犯罪の少子高齢化
From 矢口新
自宅のトレーディングルームより……
おはようございます。
矢口新です。
実は先日、
大阪出張に行ってきました。
投資の学校さんで講座を持たせていただいて、
ずいぶんと経ちましたが、
初めて大阪でセミナーをやったのです。
「東京のセミナーに行くのは難しいけど、
大阪ならということで来ました!」
とおっしゃって下さる方もいらして、
本当にうれしく思いました。
東京ほど頻繁ではないですが、
今後も定期的に大阪にはいく予定ですので、
楽しみですね。
さて、私はこの仕事をしていて思うのは、
「人と触れ合う時間が長い」ということです。
最近、その「人と触れ合う時間」の重要性ついて、
思い知らされるニュースを耳にしたので、
紹介させてください。
日本における高齢者の犯罪増加
イギリスのBBCが日本における高齢者の犯罪増加について取り上げていました。
その番組によれば、高齢者の犯罪で圧倒的に多いのは、
万引きだそうです。
盗むものの金額もそれほど高くない(3,000円程度)のが特徴でした。
一瞬「なんでそんなことを???」と思いますが、
ここには年金暮らしのお年寄りが抱えている複雑な事情があるのです。
「子どもの重荷になりたくない」
「身を引くのが務め」
という思いでした。
だから、万引きなどの窃盗に加え、
自殺も増えているのです。
問題の根源は、孤独であること
このような問題の根幹にあるのは、
人と人との関係が変化したことです。
つまり、それぞれ孤立してしまい、
社会に居場所が見つからないのが原因でしょう。
仮に、孤独だったとしても、
セーフティーネットがあれば、
孤独が癒される可能性は十分にあります。
同番組では、
「高齢者向けに、産業・住宅複合コミュニティーを作る」
というモデルの費用の見積もりが紹介されていました。
つまり、高齢者が年金の半分を渡すのと引き換えに、
食事・家賃・医療が無料になる仕組みです。
他の入居者たちとカラオケやゲートボールを
楽しみながら、比較的自由に暮らせます。
ちなみに、200円のサンドイッチを盗んだ場合の刑罰が2年なら、
その刑罰に使われる費用は、840万円と試算されています。
その840万円をセイフティーネットや社会的なつながりを作るために使えば、
全く違った結果が得られるのではないでしょうか?
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スペインだったでしょうか、老人が空腹をいやすために、サンドイッチを盗んだ。その判決は、空腹を満たすための盗みは犯罪でない、というものでした。そのような判決を二ホンで聞いてみたいものです、まあ、夢ですね。
こんにちは。
矢口です。お返事遅くなってごめんなさい。
スペインも粋なことをしますね。
おっしゃる通り、日本でもこういう判決が聞けるようになれば、
ずいぶんと暮らしやすい国になるとは思います。
また、コメントして下されば幸いです。
よろしくお願いいたします。