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そのエントリー、理由は何?

From:矢口 新
自宅のトレーディングルームより、、、

 
多くのトレーダーが利用している
テクニカル指標はどれも、
売り買いのサインが現れ、
「方向確認」ができるように工夫を凝らしています。

 
なぜかというと、
価格は波動を伴って動きますが、
どこが波の頂点でどこが底なのかを
見極めるのは大変難しいことだからです。

 
したがって、
テクニカル指標では、
天井と底の何割かは捨て去って、
方向確認の後に「実」の部分だけを利益として
取ろうとするものが多いのです。

 
こう書くと非常に単純ですが、
実際の相場で応用するとなると、
これがなかなか厄介なのです。

 
何が厄介かというのを
最も多くの投資家に活用されている
移動平均系の指標を例に挙げて説明します。

 
移動平均線などの指標は、
データを取る期間を短くしたり、
より直近の価格に大きなウェイトを
置いたりするような操作をすれば、
価格変動により敏感になります。

 
そうすると、結果として
さほど大きくない価格の揺れにも
方向転換の指示を出してしまいます。

 
この指示通りに売買すると、
恐ろしいことに、往復ビンタを食らい、
損失が膨れ上がります。

 
逆に、期間を長くとると
価格が反転してしばらくしても
まだサインが出現しないということが起こります。

 
やっとサインが出た、と安心した時には
「実」の部分がほとんど残っていなくて、
間もなく再反転してしまう場合も多いのです。

 
しかも、反転のサインが遅れることで、
損切りのタイミングを逃すことにもなります。

 
一方で、一目均衡表のように完成されていて、
基本的には各自が勝手に変更を加えることができない指標は、
それを信じるか信じないかが問われることになります。

 
これは、テクニカル指標にとっての永遠のテーマですが、
すべての相場の参加者のテーマということにもなるのです。

 
「方向が確認されてから動け」などと言われても、
どう確認すればよいのか、実は誰にもわかりません。

 
見越し売買の危険性と方向確認済みと
思い込んでの売買の危険性との間には、
あまり本質的な差異はないのです。

 
多くの投資家が利用する、
ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析は、
人それぞれ違うように捉えることがあります。

 
さらには、
他人の意見、思い込みといった類も
すべて相場に入るきっかけにすぎません。

 
きっかけはさほど問題にはなりません。
むしろ、多ければ多いほどいいのです。

 
問題は、相場に入った後、
どのように行動するかということ。

 
相場はポジションを取ってなんぼの世界。
売り買いせずに眺めているだけでは、
何も始まりません。

 
見越し売買大いに結構、
リスクは避けるものではなく、
うまく管理すべきものなのです。

 
だからこそ、
相場経験が浅い人こそ
少額での取引でポジションを取り、

 
売買の感覚はもちろん、
リスク管理の感覚をも養っていきましょう。

 
それでは、また!

 

―矢口 新

 

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