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扱いにくい大陽線や大陰線の調理方法

「投資の学校」浅野敏郎
From 新宿オフィスの編集室より

ローソク足に代表される
いわゆるチャートのバー1本1本には、
一般論となるそれぞれの意味がある・・・
と言われています。

本日のタイトルになっている
大陽線や大陰線は非常に威力がある1本
として理解されており、

ヒゲが有る場合と無い場合
ヒゲの長さが長いか短いか

によって多少の意味が違ってきますが、
大陽線は非常に強い上げ
大陰線は非常に強い下げ
を、それぞれ示唆するわけです。

もしそれが本当なら、
大陽線で終値を迎えた次の足は買いが殺到し
大陰線で終値を迎えた次の足は売りが殺到し
長大線が連続することになるハズですが、
実際は、

値段があまりに高過ぎたり安過ぎたりするため
一旦は揉み合うケースの方が
逆に一般的な気がします。

確かに短期足、例えば1分足のような場合、
重要な経済指標が発表された後、
2分間上げ続ければ、
結果的に大陽線が2本続くことになり、
どんな時間軸でも長大線は連続しにくい
とは言い切れないものの、

一般的に扱いにくいとされる長大線と、
その直後の足の取組み方を提案してみたいと思います。

——————————————-

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

2週連続で週末に豪雨が襲い、
台風19号で傷んだ地域は、
先週末以降、再び甚大な被害を被りました。

どれほどの記録的大雨だったのか、
色々なデータが上がってきていますが、
この2週間に限っても
24時間で1000ミリだとか
1時間で300ミリなどと、
想像も困難な数字が見えていた記憶があります。

毎回のように各地に発令された避難勧告ですが、
もし本当に全員が避難した場合、
一つの政令指定都市の住人全員が避難するのと等しく
受け皿不足が明らかでありながら
無闇に避難を訴えられてもむなしい限りです。

天気予報の精度は、
一昔から比べて段違いに向上しているとすれば、
それを信じて前倒しで自衛するしかない、
のかも知れませんし、

可能であれば生活域を根本から見直す
という作業もこれからの長い生活を考えれば
必要な行動なのかも知れません。

——————————————–

さて、
いくら長大線といっても、過去の値動きの、
どんな位置で出現したかで意味が違いますから、
一概に言えることはありません。

ただ、一つの考え方として、
1本の大陽線であっても、
数本に分けて動けば達成可能な値幅だった場合、
単に短時間で上昇しただけの話で、

例えば短い陽線を5本つなげてみれば、
大陽線になったりもします。

確かにその値幅を短時間で達成したこと自体に
強い買い意欲が見られるわけですが、
そこで・・・、

正に現行足が既に大陽線だったとします。
ベストなエントリーはそうなる前に入っていることですが、
既に郡を抜く長さになっていた場合は、
私ならひたすら次の一手がでるまで待ち、

そのままはるか彼方に行ってしまった場合は、
潔くその相場を見送るでしょう。

ただし、待つといっても、
たまたま直ぐ上値側に以前の高値があって、
その水準に近づいても全く戻す気配がない場合は、
以前の高値越えで一度ついていく・・・という選択はあります。

この場合、
以前の高値を越えても直ぐにまた割り込むようであれば、
ただストップを付けに行った可能性もあり、
一旦は決済するなど神経質な操作が求められます。

では、
止む無くこの現行足を最後まで見送ったとして
その後はどんな状況を待つべきなのでしょうか?

