【ニューヨークダウ】2万4千の大台突破!
From:戸松信博
自宅デスクより、、、
おはようございます。
戸松信博です。
先週のブログでは、
米国のサンクスギビングデー、
ブラックフライデーについてお話をしましたが、
サンクスギビングデーの後に
「サイバーマンデー」という日が存在することを
ご存知でしょうか。
サイバーマンデーとは、
サンクスギビングデーの次の月曜日のことを指し、
サンクスギビングデー、ブラックフライデーでは
実店舗が大混雑するのに対して、
サイバーマンデーは、オンラインショップにおける
ホリデーシーズンのセールの開始日とされており、
各社が大々的なキャンペーンを行い、売り上げが急増します。
ということで、
今週のブログでは
サンクスギビングデー明けから、
サイバーマンデーを経ての
米国市場について見ていきましょう。
ダウ2万4千ドル到達で今年最大上げ幅、ナスダックは下落
サンクスギビング明けの米国は、
恒例のサイバーマンデーが好調な販売を記録した中、
ダウは2万4千の大台に乗せました。
最終金曜こそ下落したものの週間上昇率+2.86%は今年最大で、
またS&P500指数とともに過去最高値を更新した
11/30日(木)の上げ幅(+331ドル高)も今年最大でした。
一方、ナスダックは
28日に最高値を更新したもののその後下げ優勢となり、
週間▼0.60%安と3週ぶりに反落、ダウとは対照的な週となりました。
フェイスブック(FB)、ネットフリックス(NFLX)などが下げたほか、
エヌビディア(NVDA)、ラムリサーチ(LRCX)、
アプライドマテリアル(AMAT)が
それぞれ週間▼8.9%安、▼13.4%安、▼10.4%安するなど半導体株が総崩れ、
さらに中国ネット企業もYY(YY)が▼16.1%、シーナ(SINA)▼12.3%、
アリババ(BABA)▼8.7%安と崩れ、
香港最大のネット企業テンセン(00700)も▼7.4%安となりました。
一方、
日米のメガバンクが揃って大きく値を上げ、
高値を更新した銘柄も多くあります。
銀行だけでなくチャールズ・シュワブ(SCHW)などの
証券株も大幅高で高値を抜き去っています。
これらのことから、
明らかにサンクスギビングを挟んで相場模様は入れ替わり、
セクターローテーションが起きている模様です。
ここで補足ですが、
セクターローテーションというのは、
景気の動向を把握した上で、景気の局面変化ごとに、
有望な業種別銘柄群に投資対象を
切り替えていく投資戦略のことをいいます。
昨年のトランプ当選後~12月にかけても
同じようなローテーションが発生しましたが、
結果的にそれは今年絶好調となった
ネット・半導体株の買い場を昨年末に作ったのでした。
今回の下落も半導体セクターの需給を
警戒するレポートが引き金になったものの、
それは騰がり過ぎたものを利益確定する
きっかけとなっただけであり、
AIとIoT、自動運転時代を迎え、
非常に強い市場環境が長期の好業績を生む
という本質は変わりません。
ただ11月までに、
上に挙げた銘柄をはじめ、
ハイテク株は各国市場で騰がり過ぎたという感はあり、
その自然な調整が起こっただけということです。
また、先月FRBが公表したFOMCの議事録によれば、
「近い将来の利上げは適切」だと多くの当局者が判断したということで、
12月12日、13日に行われるFOMCでの利上げ発表が
確実視されています。
このような指標発表などのイベント前後の相場は、
大きく動く可能性がありますので、
ぜひ注目していきましょう!
―戸松信博
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