「スクウェア=0」というポジションはない
From:矢口新
自宅の書斎にて
この季節になると、
プロ野球選手の進退問題が
スポーツニュースで取り上げられるようになりますね。
結果を残せば大金が手に入り、
結果を出せなければ減俸、もしくはクビになる。
なんともシビアな世界だと思うかもしれませんが、
わかりやすいといえばわかりやすいですよね。
実は、ディーラーの世界も似たようなもので、
結果を残せば若手でもビックリするぐらいの報酬を
手にすることができますし、
逆はまた然り、という世界でした。
ですが、
辞めさせられる(ポジションの異動も含め。)
ディーラーというのは、結果が残せない、という人ももちろんいますが、
実は、、、、
トレードをしないのでクビになる、
という人が少なからずいました。
理由は様々でしょうが、
すぐに結果がでる、トレードが怖い、
ということが1つの理由にあげられます。
また、負け続けてポジションを持つのが
怖くなったというディーラーもいました。
しかし、
相場でポジションを持たない
スクウェア(square)=0
というのはプロとしてありえない訳です。
たとえば、あなたがファンドマネージャーで、
1000億円の運用を任されたとして、
スクウェアにするためには、
1000億円を出資者にお返しするしかありませんが、
もちろんそんなことはできませんよね。
ロング(long 買い持ち)か、ショート(short 売り持ち)か
いずれかのポジションを持たないと、
収益をあげることができません。
もちろん、
個人投資家のみなさんは、
ご自身の資金で投資をなされているのですから、
ポジションを持たないことも許されています。
ですが、
特に少しトレードに慣れてきた時期に
陥りがちなのですが、
完璧を求めるあまりポジションをなかなか持てない、
ということはトレード技術の向上
という意味ではマイナスです。
ポジションを持ち、実際の売買を繰り返すことでしか、
トレードの技術を磨くことはできません。
上達するにつれて売買の精度が向上するので、
上級者であればあるほど、通常は仕掛けの回数が減るのですが、
その領域に到達するまでは、
少額でもよいので、ポジションを持つことをお勧めします。
また、スランプ、だと思ったら、
取引金額を減らして(通常10万通貨のところを、1万通貨にする等)、
調子を整え、復調したと思ったら
また資金量を増やす、というやり方も有効です。
チャートみているだけでは実戦感覚が
鈍ってしまいます。
ポジションを持ち続け、技術を磨き続ける。
難しいかもしれませんが、
共にがんばりましょう。
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