浅野敏郎のブログ

1日につき0.7銭…さて何でしょう??

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「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスのスタジオより

 
先週はイールドカーブについて簡単に触れました。

長短金利ではないものの、実は同じタイミングで、
アメリカのミドルゾーン(具体的には確か2年と5年)の利回りが、
一時的に逆イールドになっていたようですね。

逆イールドとは、
通常、より長い期間の方の金利が高いところが
より長い金利の方が低くなる現象を言います。

 
ただ、政策金利の基準となる短期金利と
長期金利の代表となる10年債利回りの差が
1%もない状況の中で、

隣接している期間の利回りが
入札や一時的な需給などで逆転することは
今後も、しばしばあるかも知れません。

 
メディアはちょっとでもネタになりそうなことを
無理やりこじ開けてあおる習性が有りますから、
気を配りつつも余り影響されないことが
肝心かも知れませんね。

アメリカの長短金利がここまで近づいたことで、
見方を変えれば
私たち一般投資家も普段は手を出せない
米・長期債利回り並みの運用妙味を得る方法が、
直ぐ近くにあることになりますが…、

一体、本日のタイトルは何を意味すると思いますか?

 
————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

 
このところ気温が低く、小雨混じりの日々が続きました。
水曜日の朝、
平日の午前中から撮影の仕事が入ることは稀なのですが、
この日は朝から冷たい雨が降っており、
「撮影までには雨があがってくれないかなあ~」
という願いもむなしく、

ちょうど通勤ラッシュがピークの中、
撮影機材を運ぶためにタクシーを待っていたのです。

しかし、どう見ても明らかに車の数が少なく、
それに比例してタクシーもまばらで、
空車が走っている状況では全くない状況でした。

 
10分ほど待って無理だと判断した私は
徒歩で向かうことを決意。

約30分かけてスタジオから現場まで、
重い荷物を引きずりながらどうにかたどり着きましたが、

何度も荷物に足を削られ、
冷たい雨で手はボロボロ・・・
現場の中は逆に暑く感じて汗がダクダク・・・

タクシーの初乗りが大幅に引き下げられ、
チョイ乗りがしやすくなったのは事実ですが、
その弊害がこんな形で私に及ぶとは・・・

これからの季節、特に雨が降る日が思いやられます。

—————————————

本日現在のアメリカ10年債利回りは・・・

 
チャートによれば2.901%という数値が見えていますが、

いわゆる先進国といわれる国々の中で
今、最も金利が高い国は、何とアメリカです。

オージーやキーウィ、ポンドなどが
高金利通貨と言われていた時代は既に過去となりました。

 
さすがにきっちりと米・10年債と同等の利回り・・・
という訳にはいきませんが、

日本の10年債利回りが0.055%という状況で、
日米金利差における日本の金利分は、
殆ど考えなくても良い状況です。

つまり、日本の一般投資家にとって
アメリカという、年利2%以上もある優良な投資先がある現状は、
これまでも、そう滅多にないチャンスです。

 
もちろん信用力が低い国では、
2桁台の債券利回りがあり得ていますが、
その国の通貨は概ね売られる傾向が強く、
利回りを上回る通貨安が伴うなど、投資妙味はありません。

しかし、アメリカのドルは今、世界で最も強い通貨でもあり、
この場合、通貨は債券の代替として充分成り立ちます。

つまり、日本の一般投資家にとって米国債投資は
ハードルが高いかも知れませんが、
その国の通貨であるドルへの投資は、
FX取引として手軽におこなうことが出来ますね。

 

金融市場の短期貸借を計算

主に銀行などの金融機関が参加者となる金融市場では、
様々な資金の貸し借りが行なわれていますが、

FX取引で高金利通貨を買い持ちして翌日に持ち越すと
いわゆる「スワップ金利」を享受できますが、
これも金融市場の恩恵でもあります。

 
この金利に似た「スワップ金利」は実は、
明日ドルを貸して明後日にドルを返してもらう
「トムネ」と呼ばれる資金貸借が元になっていますが、

12月12日時点でドル円の「トムネ」取引はおよそ、
0.73ポイントのディスカウント

つまり、
ドルを手当てする時に引き渡した同等の円が、
1日後にドルを返却することで戻ってくる際、
1ドルにつき0.73銭少なくなっている…

ということを意味しており、この減額された円が、
ドルを1日借りる際に支払う、金利コストに当たるというわけです。

 
本日のタイトルにもなった0.73銭を年利に換算すると、
0.73銭×365日=266銭となり、

ドルを貸す側にとっては、
1ドルにつき2.66円が年利として受けとれる額になります。

したがって、1ドル=113.50円の取引だと仮定すれば、
(2.66÷113.5)×100=2.34%となり、
概ねアメリカの政策金利であるFFレートと一致することが分かります。

 

順当なスワップ金利は幾ら?

