメント欄に発表します。

—————————————–

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

緊急事態宣言が一部に発令されてから
概ね1週間が経過致しましたが、
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

世界的な新型コロナの感染爆発は、
一向に収まる気配がありませんが、
これに関連した報道はもはや、
市場を動かす材料にもならないかのようです。

そのほかの報道を見渡せば、
相変わらず世界では様々なことが起き、
飽きることはありません。

ひと昔前なら、
それぞれが材料に成り得た内容にも見えますが、
今のところどれも決め手にはなっていない中、
個人的には、
一連の米国政権交代手順の動向が気になります。

新大統領承認式当日に起きた
ワシントンの議会乱入にはびっくりしましたが、
20日に行われる予定の新大統領就任式には
武装した極右勢力の妨害計画が予想されるなど、

民主政治の危機を通り越しもはや、
同じ米国民によるテロ組織が
米国内に誕生した可能性さえ感じてしまい、
テロに対しては厳しい国が、
内なるテロに悩まされる構図が妙で皮肉です。

相場のキーワードは、
暫く「ドル安」を想定して来ていますが、
その要因の一つとしての「米国の内政不安」が、
一段と色濃くなってきた気がしています。

—————————————-

早速、先週の主題に対する回答例を示してみます。

宿題は、このBの足を言葉だけで特定できる説明を、
ということで、
説明の順序は直近から時間を遡るのではなく、
なるべく左から右へと時系列の順を推奨しました。

「左端の最高値から直近安値を割り込み
最初に付けた顕著な安値を1番目として、
3番目の顕著な安値を実体線で明確に割り込んだ
陰線がB」

というのはどうでしょうか。
表現方法は幾つかあるとして次に、
この練習意義を掲げてみましょう。

1.安定したトレンドを明快に分割する

先週の原稿で最初に挙げたAの例と比べて

より単純な値動きを取り出してみたのがBです。


つまり、このチャートの最高値から最安値までは
概ね安定益に下落しており、
正に値動きの結果そのものである
このチャートを説明する場合の多くはおそらく、
最高値から最安値をただ一直線にラインを引き、
一本の大きな下落波動と表現するでしょう。

確かに現行足(一番右の足)以降の値動きを
想定する場合や、もっと以前の値動きを見る場合は
こうした捉え方で問題ないケースはあります。
ただ、最高値から最安値へと変動する途中では、
Bが現行足だったり、1番目の安値足が現行足
だった状況は必ずあり、

こうした局面を経てこのチャートになったという
感覚がないと
「今後どうするか?」という判断は厳しい
というのが私の見解です。

そもそも論ですが、
トレンドの定義を思い起してみますと、
下落トレンドは
「高値を切り下げ、安値も切り下げる」ですから、

一見一方的に下げたこのチャートも、
1) 直近の安値を切り下げてから
2) 次の安値を付けるまでの下落が、
3) 途中で高値の更新なく
4) 何段階か継続したもの
で構成されていることが分かります。

今回、このような練習をご提案したのは、
直接下落につながった一点や
直近の高値や安値を目印にできる感覚が持てれば

現在の足、つまり今の相場がどの段階に在り、
ならば次はどうすべきかが理解できるはず、
と思ったのが理由です。

 
テクニカル指標の導入を否定しませんが、
こうした値動きを先に理解することで、
例えばBの下げに対して、
下げ余地がまだあるなら乗っていこうとか、

最安値以降、現在に至る揉み合いで、
下げの余力はなくなったので次は高値越えで
買ってみよう…

などといった判断が生まれるわけで、
売買のタイミングはあくまで
新値の更新にしか求められないことを
感じていただければ幸いです。

 
実はこのドリルで、
揉み合いの感覚も練習できるのですが、
詳細は次回に委ねたいと思います。

 
 
浅野敏郎

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コメント

  1. 浅野敏郎 より:

    「Bのチャートから判断すると
    私なりですけど下降トレンドの途中で十字のチャートの次のチャートで高値を超えなかったので更に過去すると判断する。」

    S様(女性)、

    ご参加ありがとうございました。

    私の出題表現が紛らわしかったかもしれず、失礼いたしました。
    Bの足を相手に特定できるように説明してください、というのが本意でした。

    さておき、
    チャートとの言葉は恐らく、1本の足を指しているご様子ですが、チャートとは一般的にこのグラフ全体、あるいは
    このような形状のグラフの総称ですので是非、今回のような場合は「足」がよろしいかと思います。

