一本のニュースで180度変わる相場
From:戸松信博
自宅デスクより、、、
おはようございます。
戸松信博です。
8日(土)に新宿で
1Dayセミナーを開催しましたが、
80人近くの方が参加してくださいました。
長時間のセミナーで正直疲れはあったのですが、
参加された皆さまが本当に熱心に
最後まで話を聞いてくださっていたので、
当日の話が参加してくださった皆さまの
これからの投資に役立つ有意義な時間となったら
幸いに思います。
さて、
先週の金曜日は
月に一度の米雇用統計の発表日でした。
結果から言うと、
非農業雇用者数が予想を大きく下振れ、
平均時給の伸びも前月比横ばいとなったことから、
米景気の後退懸念が強まりました。
最近の米国市場は、
ニュース主導の乱高下相場が
続いている状況です。
このようなときは、
目先の値動きにつられてしまい
本質を見失いやすいタイミングでもあります。
だからこそ、
この値動きは何が原因なのか?
相場の大きな流れは、
今どっちに動いているのか?
それを見極めることが、
無駄な損失を抑えることにもつながり、
安定利益へとつなげることができます。
今日は、
最近の米国市場を分析した結果と、
今後のグローバル相場の見通しについて
お話していきます。
ニュース主導の乱高下相場続く
先々週の米国株は、
利上げ打ち止め観測が出てきたことを歓迎し、
主要株価指数は今年最大の上昇率となっていました。
これに伴い、
11月20日に下落転換と判定したばかりの米国株を、
再び11月28日に再上昇転換とする
目まぐるしい展開となっていました。
一本のニュースで180度変わる相場とも書いて、
そうした不安定さに警戒もしておりました。
先週は、米中首脳会談での関税猶予のニュースを受けて
上昇で始まるも、ブッシュ元大統領追悼による休場を挟み、
イールドカーブの一部で11年ぶりに長短逆転という
景気減速を示唆するシグナルが表れ、
そこへ「中国製造2025」政策の中心である
ファーフェイ(華為)副会長兼CFOの逮捕ニュースが飛び出し、
先々週の大幅高の大部分を消し去る大幅安となりました。
週間の下げ幅は、
ダウ=4.50%、
S&P500=4.60%、
ナスダック=4.93%となり、
11月19日~23日の週の下げ幅を
上回る大きさとなっています。
このところ一週おきに
大幅安と大幅高が起こる形で、
非常に不安定な相場となっています。
相場心理の動揺を示すVIX指数は週間+28.6%高です。
ダウは4日の799ドル安に続き、
休場明けの6日も一時784ドル安と
異常な値動きを連日続けましたが、
一部報道で利下げ中止観測が持ち上がったことで、
その日の終値は79ドル安として、
安値から700ドル以上もリバウンドました。
ところが翌7日は再び558ドル安、という具合です。
アップル、マイクロソフト、アルファベットなどが
5%を超える週間下落率となり、
ネットフリックスは7%超、エヌビディアは10%近い下げでした。
長期金利の下落を受け、
真っ先に銀行株がより大きく売り叩かれ、
幾つかある銀行株指数は週間7~8%台の大幅安となりました。
一方、好調だった米国株の崩れを横目に、
先に大きく崩れてきた中国本土の株価指数は
+0.7%の上昇と下げ止まっており、
また産油国の減産報道を受けて原油価格が上昇、
さらに安全資産と称されるゴールドの価格は
利上げ打ち止め観測(金利のつかないゴールドに有利)も
追い風となって大きく上昇しております。
今の相場は一本のニュースで
突然上昇する可能性もある状況ですが、
それが持続性のあるものなのか見極める必要があります。
このようなときは、
私としてはディフェンシブな姿勢で
相場を見守っていくところと思います。
時には利益を狙いに攻めるだけではなく、
予測しづらい時は無駄な損失を避けるためにも
様子見することも大事な戦略の一つだと考えているからです。
今年も残りわずかですが、
冷静に相場を見極め、安定的に利益を積み上げるためには
何がベストなのかを考えて投資をしていきましょう。
それでは、
今日も最後までお読み頂き
ありがとうございました!
また来週お会いしましょう(^^♪
―戸松信博
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