27年ぶりの高値って言われても…
「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅のトレードデスクより
配信が遅くなりました、お詫び申し上げます。
今週、日経225が年初来高値を更新し、
バブル以降、27年ぶりの高値となった…
といったニュースがもてはやされた矢先、
今夜のアメリカ市場では、
ドル金利が上昇し続けていることを
株式市場が嫌気したという触れ込みで、
S&Pなどは
3か月超以来の最大下落幅を記録したなど、
ちぐはぐな展開となっています。
若い方々にとっては、
27年前と言われても恐らく
ピンとこないでしょうから
この機会に少し覗いてみましょう。
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おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。
9月から10月にかけては台風シーズンですが、
記録的な大型台風24号により、
関東圏のJRが計画運休するという
前代未聞の対応がありましたね。
何やら今週末にはまたも大型の台風25号が
日本に接近し北上するらしく、
平日よりは幾分まだましではありますが・・・
布団を干せないのには困ったものです。
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さて、27年ぶりの高値を更新した…
と言ってもここからの高値は
例え1円でも上回れば
バブル以降の高値を更新することになりますが、
とはいえ、
日経平均の最高値は90年1月でしたから、
28年ぶり以上はあり得ません。
「な~んだ、あと1年分で最高の28年ぶりじゃん!」
と言ってしまえば簡単ですが実は、
日経平均が26,000円以上の領域は、
まるでマッターホルンの頂上付近のように
切り立った壁になっていますから、
ニューヨーク・ダウのように、
簡単には史上最高値を更新することはできない
と思います。
少しでも相場に興味がある方なら
既に27年前の日経平均株価チャートは
チェックされているとは思いますが、
念のためここに表示しておきます。
ところで、27年前といえば1991年ですね。
せっかくですから、株価だけではなく、
27年前の有名どころの相場くらい見てみましょうかね。
昨日の米国株が下げた背景に
金利の上昇が嫌気されたとありましたが、
1991年の10年債利回りは驚愕の8%台でした。
よく見るとそれ以来、
まるでトルコリラのような下落相場ですね。
反面で、
ダウ相場は一方的に上昇してきたことを考えると、
実はアメリカの株価が好調を維持できたのは、
低金利政策の賜物だったという解釈もできます。
したがって、
この間に不動産王から大統領に上り詰めた
トランプ氏が金利上昇を嫌うのはごもっともで、
金利上昇が続けば、
経済そのものがアンワインド、つまり
株式相場の長期低迷時代に突入しかねない
という連想につながりやすいのかも知れませんね。
そしてこちらが、ドル円相場ですが、
1991年のドルは130円台だったことが判ります。
ただドル円相場に関しては
1985年のプラザ合意以降の話ですから、
相場の水準自体が特殊な事情だったことは事実ですが、
日本の産業構造自体、あまり変わっていないとすれば、
少なくとももう一段の円安が必要かもしれない
というのは何となくイメージがつきそうです。
ほんのここ数年に関して言えば
確かに世界的にドル高なのでしょうが、
実はアメリカの株高の背景には、
利下げとドル安が欠かせなかったことが
この3つの相場から見えてきました。
自国通貨を恣意的に安くすると
キレたように指摘してくるアメリカですが、
実は自国通貨を安くして成長を維持してきたのは、
他でもないアメリカ自身が一番極端だった!!
ということになりませんかね。
浅野敏郎
—–<<<編集部よりおススメ>>>——
移動平均線は究めた・・・
ボリンジャーバンドもマスターした・・・
RSIとは何なのか・・・
MACDの売買シグナルも読めている・・・
なのにどうして収益が思うように上がらないのか?
それは、こうしたテクニカル分析のほとんどが
値動きの結果から導かれるので、
結局は、値動きの後を追っていることと同じ
になってしまうからです。
ではどうすればよいのか??
一通りのテクニカルをマスターした経験者にこそ、
是非触れていただきたい相場の見方が
ここにまだ残されています。
それは・・・
相場参加者として背負った宿命こそが
相場変動を作っているという、
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