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(矢口新)ウクライナ戦争で、わが身を思う

こんばんは、
矢口新です。

ここ数日ウクライナ戦争についてメルマガ配信していますが、
こうして大国間の戦争ゲームとしてウクライナを見ていると、
わが身、日本を思うことが、当然の帰結だとは感じないでしょうか。

なにしろ、日本の近隣にはその大国の2つがあります。
北方領土や尖閣諸島は言うに及ばず、ロシアも中国も対岸です。

一方、日本国内には超大国の基地があります。
日本は大国間の戦争ゲームの真只中にいると言っていいです。

また、ロシアはウクライナの原発を制圧したとされましたが、
日本にも50基ほどの原発が各地に散在しています。

もっとも、ロシアはウクライナの工作員から原発を守っただけだとしましたが、
米国もそれを追認しました。

「米エネルギー省当局者は4日、
ウクライナ南東部にある欧州最大級のザポロジエ原子力発電所で起きた攻撃で、
ロシアが原子炉を攻撃した証拠を確認していないと述べた。

さらに、
発電所の攻撃には小型の武器が使用されたもようという認識を示した。

ロシア軍は4日未明、ザポロジエ原発の一帯を攻撃し、
原発の近くにある訓練用建物で火災が発生。
その後、原発はロシア軍に占拠された。

エネルギー省の核エネルギー担当のフルビー次官はMSNBCに対し、
米政府はザポロジエ原発で放射能漏れや原子力事故につながるような損傷
は確認してないと強調。

放射線量は『正常な水準』と報告されているとした上で、
米政権はいかなるシナリオに対しても
十分な用意が整っていると感じていると語った」

参照:米、ロシアによる原子炉攻撃の証拠確認せず ウクライナ原発
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-nuclear-energy-idJPKBN2L1204

化石燃料の代替として、
原発の復帰を望む声が高まっているようですが、
原発は「安全でもない、安心でもない、安価でもない」上に、
国家安全保障面でも他国を利するだけです。

安全保障面で言えば、
私は化石燃料に頼るのも危険だと見ています。

再生可能エネルギーに向けて一気に進めば、
エネルギーの輸出国にもなれるのです。

また、米国はロシア制裁として資産の凍結を行いましたが、
これはどの国にとっても他人事ではありません。

特に、世界一米国債を保有している日本や、
世界二位の中国にとっては、暗黙の脅しと捉えていてもいいです。

民間資産も含めたエクスポージャーの大きさや、
国内にいくつも米軍基地があるという意味では、
日本は米国に逆らうすべを持たないのです。

だからこそ、私は拙著のまえがきに、

「日本の一般国民も政府も、お荷物ではなく当てにできるパートナーになってほしいと日本に望んでいる同盟国も喜ぶ、解決策があるのだ。まともに経済成長し、企業が競争力を回復し、国民の所得が上がり、税収が増え、社会保障制度や教育に資金を使える可能性が高い方法があるのだ」と、

「同盟国も喜ぶ」という言葉を忘れなかったのです。

米国が反対するような提言など、
実現の見通しが立たないからです。

参照:日本が幸せになれるシステム・65のグラフデータで学ぶ、年金・医療制度の守り方(著者:矢口 新、ペーパーバック版)

(Kindle Edition):https://www.amazon.co.jp/dp/B092W1M8MZ/

インドや中東がプーチン批判を控えているのは、
米ロ中とはバランスが取れた接し方をしていないと、
逆らうすべを失ってしまうからです。

中国への対抗上、米国と軍事的な結びつきを強めているインドは、
2000年から2020年にかけて輸入した兵器のうち66.5%がロシア製だったそうです。

また、ロシアとの対抗上、
NATOに加盟しているトルコは、
そのロシアから最新兵器を購入しています。

サウジアラビアは親米とされながら、
OPEC+でのロシアとの結びつきは強いです。

一方、ロシアと「無制限な協力関係」を結んだはずの、
その中国主導のアジア・インフラ投資銀行(AIIB)は
ロシアとベラルーシに関するすべての現状と保留中の事業を差し止めしました。

北京に本部を置く同行は、木曜日に「財務の安全性を守り」、
ウクライナ戦争が同行の業務や加盟諸国の経済に与える影響を査定すると述べました。
参照:China-based AIIB freezes lending to Russia and Belarus over Ukraine war
https://www.ft.com/content/5cdc910e-7a8a-4a3b-8c37-b831a0699cfb?ftcamp=traffic/partner/feed_headline/us_yahoo/auddev

世界は大国間の戦争ゲームに翻弄されています。

小国は大国の顔色を伺って生きているのが現実です。

イラクもアフガニスタンもベネズエラも、
ウクライナや北朝鮮も同じです。
最も苦しんでいるのは現地で暮らす人々です。

では、大国である米ロ中に住む人々は、
例えば我々、日本人よりも幸せなのでしょうか? 

数多くのデータが、
そうでもないことを示唆しています。

そんな中、相手のことをよくも知らないのに、
強い者の扇動に乗って、スポーツ選手や芸術家、
一般人たちへの「いじめ」に加担してどうするでしょうか。

一方、ウクライナ戦争で影響を受けるわが身にとって、
もっと身近なことでは、エネルギー価格や食品価格の高騰です。

特にエネルギーでは、これまで以上に中東への依存が高まり、
米国への依存も大きくなります。

これは、
どんな高値でも買わねばならないことを意味します。

景気後退とインフレが同時進行するスタグフレーションの可能性も否定できず、
不況なのに利上げという可能性も低くありません。

投資運用で言えば、
ボラティリティに弱い保有はリスク管理が難しいです。

ボラティリティを味方につける、
トレーディングがより機能すると見ています。

<講師プロフィール>

矢口新(やぐち あらた)

1954年生まれ。
金融業界の第一線で30年以上にわたり活躍し続け、
プロディーラーにも師と仰がれる天才ディーラー。

東京・ニューヨーク、ロンドンと世界3大金融市場で活躍し、
さらには為替、債券、株のすべてに関わるという
非常に稀有なキャリアを持つ。

相場を動かすプロの裏の裏まで知り尽くしており、
投資を真剣に学びたいという意欲ある方々との交流にも熱心。

■ 本日の出来高急増銘柄

※上昇銘柄の推奨などではありません。

※投資の学校の全講師の手法に使える、
銘柄選びの考え方です。

なぜ、
出来高急増銘柄が注目なのか、その理由と、
本銘柄を抽出した根拠はこちら。
https://youtu.be/xAVWjxMIq4c

売買の際には、ご自身でチャート分析、
ファンダメンタルズ分析を行っていただき、
売買をする際には自己責任にてお願いします。

【1】ソニーグループ(6758)
株価(終値):11,820
日付:3月10日
売買代金(千円):74,513,460

【2】ファーストリテイリング(9983)
株価(終値):60,110
日付:3月10日
売買代金(千円):50,858,760

【3】信越化学(4063)
株価(終値):17,750
日付:3月10日
売買代金(千円):49,583,720

【4】コスモエネルギーホールディングス(5021)
株価(終値):2,577
日付:3月10日
売買代金(千円):23,658,560

【5】HOYA(7741)
株価(終値):13,765
日付:3月10日
売買代金(千円):22,975,960

*ランキングは売買代金の
総額に基づく順位を示したものです。

*この銘柄一覧は、
特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

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