お化けが怖い本当の理由

浅野敏郎

投資の学校 浅野敏郎
From 自宅のリビングより

 
私のブログをお読みいただいている皆さんは、
必ずしも「投資の学校」の生徒さんではない
と思いますが、

 
実は、私は投資の学校の会場セミナーなどで
授業を撮影し、収録動画を製作している
映像スタッフとして、
2016年は受講生の皆様に映像教材を
配信してまいりました。

 
市場関係者としても、
既に長い年月を過ごしてきた自分にとって、

一歩引いた形で
(まさに会場の最後尾からカメラを通して)、
授業の多くを見てこられたことは
掛け替えのない経験として
自分に積みあがっていることを実感する
1年でもありました。

 
各講師の方々の授業には毎回発見があり、
長い間疑問だったことに対して
一瞬にして回答を示してくれた局面も
多々ありました。

そんな中で、
自分にとって改めて気づかされた言葉の一つに、
矢口塾で聞くことができた
「相場取引はリスクの可視化である」
という言葉です。

矢口塾授業風景

 
お化けもリスクも、見えないから怖いもの
なのですが、
見ることができれば、
目の前の事実が全てであり、
対応も可能なのだ、ということです。

 
 
おはようございます。
公開が少し遅れてしまい、お詫びいたします。

今週も早や金曜日がやってまいりました。
そして、本年2016年最後の金曜日でもあります。

たまに参加する懇親会などで
私のブログを楽しみにしてくださる受講生の方が、
少なくとも複数いらっしゃることがわかり、
非常にうれしく思い、
頑張ろうという原動力になったことに感謝いたします。

 

見えないことは怖い

さて、
お化けがなぜ怖いか?

もう結論を言ったようなものですが、
世の中の不可解な現象も、
本当にお化けの仕業
というのが見えれば、

この世の中の恐怖は
半減するのではないでしょうか。

 
確かに、見たこともないお化けが、
絵巻のように、

本当に怖い形相をしているなら、
見えたら見えたで、かえって怖い…
かもしれませんが、

映画の「ゴースト」のように、

普通の人間と同じような存在なら、
”あ、あのおっさん幽霊が、
飲んだくれて道端に寝込んでるから…、
ほら、あの人がつまずいちゃったじゃん!」

ってな具合です。
(あ、例えが映画とは違い、
全くロマンティックではなかったですね)

 
最近では、妖怪ウオッチなるアニメが
子供たちの間で流行っており、

お化けは怖いという常識も
今後はどんどん薄れるのかもしれませんね。

「嘘ばかりつくと、閻魔様に舌を抜かれるぞ」
的なお任せ教育は、
成り立たない時代になるのでしょうか。

 

投資がお化けなら見えるようにすればいい

投資に置き換えれば、
何が起こったのか、わからないうちに、
100万円で買った金融商品が、
翌日50万円になっていた…

というのは怖い話ですが、

 
あ、1万円下がった、
え?10万円も??
やばい、20万円損している・・・
というのが、見て取れれば、

闇雲に怖がる理由はありません。

 
もちろん、市場特性というものがあり、
空白の時間を境に、
全く違う様相になることはありますが、

最もベーシックな、為替取引や
国内株式取引であれば、
基本的にいつでも値動きがわかり、
今自分は、いくらの損益なのかが
見て取れる取引です。

あとは、
やってはいけないことや、
自分の限界さえ忠実に遵守できれば、
恐れるに足りないことなのは、
お化けとはまったく違います。

 
つまり、見えないリスクほど怖いものはない
ということですが、

面倒臭い、時間がない
などを理由に、
何がどうなっているのか全く見えない
投信や仕組債に、

儲かりそうだというだけの理由で
お任せ的に手を出すことほど、
怖いものはない

というのが結論です。

 
ドイツ銀行が
モゲージ商品を販売する際の説明不足で、
法外な損害賠償を請求されています。

販売義務を怠った罰は否めないにしても、
儲け話に目がくらんで、
見えないものを可視化しようという努力を
怠った投資家側の報いも、
本来はあってしかるべきなんですけどね。

 
金銭が絡むと、
どうしても常識ではありえない
思考回路になるもので、
オレオレ詐欺もこれに似た側面がありますが、

 
フェアな相場ほど、
詐欺やギャンブルとは縁遠い、
非常に合理的な収益機会だと思います。

相場に振り回されるのではなく、
相場を律するくらいの意気込みで、
2017年も挑戦してまいりましょう。

よいお年をお迎えください。

 
 
