米国と中国の思惑
From:戸松信博
自宅デスクより、、、
おはようございます。
戸松信博です。
さて、
10連休が終わって1週間が経ちましたが、
頭も体も切り替えは完了しましたでしょうか?
投資家としては、
GW最後にトランプ大統領の発言、
米中貿易戦争の問題で相場が大きく動きましたので
それで目が覚めた人もいるかもしれませんね(^-^;
やはり、直近の重要トピックとして
米中貿易戦争は外せないトピックだと思いますので、
今日は米国と中国の相場についてお話していきたいと思います。
セルインメイ期間(5~10月)は軟調な株価の足取りに
上図は先週末までの
上海総合指数の日足チャートです。
ご覧の通り、中国本土の上海総合指数も粗い動きとなりました。
5月に入って50日線を窓開けして下に突き抜け、
その後も一段安展開でチャートは完全に
「下落転換」したと見えます。
2月後半に窓を開けて急伸した地点まで下げており、
その後の上昇を帳消しにしました。
ただ米国と同じく10日(金)は
激しく戻す展開となりました。
この日は交渉期待から反発して始まったものの、
2000億ドル分の中国製品に対しての税率が
10%から25%に予定通り引きあげられると、
株価は急落して、一時前日比マイナスとなりました。
しかし、すぐに反発すると高値引けし、
終値は同+3.1%と大幅高で終えました。
この背景には中国当局系の金融機関(いわゆる国家隊)
の買いが入ったものと思われます。
米国株の動揺度を示すVIX指数も、
週間+24.6%と急騰したものの、
10日に限っては相場反発によって▲16.0%安に急落するなど、
市場はニュース・材料に一喜一憂するような脆い状態になっています。
このため今週の予測をすることも難しい状況ですが、
突如方向性が変わり得る、ボラティリティーの高い相場を
想定しておく必要があります。
米中貿易戦争に関しては、
大統領選挙を控える米国、国内の弱腰批判を封じたい中国とも、
強気を崩さずお互い対峙するものの、常に決裂だけは避けられ、
交渉継続の糸口を残すなど、最終的には双方とも
利害調整を目指しているものと思います。
また昨年と違い、すでに協議は最終局面に来ているため、
長引く心配も少ないと思います。いずれ双方のメンツを保ちつつ、
割と早い時期に合意に達するものと考えます。
ただ、短期的に見れば昨年から
ボラティリティーの激しい相場周期に突入しており、
セルインメイ時期(5~10月)のどこかで
再び大きく下がる可能性はあると見ています。
このため基本的にこの時期は
慎重な姿勢を重視したいものですが、
昨年第1、第4四半期に暴落し、
いずれもその後V字回復を見せたように、
最終的に米国株は(荒い動きの中で)再び史上最高値を取っていく
(大天井はまだ先)と思います。
イメージとしては、
セルインメイ期間(5~10月)終了後に
11月から上昇という、いつもの流れになるのではないかと思います。
そう考えると(5~10月)の急落したところは
買いのチャンスと捉えることも出来ると思います。
目先の値動きに追われがちですが、
大局的に相場を見ることができると
冷静に今の相場を見られるので、
無駄な売買をすることが減ります。
ぜひ、大局で相場を見るという事も
意識してみてくださいね^^
それでは、
今日も1日頑張りましょう!
―戸松信博
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昨日はクレディスイスの買戻しが入ったようです。
UFJの売りも縮小した様です。
これらが買いの原因とは考えられませんか?