情報格差とウィキリークス

From 矢口新

自宅のトレーディングルームより……

おはようございます。
矢口新です。

いよいよ元号が変わるまで、
2週間を切りました。

前回、昭和から平成に切り替わったときは、
私は金融機関の現場で働いていましたが、
その時から比べると、
色々なことが変化したな……と思います。

証券取引所だって、
実際に取引担当者が立ち、
色々なサインを繰り出しながら取引をしていたわけです。
(いわゆる「場立ち」ですね。)

今はコンピューターの発展に伴い、
そういう光景は見られなくなりました。

このように、コンピューターが発展し、
情報が手に入りやすい世の中だからこそ、
情報との向き合い方を考えてみたいと思います。

情報の格差を考えてみた

情報との向き合い方ですぐに思い浮かぶのが、
「情報格差」という言葉です。

一口で情報格差といっても、

・ 情報インフラ格差:物理的にインターネットが高速・安価で使えるか
・ 情報リテラシー格差:使いこなせる人と使いこなせない人との差

の2種類があります。

しかし、実際には、
情報の格差はさらに幅広く

・ 政府と国民
・ 中央と地方
・ 経営陣と従業員
・ 支配・被支配

の関係で生じるものも含まれます。

つまり、情報インフラと情報リテラシーが同等だったとしても、
関係次第では、情報格差が大きくなるのは考えられるのです。

ウィキリークスって結局なんだったの?

匿名により政府・企業・宗教などに
関する機密情報を公開していたサイトの1つに、
ウィキリークスがあります。

4月11日にこのサイトの創設者、
ジュリアン・アサンジ氏が逮捕されました。

逮捕の件は一度置いておき、
ウィキリークスの功績について考えてみましょう。

ウィキリークスが担っていたのは、
一言でいうと、

・ 支配階層の上層である政府が
極秘として公開してこなかった情報をリークし、

・ 世界中の人々が入手できる情報量を増やした

ことです。

つまり、先ほど触れた、
支配・被支配の関係で生じる
情報格差の縮小に貢献しました。

似たような事例で、
米国家安全保障局契約社員だったエドワード・スノーデン氏が、
米当局が個人情報を監視していたことを暴露した事件がありましたが、
結局同氏は現在、ロシアに亡命しています。

改めてインフラとリテラシーの関係を考えた

結局のところ、
情報インフラを高めるには限界があります。

一般人に政府や大手プラットホーム企業並みの、
情報インフラを手に入れるのはほぼ不可能です。

しかし、情報リテラシーを高めることはできます。
いわば「読み書きの能力」みたいなもので、
訓練次第でいくらでも上達するものです。

嘆かわしいことに、
情報インフラの最上位にいても、
ろくに政治や経済運営をできない政治家はいます。

しかし、情報インフラが十分でなくても、
情報リテラシーが高いために、
投資でもうまくいき、的確な判断を下せる人も、
たくさんいるのです。

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