敵の城を攻め落とせ!
「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿の作業デスクより
NHKの大河ドラマは、「真田丸」から「女城主 直虎」へと、
戦国時代の話が続きました。
当時の武将たちは、敵の城を乗っ取る形で、
前の城主がもっていた統治権も乗っ取るという方法で
自分の勢力を強めていったようです。
乗っ取り方は様々で、
平和的な開城や落城前の城主逃亡によって、城は概ね無傷だったり、
火を放って焼失させ、新たに築城するケースもあったようですね。
今日は、自陣を相場の買い勢力、敵陣を相場の売り勢力に例えて
重要な高値の攻防をイメージしてみましょう。
おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
今週はFOMCの結果発表がありましたが、
大方の予想通り、政策金利の追加利上げは見送られました。
また今週と言えば、
降って湧いたような衆議院の解散総選挙話もありましたね。
海外投資家は日本人の想像以上に、政治ネタには反応します。
特にドル円相場については、この2週間は目を見張る強さですが、
その方向性については、まだまだ不透明なのかもしれません。
敵の城を相場に例えると
買い勢力である私たち自陣は、
あの丘の上にそびえている敵の城を目指して、
正に進撃をしている最中だとしましょう。
途中で出会う売り勢力の敵兵は、まだ疎(まばら)ですが、
買い相場の途中で出会う売り手は、
売れた途端、決済に向けた買い手になりますから、
敵兵はその場で降伏して、自陣の味方になってくれるのも同然です。
そうしながら買い勢力の自陣は力を増しつつ、敵城の近くまで進撃しました。
そこには当然ながら、
多くの敵兵が城を守ろうと待ち構えており、自陣も苦戦を強いられるでしょう。
重要な高値付近では売りが出やすいというのは正にこの状態なのです。
もしここで敵城を攻め切れなければ、
買い勢力の自陣はやがて消耗し、後退せざるを得なくなるでしょう。
この場合はつまり、「敵の城」とは重要な高値だったことになり、
抵抗(レジスタンス)として機能したことで、
上昇相場が一転、反落する局面になってしまった訳です。
重要な高値を越える意味
重要な高値を越えた場合は、自陣が敵城を攻め切ったことになり、
こんな状況で、売り勢力の敵兵はどんどん逃亡していくでしょう。
一方で、城内に立てこもっていた多くの敵兵は、
落城と同時に、我々買い手によって売らされてしまいますから、
そのまま買い手へと寝返って自陣の味方になります。
敵兵が少ない中で、私たち買い手は一層勢力を増すことができ、
さらに自陣を広げようと進撃も可能になっていきます。
相場に当てはめれば、これがブレークアウトであり、
落城によって多くの売りが買いに寝返るとはつまり、
ストップロス注文が成立していく様を意味し、
これこそが上昇に勢いがつく一大要因だったのです。
さっきまでの敵城は自陣のもの
しかし、さすがに一方的な上昇も続かず、
いつかは退却を余儀なくされる局面もあるでしょう。
しかし、これまで重要な抵抗線だった高値は、
もうすでに越えてきたわけですから、
そこまで戻れば、我々の手に落ちた城に居残る味方の援護を
受けられるはずですね。
相場でよく言われる、
抵抗線は越えると支持線になりやすく、
支持線は割れると抵抗線になりやすい
のはまさに、こういう事だったのであります。
どうでしたか??
こんなことを思いながら、実際に相場を見てみると、
緊張しなければいけないポイントが分かるようになります。
もっと引っ張るか? そろそろ見切るか?
こうした判断力を身につけるための、
結構な鍛錬になるのではないでしょうか。
浅野敏郎
<<編集部よりおススメ>>
売買取引が成立するという事は、
買えた自分の取引には、必ず相手となる売り手がいます。
ドル円相場で言えば、
109.00の取引
110.00の取引
111.00の取引
それぞれで、売り手と買い手が同じ取引額を取引している・・・
にも拘わらず、
2017年の
8月は円高に推移し、
9月は円安に推移しているというのは
本当に不思議です。
その理論が理解できれば、
後は効率よくトレードをするだけで、相場を味方につけることができます。
その理論とはまさに、
矢口先生がまとめあげた
「TPA理論」なのです。
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面白かったです。
今井淳一 様、
コメントありがとうございます。
相場って、
擬人化してみてみると、結構面白いです!
面白さが判れば興味がわく
興味がわけば勉強もつらくない
勉強して知識が付けば実体験でも怪我はしにくい
実体験を多く積めば、その道のプロに近づける
面白さを伝えて参りたいと思います。
面白かった時にまた、コメントをお待ちしています。
浅野