    十字足が出たか否かは別として、
    Bの一本前の高値を越えないから下落を期待するのは間違いではありません。
    ただ問題は、もしお取引するとしてB足のどこでエントリーするかです。

    確かに今回はエントリーのポイントを示す問題ではないですが、
    もしB足が確定した後で見たご判断でしたら、遅い可能性があります。

    確かに全体の形から、後から見れば下落への判断バイアスがかかりますが、
    今回の練習はB足が直近足だった場合でも同じ判断をするためのモノでしたから、
    高値から波動の移り変わりでB足まで辿っていただきたかったのが本音でした。

    あえて相場観を解説するとしたら
    「ここまでは下げ相場であり、直近の新安値を割り込んだ以上は、下落再開と見るのが正論」
    といったところでしょうか。

    相場を波動で捉えるのが練習のテーマでした、少しさかのぼって記事をお読みいただけると
    良いかもしれません。引き続き、お励みください。

    今後ともよろしくお願い致します。

    浅野敏郎

  2. 浅野敏郎 より:

    「左端から4段目の下げの中の3番目の陰線」

    Y様、

    ご参加ありがとうございました。
    劇的に短文ながら的を得たご回答です。おそらく十分なご経験者でしょう。

    少し気になったのが「3番目の陰線」ですが、
    直近の戻り高値を4段下げの起点とした場合、B足は少なくとも4番目にあたるかと思います。
    Bの一本前の足が陰線なら5番目になります。

    実践では問題ないですが、説明の中に明確ではない目印がある場合は、
    使わないほうが一般的かもしれず、「4段目の下げで直近安値を実体で抜けた陰線」の方が
    特定しやすいのでは、と思いました。

    今後ともよろしくお願い致します。

    浅野敏郎

  3. 浅野敏郎 より:

    「左足の高値から階段状に下降している途中足の陰線。下降して、もみ合って、再度下降して、もみ合って、そのもみあいを下放れした最初の両ひげ陰線です。」

    T様、
    ご参加いただきありがとうございました。

    殆どご理解されているようです。
    残念なのは、せっかく3段下げのあとの揉み合いを下に抜けた陰線までご理解されているので、
    ここは具体的に数字で何段目とか何回目とすれば明確に伝わると思いました。
    「両ヒゲ陰線」というご説明で一瞬「あれ?」と思いましたが、
    下放れた最初の陰線ということで特定できました。

    もしかすると3段下げという言葉の問題だっただけかもしれませんね。
    気になるのは「下降して」の下降をどうとらえているかと
    「揉み合って」の区間をどう認識しているか
    ですが、

    直近安値を更新して新たにめぼしい安値をつけるまでが下降
    その後、先ほどの新たなめぼしい安値を割るまでが揉み合い
    だということがご理解いただければ、こちらで正解です。

    今後ともよろしくお願い致します。

    浅野敏郎

  4. 浅野敏郎 より:

    「株の初心者レベルです。
    今回の「相場の値動きを捉える練習」は、私にとってとても有意義ものでした。
    直近の値動き、チャートの右端にばかり目を釘付けにして、
    全体を見渡すことをおろそかにしていたことを痛感させられました。
    他人に現在の相場を説明できることは、自分が相場を把握していることにほかならないのですね。

    で、わたしのつたない回答です。
    ————————————
    チャートの左端(過去)から右端(現在)までの時間の長さを5分割、
    チャートの最上部(最高値)から最下部(最安値)までの価格の幅を5分割、
    してください。

    ローソク足の数は、全体で120本ほどでしょう。
    最高値のローソク足は、左端から3本目です。
    最安値のローソク足は、右端から4分の1といったところにあります。

    価格は最高値から最安値まで、5つほどの小さな波動をつけながらも、ほほ下げ続けています。

    長い下ヒゲの十字線をつけたローソク足の最安値から、5分の1ほど値を戻し、
    その後、現在までもみあいが続いています。

    Bの位置は、左端から5分の3ほどの位置、最安値から5分の2ほどの位置で、ローソク足全体からみれは中規模の長さの陰線です。」

    G様、

    ご参加いただき、ありがとうございます。
    初心者ということでしたが、最高値から最安値までの下げトレンドの中に
    「5つの小さな波動」があると把握できているのは素晴らしいと思います。
    言い換えると、5点の主な安値があるということになりますね。

    その他の説明で、G様がどのような目線で相場を見ているのかが伝わり興味深かったです。
    ただ、表示されたチャート全体の横軸を均等に分割する捉え方は
    直接的に波動の把握とは関係がないと思われ、
    また区切る感覚も個人差があるとすれば、
    もっと本数があるチャートだと更に感覚のズレが生じる可能性がありそうです。
    確かに、地図などはこうしてエリアを特定する方法がありそうですね。