次の足に切り替わった直後の状態を幾つか想定して
対策を考えてみます。

★ケース1
例えば、長大線の足が、最高値から押して引けたような、
上ヒゲがついている場合です。
その足自体が長大線ですから
長いヒゲであれば、かなりの長さになっているはずですね。

もし終値(現行足の始値)が、
長大線の高値と安値の半値以上に収まっていれば、
半値割れを限界として、買ってみるのも良いでしょう。
ただし、
上昇を継続する場合の確認ポイントはあくまで
一本前の長大線の高値越えですから、
相当な買い戻しを期待しないといけません。

★ケース2
一方、長大線の上ヒゲが短い場合、
高値抜けで追いかける価値はあると思います。
ただし冒頭にも述べたように、
直ぐに終値を下回って陰線の時間が長引くような場合は、
長大線からの利益確定が、相当出ている可能性があり、
一旦は手仕舞ったほうが無難かもしれません。

この場合、
始値以降、先に下値を試すことも考えられますから、
その場合は頭をケース1に切り替え、
なるべく一本前の長大線の半値水準まで引き付けて
買いを試すのが良いわけですが、

もし割り込んだ場合は全押しとなることもあり、
少なくとも指値で買うのはリスクが高いと思われます。

★ケース3
長大線が高値引けとなり、
切り替わった足も、始値から直ちに上値を切り上げる場合、
1本前で乗り遅れた状態が次の足にも継続していると
考えるべきです。

従って足が切り替わったからといって、
ここから相場を追いかけては1本前の決意を破ったも同然です。
せっかく待つことを決めたのですから
状況が変わるまでは姿勢を変えないことも大切です。

またこのように、
陽線丸坊主で終わった次の足も直後から上値を試すような場合、
あと少し先に、別の過去高値があって、
越えたところに入っているストップロスをつけに行っていることが
多い気がします。

1本前であれだけ上昇したのですから、次のレジスタンスが
迫っている可能性も高く、
後少し買い上げれば、更なる収益がかなうとなれば、
そこを突く機関投資家がいても不思議ではありません。

ですからここでも慌てず、次のチャンスを待つ忍耐力が必要です。

おしまいに、もし揉み合いや、それに近い相場の中で、
1本の長大線が出現した場合、これ自体が一つの波動となって、
その高値と安値の間で推移する場合が多く見られます。

この状態から方向性を出すためには結局、
長大線の高値か安値をどちらかに越えていくしかないのですが、
ここでもやはり辛抱強く待ったほうが良いのは、

高値と安値の間で揉み合っているうちに、
新たなサポートやレジスタンスが出来ることがあります。
となると、
これらを越えた場合は少なくとも、
長大線の高値や安値まで相場が走る可能性があり、
その勢いのまま突破してくれれば、
それなりの値幅が期待できる展開になりますね。

さて、
もう少し時間に余裕があれば図解をすべき内容でしたが、
実は上であげたケース1~3はどれも、
値動きは連続していると捉えれば、同じ事を言っています。

つまり、足が切り替わるのは波動が切り替わったのではなく、
連続している波動を、勝手に時間で区切って、
陰陽をつけただけに過ぎません。

ですから、1本の長大線でも、何本か連続したトレンドでも
考え方は同じで、
その間の高値と安値を波動と考えれば、
その半値水準を明確にすることで、
取り扱いにくい長大線が、
どうにか料理ができる素材に見えてくれば幸いです。

またいつか、図解を交えて解説してみます。

浅野敏郎

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  • コメント ( 2 )

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  1. 下野佳子

    まだまだ投資の素人ですが、興味深い記事でした。
    難しい部分がほとんどでしたので、ぜひ次は図解で解説してくださると嬉しい限りです^_^。

  2. 浅野敏郎

    下野佳子 様、

    コメントをお寄せ頂き、ありがとうございます。

    文字だけでご興味をもっていただけたのでしたら、
    素人さんではない、と見ました!

    今回はそこそこ基本のお話でしたが、
    範囲が広く、
    自分でもまだまだ体系付けてお話できない状態です。

    近い将来、
    部分部分を図解つきで深堀りしようとも考えていますので、
    お楽しみにお待ちいただけると嬉しく思います。

    また、コメントをお寄せください。
    今後ともよろしくお願い致します。

    浅野敏郎

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