2019年波乱の幕開けでドルが全面安…でもないぞ!
「投資の学校」浅野敏郎
From自宅のトレードデスクより
2019年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
それにしても今年は波乱の幕開けとなりました。
昨日、最初にドル円チャートを見た時は
「またまた…どうせ何かの間違いでしょ」
程度に思ったのですが、
いろいろ調べるうちに実際の値動きであることが判り、
今週内の急変はないだろう…
と考えていた矢先だっただけに、
軽いショックを受けています。
ドルのロング(買い持ち)を持っていた訳ではない
(今回はこうなる前に損切でした…泣)のですが、
理由や背景は何であれ、ここまで下落したのは
想定外だったので消化不良は否めません。
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おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りましたが、
本日お休みの方も多くいらっしゃると思います。
本格始動は来週から…になりますが、
年末休暇は如何お過ごしでしたでしょうか??
関東地方は予報に比べ、
比較的穏やかなお正月でしたね。
亥年は十二支の中でも一番最後の年で、
新たな十二支の始まりに備える年でもあると
言われているようです。
この年末年始の下落でここまでの清算が終わり
今年の仕込みがやがて結実することを願っています。
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年始相場のネタ
そもそもニュースソースが少ない中で、
ありふれたニュースの内容なら、
既に皆様も大体は把握されているとは思いますが、
1)トランプ大統領が依然としてメキシコ国境問題に
固執していることから政府機関閉鎖が長期化する懸念
2)進みかけた米中問題が台湾問題をきっかけに悪化する懸念
3)北朝鮮が非核化への姿勢を再び後退させた発言
4)中国と韓国が日本への圧力を再開している傾向
などが大雑把に上げられ、
結果的にリスク回避が先行して、
債券買い、株売り、円買いが急進したというところです。
ただ、
急落が始まった時間が3日木曜日の朝7:35あたりから
だったところを見ると、
直接のきっかけになったニュースは、
どれをとっても疑問が残らざるを得ず、
唯一、
アップル社が業績の下方修正を発表したニュースに
事の発端がありそうな気もしますが、
時間関係が明確ではなく、
その因果関係も不十分ではあります。
ドルストレートの値動き
では、
円以外の対ドル相場の動きはどうだったでしょうか。
ユーロは1.13ドル台前半で乱高下、
オージーは0.69ドル台後半から0.67ドル台終盤へ急落
ポンドは1.25ドル後半から1.24ドルへと急落
という状況を見る限り、
ドル円以外は概ねドル買いの動きをしています。
逆に言えば、
ドル円の下落と同じような動きになっており、
クロス円相場の売りが際立っていたことが見えてきます。
実は先月末、
日本のFX取引の内訳を調べる機会があったのですが、
2018年はドル円に次いで、
何とポンド円の取引が2番目に多かったことが判っており、
直接のきっかけはポンド円かポンドドルの売り仕掛けが
引き金になっていた可能性は充分にあり得ますね。
特にポンド円相場になると、
ポンドドル×ドル円=ポンド円で算出されますから、
ポンドドルとドル円相場が同時に同方向へ変動すると
急変動になりやすい特徴があり、
更に日本が休暇中のポンド相場など
存在しないに等しい状況が想定できますから、
特にストップ売りの注文が多めにあれば、
これだけの変動を引き起こすことは不可能ではないでしょう。
IMMポジション
さて、ドル円相場の上値が重くなり始めた裏付けとして
シカゴ市場のIMMポジションに見る
円売りが相当積み上がっている
という話は少し前から注目されていました。
ところが、相場が多少円高になっても、
円売りの解消は進まず逆に、円売りが増えるなど、
目に見えたドルロングの手仕舞いはありませんでした。
もしこの急落で、ドルのロングが大きく解消されていれば、
これで「投げ」が出たとする根拠として
充分な急落だった可能性はあり、
向こう2週間のデータの変化に注目です。
総括
お終いに、
もしアメリカに端を発した調整相場入りが本格化したとしても、
為替におけるドル金利との違いは、円を筆頭に、
ユーロやポンド、豪ドルなどに至るまでその差は歴然で、
実際にドルの利下げが実施されない限りは、
ドルの売り持ちにはコストがかかります。
したがって短期的な売買以外は絶対的に
ドル売りは不利であり、
そう長く持つ取引では無いことは間違いありません。
この下落で2018年のドル高相場は確かに、
一旦は終了となり、
どこかの水準で底固めが確認できるまでは
買いから入ることも難しい話ではありますが、
それでも金利差が縮小しない限りは、
2019年の対ドル相場もやはり、
ドル買いポイントを探す目線は重要だと考えています。
浅野敏郎
—<<<編集部よりおススメ>>>—
新年あけましておめでとうございます。
2019年も粘り強くチャンスを待つ相場
になりそうですね。
昨年末から年初にかけての下落相場は、
バブル崩壊を思い出すに十分な値幅ではありました。
しかし、
本当のリセッションは、信用収縮が原因となって
流動性の急低下が不可欠だという説もあり、
現状ではそうした現象は今のところ確認できず、
またそうした現象は、
一瞬のうちに引き起こされることはありません。
つまり、
昨今の急落変動は、あくまで調整の値動き
と考えた方が自然ではあります。
かといって、
目の前で含み益が減少し、
あるいは損失の額が拡大している状況を
見てしまうと一旦は手仕舞って
先ずは落ち着いてから相場を見直す…
という方法も必要な時があります。
しかしこの方法を知っていれば、
なにも手仕舞うことなく、
この下落相場で損失分を補うことが出来るばかりか、
この方法だけであれば収益にすることも
充分に可能な相場になってしまうのです。
この方法とは何か?
それは「空売り」という
人によっては危険な響きにも聞こえる取引です。
しかし、もしあなたが
「空売りの何処が怖いの?」という質問を受けたとして、
本当にその怖さを言うことが出来るでしょうか?
売りだって買いだって、
放っておけばどちらも同じだけ危ない話ですし、
売りの使い方を無視しているからこそ、
ナンピンという最も危険な取引を当たり前に
使ってしまうのではないでしょうか。
もしかすると相場が立ち直るには
もう暫く時間が掛かるとして、
今のうちに、このタイミングでしっかりと
「空売り」の何が怖くて何が有利なのかを
必ず学んでいただきたいと思います。
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