浅野敏郎
 
P.S.
矢口先生の格言を集めた著書
「相場の21の心得集」は、
投資の学校でのみ販売している、
希少な本です。

 
学校の授業では、
さりげない一言だった教えが、
この本に詳しく載っていることも多く、

今日のテーマで取り上げた、
リスクの可視化についても、
授業でたまたま、
私の心に残った一言でしたが、
しっかりと、
この本にも収められていました。

 
ならば
この本を読めば、先生の授業は不要??
ということではありませんが、

逆に、教え通りの実践なくして、
本の内容を理解することは
なかなか難しいかもしれません。

ただ、少なくとも
矢口先生の根底にある教えは
この本で十分表現されており、

もし、あなたが
これから先生に習おうとされている
のであれば、

相当心強い予習教材になるのは、
間違いないところでしょう。

 
かなりの経験者でも、
新たな発見ができる当書籍を、
お手元に一冊置かれても、
悪いことは何もないのは確かです。

より詳しいご案内はこちらからどうぞ!
http://fx-school.net/lp/books/yaguchi01/

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3 thoughts on “お化けが怖い本当の理由

  1. 半丁トレーダー

    ↑上のコメントで主人公はショウタくんと書いたのですが、さっき子供に聞くとケイタくんだそうです。
    勘違いでスミマセン。

    返信
    1. 浅野敏郎浅野敏郎 投稿作成者

      半丁トレーダー様、

      新年あけましておめでとうございます。

      妖怪ウオッチが流行る理由がわかりましたね。
      親心までを含んでの、アニメだったのですね。

      ところで、

      危ないパッケージ商品の販売は、今後も増える可能性がありそうです。
      運用側の理由として、やはりゼロ金利の長期化があり、
      運用益を稼がなければいけない、保険や年金、証券会社などが、
      よりリスクがある金融商品に向かわざるを得ないからです。

      証券会社などが最近力を入れ始めたように見える
      「ファンドラップ」…
      内容はまだ詳しく見ていませんが、

      一つの投信ファンドでも複雑化する中、
      複数の投信ファンドをポートフォリオ的に運用するとなると、
      リスクの所在が一層、不鮮明になる可能性も否めません。

      2008年のリーマンショックで、
      なぜ日本勢は直接的なダメージを受けなかったかというと、

      一説によれば、
      それ以前のバブル崩壊処理が間に合わず、
      リスク資産に手を出す場合ではなく、

      結果的に、
      リスクが見えない金融商品に
      手を出さずに済んだという、
      不幸中の幸いがあります。

      分からないものには手を出さないというのは、
      投資の鉄則ですが、
      リスクがない投資などあり得ないと考えれば、
      余り怖がってばかりもいられません。

      この点においても、最もシンプルな
      FX、株、商品といった単一相場は、
      全ての金融商品の基礎にもなっています。

      言い換えれば、
      基礎的な相場ですら押さえていない方が、
      複雑な商品に手を出さないほうがいい、
      と思うのです。

      なるべく苦労しないで資産を増やしたいのは
      皆がそうかもしれませんが、

      個人的には、投資にも労働と報酬の関係は
      活きていると考えており、
      それなりに勉強などの苦労をしないと、
      正当な見返りは難しく、

      それを怠ると結局は、
      ギャンブルにおける不労所得と同じに
      なってしまうかもしれませんね。

      本年も、どうぞよろしくお願い致します。

      浅野

      返信
  2. 半丁トレーダー

    目に見えるものも見えないものも両方コワイ半丁トレーダーです。
    世の中には恐怖心をあおって保険商品を売ろうとしたり、アブナイ投信を買わせたりするお化けさんがたくさんいるみたいです。妖怪が見えるウオッチがあれば世の中の妖怪が見えるようになるかも。
    正しい自分軸を持っていれば判断できるということですね。判断できる根拠と知識を身につけねば!

    所で、「妖怪ウオッチ」にウィスパーという執事妖怪がでてくるのですが、
    我々の世代は彼を見ていると???と何かキオクの引き出しをくすぐられるものがあります。
    「妖怪ウオッチ」の主人公はショウタ君といいます。
    ショウタ君といえば、オバQの友達でしたw。随所に色々中年世代(?)のキオクをくすぐる仕掛けがあるアニメです。

    返信

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