    遠くの相手の相場経験にもよりますが、
    チャートの全体図を、その相手となるべく正確に共有するための工夫だとお察し致しますが、
    せっかく、この下げトレンドは5段下げでできていることにお気づきですから、
    波動でB足に辿り着ける説明を練習されると、一層シャープに相場を把握できるかと思います。

    最後に、これは単純に説明のアプローチですが、
    一番判断に困る「中規模」という表現は厳しいかと思いますので、
    誰が見ても幾つかに絞れる例えば、長大線やコマ足(極端に短い同時線)などを目印に、
    そこから右や左に何本目・・・・
    という方が誤解がすくなくなるかと思います。

    実は、トレンドや揉み合いを時間で分割する捉え方はあるのですが、
    今回の目的で用いるのとは用途が異なるということをご了解いただけますと幸いです。

    今後ともよろしくお願い致します。

    浅野敏郎

    1. 浅野敏郎 より:

      G様からお礼のご返信を頂きました。
      ありがとうございます。

      返信をそのまま公開表示してしまいますと、全部が公開されるのと同じことになるため、
      あえて、私からのお礼だけをこちらで公開いたします。

      日々のルーティンにご採用されるとのこと、
      是非、過去の色々なステージで練習され、

      たまに現在のチャートで、現行足を過去からどうやって特定するか
      試してみてください。
      そうすることで、次にエントリーすべきポイントまたは
      今持っているポジションをどうなれば一旦、離すべきかが、
      イメージできるようになると思います。

      もし現行足の説明が、どのトレンド発生後(二段目、三段目のトレンドでも同じです)
      に含まれているか、そしてその見方を変える状況にないとすれば
      そのまま維持しても良く、
      新たなエントリーは今はすべきではない、
      などの勘どころが、次第に身に付くはず、だと思います。

      頑張ってください。

      浅野敏郎

  5. 浅野敏郎 より:

    「いつも楽しみに読めせていただいています。
    宿題について回答を考えてみましたので、ご意見をいただけると幸いです。

    チャートの左端の高値から下げてきた相場は、最初の長い陰線をつけてしばらくもみ合います。その後、2番目の長い陰線をつけて下げが再開し、そこまでの最安値を付けた後に少し戻します。戻りは続かず、再び下げはじめて、先に付けた最安値を実体部で切り下げた陰線がBです。

    以上、よろしくお願いします。」

    S様(男性)、

    ご参加いただき、ありがとうございます。

    段階的に下値を切り下げている把握の仕方は、波動として見えていると思います。
    「先に付けた安値を実体部で切り下げた…」との表現は自分と同じでした。

    このチャートでは確かに、長大線となっている2本の陰線が目印になったので、
    B足直前の「塊」を特定するのに、高値から順番に追いかける目安になりました。

    しかし、ここに出てくる2本の長い陰線は、それを含む下げ波動を特定するものの、
    直接B足を特定する目印ではないことから、
    順番に発生した下げ波動を波動として説明できれば、不要な目印だったことが分かります。

    もしかすると最初の長い陰線を含む下げ波動が、高値からの下げ波動に含まれるのか、
    その前に小さな逆行(戻し)があるので、別の波動として捉えるのかを迷われ、
    「最初の下げ」だけだと認識に差が出る可能性を明確にするために、
    最初の長い陰線を活用されたかもしれないですね。

    戻しの解説もあえて明確に区別するためでしたら、十分にご理解されていると思いました。

    確かに、独立した波動か連続する波動かは、捉え方に個人差が出やすいのですが、
    要するに、どこからどこまでが下げ波動で、
    どこからどこまでが戻し(揉み合い)で、
    どこからどこまでが下げの再開か
    が、見分けられていれば大丈夫ですので、こちらで正解ですし、きっと
    コンスタントに収益を上げていらっしゃる方だと思います。

    今後ともよろしくお願い致します。

    浅野敏郎

  6. Gami Ori より:

    地図の説明のような、つたない回答をしたGです。
    浅野先生、回答にコメントをいただき、誠にありがとうございました。
    相場の値動きを把握することが、次の展開を判断する糧となるのだ、
    と自分なりに理解しました。
    この練習、毎日のトレード記録に活かしていきたいと思います。
    重ねて、感謝申しあげます。
    また、ひき続きメルマガによるリモート講義を、よろしくお願いいたします。

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