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責任の擦り付け合い

From  矢口新

自宅のトレーディングルームより……

おはようございます。
矢口新です。

先日は、私が担当している
講座の懇親会に出席してきました。

講義に来てくださっている
受講生の皆様が何を考えていらっしゃるのか、
目の前で伺うことができる貴重な機会です。

私は根本的に、
人と話すのは好きなので、
仕事の一環ではありますが、
楽しませてもらっています。

来月は大阪に伺いますので、
ご出席を予定されている方は、
ぜひ、楽しみになさってくださいね。

さて、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
私は長年、金融機関で働いてきました。

その時ご縁があった方と、
今でも交流させていただいているのですが、
今回はまず、それにまつわるエピソードからお話させてください。

働きやすい上司って、誰?

私は5つの会社で働いてきましたが、
5つ目の会社・スイスユニオン銀行に転職したとき、
長年付き合いがあったとある生命保険会社の
年金運用部長の方から、
こんな質問をされました。

「矢口さん、どこの上司が働きやすかった?」

と。

ちなみにその生命保険会社は、
業界最大手の会社でもあったので、
私の過去の上司ともそれなりに付き合いがあった方でした。

その質問に私はこう答えたのです。

「業績がいいときは、みんないい人。
悪いときにいい人だった人はいない」

こうして書いてみると、
身も蓋もないのですが、
皆さんにも覚えはありませんか?

会社だって業績が悪いと険悪になるし、
家庭だって、複雑な問題があると、
なかなか和やかにはいかないものです。

「専業主婦の年金」はおかしい?

実は、私がこんなことを思い出したのには、
ちゃんと理由があります。

今の日本の年金制度では、
専業主婦の人でも、
年金を受け取れる仕組みです。

しかし、「専業主婦が年金を受け取るのはおかしい。
せめて半額に」という意見が、
働いている若い女性から出ているとか……

おかしいですよね。
専業主婦の分の年金を負担するのは、
配偶者であるご主人です。

そもそも、本当に若い女性が
そんなことを言っているのかはわかりません。

ただ、社会の環境が悪いときは、
人も世の中もぎすぎすするということでしょうか。

年率7%の運用?

ちなみに、国民年金の受け取り開始年齢は現状、65歳とされています。
60歳に前倒しで受け取ると減額されるし、
70歳に送らせると増額されるのですが、
なんと受給額は2倍違うそうです。

これを年率に直すと7%。
国がその利率で運用すると約束したようなものですが、
守れると思いますか?

ご存知の通り、
日本は少子高齢化に瀕しています。

つまり、いずれは負担する方が負担される方より少なくなりますが、
このシステムを維持するには、受給額を減らすか、支払額を増やすしかないのです。

もちろん、これまでシステムの維持が難しいときは、
国が補助すると約束してきました。

しかし、当の国が大赤字なのです。

政府はかねてから、数年後はプライマリーバランス=単年度の財政収支
の赤字をなくすと言い続けてきましたが、
実際には拡大を続けています。

過去何年間の歳出規模は年100兆円なのに、
税収が60兆円に届いたのは1990年の一度きりでした。

それにも関わらず口約束が続くのですから、
文句も言いたくなるものです。

でも、政府はそうされると困るから、
国民がお互い文句を言いあうようにしたほうが都合がいいのかもしれません。

もし、あなたが今、誰かを「ずるい」と思っているなら、
一度立ち止まって考えてみてください・

実は、もっと上の誰かの策略のせいかもしれませんね。

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