「待てない!」あなたへ…次の機会を捉えるには
「「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より
過去2回の当ブログでは、
「待てない!」あなたへ…
という見出しのもと、
相場で出遅れた際には「待つこと」
の重要性を説明して参りました。
一番の理想はもちろん、
AtoZシリーズで何度も繰り返してきた
「相場の起点に立つこと」であり、
そのためには「揉み合い」を見極めて
その放れに乗り込むことでした。
簡単に言い切ってしまえば、
ブレークアウトの瞬間だと言えますが、
その瞬間を見逃した場合、
本来は
「そのセッションはあきらめるべき」
と言っても過言ではないのですが、
唯一チャンスがあるとすれば、
押しや戻りを作った後の
高値再更新や安値再更新の瞬間であり、
これもまた、
ブレークアウト以外の何ものでもない
ということは
ご理解いただいていると思います。
では今回は、
先週の宿題の答え合わせを簡単に行った後、
相場展開の続きを見ていこうと思います。
————————————
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
毎日、猛暑が続いておりますが、
皆様は無事にお過ごしでしょうか。
この暑さとコロナ対策で、
外出もままならない状況ですが、
コロナ問題の陰に隠れて
アメリカの大統領選挙に関する報道が
いつもより少ない気もしますね。
そんな中、
数日前に民主党の候補がやっと、
バイデン氏に決まりました。
年輩である点を除けば、
悪童トランプ氏の後継者として
今回ほど進めやすい回はないのでは?
と、思えてしまいますが、
今の段階で見聞きできる
ゴシップ的報道内容は、どっちもどっち。
9月の討論会が一つの目安になる
とされているようですが、
目先の泥仕合だけはご勘弁願いたい
のと同時に、
ニュースのヘッドラインによって
またもやドルの強弱が右往左往するのか…
と思うと、それもまた憂鬱な材料です。
———————————–
では早速、答え合わせからです。
このチャートを見て、
高値からの下落は確かに強く、
既にショートになっていると
仮定することから始めるのは簡単な話です。
しかし、前号でも申し上げた通り、
日足で見る限りでは
ショートを持つタイミングは非常に限定的
でした。
高値足の1本前のブレークで
ロングになったとしても
既にスクエアになっているべきですから
やはり新規を念頭に戦略を立てるのが
ベストに思えます。
ココからの攻め方として、大きく分けて
戻り売りか追いかけ売りの2通りが順当
でしょうか。
前号でも説明いたしましたが、
2019年10月中旬以降の安値を
全て割り込んでいるものの、
下ヒゲで11月安値と1月安値以上に
戻していることから現行足の大陰線は、
オーバーシュート(売られ過ぎ)の可能性
は充分考えられます。
ただ、だからと言ってここから
ロング戦略を想定するのは、
ギャンブルに近い戦略のように思います。
戦略1
この大陰線の半値までの戻り売りを想定して
月足MID2を越えた辺りで損切り
という作戦が一番バランスは良い感じです。
戦略2
戦略1と似ていますが、慎重に行きたければ
月足MID2前後まで引き付けて戻り売りとし、
週足MID1を越えた辺りで損切りという作戦です。
11月から2月中盤までのレンジに入り込んだ
とすれば、最大で週足MID1付近への戻しは
充分考えられます。
戦略3
2月安値辺りまでの戻しを確認して
頭が重いようなら下落再開で売りエントリー
と行きたいところですが、
11月安値、2月安値、現行足安値など
微妙なポイントがひしめいていますので、
代表して、現行安値を割り込んだところで
ストップエントリーが妥当に見えます。
損切りは現行足の半値戻しまたは、
資金に余裕があれば月足MID2の裏辺り
でしょうか。
長大線を追いかける場合は、
損切りの置き所が遠くなるのは仕方ない
と割り切るしかないと思います。
実際にはコロナの話題が危機的になりかけた
タイミングですから、
センチメントは下落のバイアスがかかっていた
ことは確かですが、
最高値はリバーサルトップになっている点
に着目すると、
暫くは110.00円辺りを中心とした
大きな揉み合いになる可能性と、
月末要因による売られ過ぎの可能性
が気になる状況でした。
3月2日の陽線について
結果は悪い予感が的中した形でした。
先月末安値を割り込んで下値を付けた後、
概ね100ポイント反発する値動きとなり、
既にストップエントリーしてしまった以上は
もしかすると我慢できなかったかもしれません。
時間足ではWボトムが完成目前と言う状況で
しびれる一日になりました。
実際のところ28日の半値越えに置いた損切りは
ギリギリ回避はできているものの、
この日を終えて言えることは、
2月初日の安値割れを見過ごした場合は、
「待つべき」相場だったということです。
ただ今後の展開で、
時間を置かずに再度安値を更新した場合、
新たな下落の三波動が確定しますので、
それなりの下落が期待できる状況でした。
3月3日足の下落の意義について
前日に描いた良いシナリオに対して
希望の光が見えた1日でした。
高値から3本続いた下落は、
最初の陽線を第二波動として
既にE計算値を達成しており、
3日の下落再開には期待が持てる状況です。
この場合、
高値から前日2日の安値までを第一波動
とする各計算値が、
この下落の強さを測る中間計測点になる
ことを意識できれば良いかと思います。
V計算値:106.165
N計算値:103.722
E計算値:102.515
勿論、その前には
月足Hi0:105.445
月足Low3:104.548
その先には
月足Low1:101.02
月足MID1:100.665
などがあり、これらの割り方にも注目しておく
ところまで想定できれば完璧でした。
3月9日足の大陰線について
5日、6日と、
100ポイント以上の陰線が2日間続いた後、
週明けの9日に大暴落を招く結果となりました。
週末を跨ぐことに対しては賛否あると思いますが、
個人的には週末に決済を行い、
週明けはOPENを待って売り直した記憶があります。
ただし、101円台に入った以降は、
100円という最大の節目が近いことは明らかですから
ショートはいつでも決済できる準備が必要な局面です。
9日を終わって見た値動きからして、
ロングに転じる機会は殆ど無かったことを考えると
基本的には9日の大暴落は、
最高値以前にできたロングの投げによるもの
と考えるのが順当で、
後から見れば大暴落した相場も、
9日の朝方のブレークを逃した場合はやはり
「待つべき」相場だった気がします。
ということで一応ここまで、
コロナショック相場の暴落局面を見てきましたが、
早く入ることが如何に重要かということと、
このような相場でも「待つ」ことで
次のエントリー機会は必ず来るということ
が少しでもイメージできていただけたなら幸いです。
勿論、次の機会がどのようにやってくるかは
予測しきれないのは確かですが、
こうした次の機会に出会えたか否かが結局、
運不運ということになり、
特に一度逃した相場へ、
再び入れる運をつかむためには、
細かい値動きの兆候を捉える必要があり、
ある程度は相場に張り付くことも求められます。
毎日、長時間相場に張り付くのも非効率ですが、
毎日、数分で切り上げるスタイルでは
次のチャンスも見逃す可能性が高くなり、
これもまた非効率と言えるのかも知れません。
つまり、緊張すべき局面と、そうでもない局面とを
しっかりメリハリをつけることがコツになりますから、
是非、相場を予測する力を磨いていただければ
と思います。
次回もドル円相場の続きを見ていき、
今度は反発局面に対して
下落目線をどう切り替えるかを振り返ってみたい
と思います。
浅野敏郎
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