黒田日銀総裁の「サプライズ」はおしまい?

From:ニコラス・グールド

 
 
BOJ(Bank Of Japan:日本銀行)総裁の黒田さんは、
もう「サプライズ演出」をやめるのかもしれません。
 

先日のYahoo!ニュースにこんな記事が出ていました。
⇒ <日銀総裁インタビュー:来月会合“サプライズ”修正か>
 
 

これまでサプライズ発表でマーケットを動かしてきた黒田さんですが、
もうマーケットはあまり黒田さんのサプライズを信用していない可能性があります。
 

マイナス金利の導入も効果は一瞬でしたし、
先月7月に発表したETFの買い入れ額の増加も
期待はずれとされて、マーケットの円高トレンドを
ひっくり返すことはできませんでした。
 

9月にはFOMCでアメリカの金利引き上げが行われるかということが注目ですが、
日本でも、サプライズ派の黒田さんが金融緩和策にどういった姿勢を見せるかに
注目が集まりそうです。
 
 

マーケットに起こるサプライズは、大きな値動きを生み出しますので、
トレーダーにとって、利益を得るチャンスになります。
 

しかし、一方では大きな損失を生み出す原因にもなりますから、
値動きの大きなときのトレードは、リスク管理を徹底して行う必要があります。
 

リスク管理と聞くと、
損切りをどうするかということばかり
頭に思い浮かべる人が多いと思いますが、
 

実は、利益確定をどこで行うかも、
リスク管理として大切なことなのです。
 

なぜなら、トレードごとに生み出す利益が、
他のトレードで出す損失をカバーしてくれるからです。
 

そのため、私がお伝えしているリスク管理の方法は、
必ず一回のトレードあたりの「リスクリワード比率」を
1:1以上にすることです。
 

よく見かけるのは、

利益が出るとすぐに利益確定してしまって、小さい利益しか取れないー
でも、損切りは小さくできなくて、損をするときは大きくなってしまう。
というトレードです。
 

いわゆる損大利小のトレードですが、
これをリスクリワード比率の話に置き換えると
 

リスクとリワード(利益)が
1:0.8とか、1:0.7というような比率になっていて、
やればやるほど損が増えていく構図になっているのです。
 

これを改善するためには、
損切りをもっと小さくするか、利益確定をもっと大きくしなければなりません。
 

どちらを選ぶかは、
トレードしながら調整する問題なので、
正解を示すことはできませんが、
 

オススメは、損切りをもっと小さくする方です。
多くのトレーダーは、損切りを我慢し過ぎて失敗しているからです。

 
もし、今なかなかトレードで安定した利益が出せないなら、
今よりも、損切りを小さくした戦略でトレードしてみてください。
 

損切りのルールは、
マーケットの値動きによって調整する必要があるので、
あまりにも損切りが多すぎるようなら、状況に合わせて
ルールを変更しましょう。
 
 

もちろん、取引記録をつけることは
忘れないでくださいね。
 

しっかりと記録をつけることで
マーケットに合わせた、適切な戦略でトレードする方法を
見つけ出すことができます。
 

マーケットは、いつも同じ動きではありません。
トレンドも、ボラティリティも、常に変化します。
 

トレーダーは、そういった変化の起こるマーケットに適応することではじめて
利益を出せるということを忘れないでください。
 

どのくらいの損切り、どれくらいの利益確定が適切なのか、
これも、手法や一般論ではなく、マーケットそのものに答えがあります。
 

取引記録をつけて、自分のトレードから勉強して
トレードをもっとうまくなりましょう。
 
 

―ニコラス・グールド

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