もちろん、上で計算した2.34%は、銀行間市場のお話ですから、
そこから銀行やFX事業者の手数料などが引かれたものが
その事業者の「スワップ金利」になり、

この数値に近いスワップ金利を提供しているFX事業者は、
優良だということになりますね。

仮にディスカウントを0.7ポイントとして、
ドルのロング(買い持ち)でもらえるスワップ金利を実額で表すと

1,000ドルで7円
10,000ドルで70円
100,000ドルで700円

になります。

これより著しく少ないスワップ金利だと
「事業者の丸儲け」ということになりますが、
皆さんの取引先は大丈夫でしょうか??

 

注意事項

翌営業日までドルのロングを持ち越さないと
この妙味は得られませんから、
短期取引で盛り上がっている日本の投資家の中には、
無縁な方も多くおいででしょう。

もちろん、持越しにはリスクが伴うことから、
円の預貯金のような訳には行きませんが、

優良な運用先であるアメリカのドル投資で、
年利2%以上に相当するスワップ金利がつくことは、
かなりの妙味があります。

その割にFX業界がその路線で盛り上がらないのは、
短期取引で回転売買を繰り返していてくれたほうが、
事業者にとっては儲け話になるから…
という背景もあるのしょう。

 
いずれにしても、
スワップ金利だけをFX取引の主眼に置くにはリスクが高く、
相場の流れが高金利通貨高になっている間のオマケ
と捉えるべきです。

とは言え、

今のところ、ドルは最強で最高金利通貨である一方、
円は弱めで最低金利通貨である現状を見る限りでは、
やるべき事は1つしかなく、

結局は、ドル買いでエントリーするタイミングに集中し、
不利な展開では迅速に手仕舞うという、
普通の取引を心がけるだけでよい話にも聞こえます。

 
 
浅野敏郎

 
<<< 編集部よりおススメ >>>

今回のお話の中にも出てきた
金融機関が中心となる金融市場…

この厳しい環境で勤務する
金融機関のディーラーたちは、
「利益を出せなければクビ」

という大変過酷な条件下で、
とにかく結果を出す必要があります。

 
そんな業界で約30年間にわたり、
銀行ディーラーとして生き残った男

つまり…裏を返せばその間、
彼は、結果を出し続けたことになります。

その男の名前は「矢口 新(あらた)」
現役を引退した今、

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コメント

  1. 乾坤一擲 より:

    _φ(・_・金利の良心的なFX会社の見分け方ですね。いつも具体的な数値をありがとうございます。為になります。
    雨の中機材を持って移動大変ですね。私なら二三日寝込みそうです。お大事にしてください。

    1. 浅野敏郎 より:

      乾坤一擲さま、

      コメント有難うございます。

      久しぶりにリアルな数値を計算してみたのですが、
      事業者によってはばらつきがあり、
      一見、スプレッドも狭くキャンペーンも素晴らしい事業者でも
      こいうところで、隠れて収益をあげているとすれば問題です。

      と言っても、デイトレ以下の取引では基本、無関係ですから
      まるでデイトレードより長い取引はお断り!
      とでも言いたげに聞こえますね。

      かの撮影当日こそ、夜は調子が悪かったのですが、
      どうにか持ちこたえて今はどうにかやっております。
      ブログも本日分を除けばあと一回が本年最後です。

      この一年を振り返るのもいいですが、
      噛み締める間もなく過ぎてしまい、
      思い出せないのか、そもそも何も無かったのか・・・

      残り僅かな2018年、あと少し頑張りたいと思います。

      また、コメントをお待ちしております。

      浅野敏郎

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