新型コロナ感染の第三波問答について~カップwithハンドル

浅野敏郎

「「投資の学校」浅野敏郎
From 自宅の書斎より

 
ブレークアウト研究がひと段落し、
次のテーマについて色々考えました。

数週間前から三たび、
新規感染確認者の数が急増し、
「これは第三波か否か?」
について、お偉いさん方々が議論を
しているのを見るにつけ、

10日ほど前から、
この人たちは一体何を議論しているの?
と疑問を持った記憶があります。

この先のお話は、恒例のご挨拶の後へ
委ねるとして、

皆様もしょっちゅう目にされていると思う
新規感染確認者数のグラフを見て、
何かを感じたことはありませんか?


出典:朝日新聞デジタルWebサイト https://www.asahi.com/special/corona/ より抜粋

実は今日のタイトルにも見えているように
形から考えると、
有名なチャートフォーメーション
に見えます。

そのフォーメーションはどんな意味を持ち、
どのように対処すべきかを
解説したいと思います。

————————————

おはようございます。
今週も早や金曜日がやって参りました。

新型コロナウィルス感染の新規確認者数が
とうとう東京でも過去最高
という結果になってしまいました。

この急増現象に対して、
最前線でウィルスと戦っている
医療関係者からは
「第三波は既に始まっている」
という声が随分前から聞かれた一方で、

音頭を取るべき政府および担当者は、
明言を避けて、まるでウナギのように、
ヌルヌルと隙間をかいくぐっています。

 
Gotoキャンペーンを展開する傍らで、
矛盾するともいうべき第三波の肯定は
とてもできない立場も分かりますが、

シッカリと認めた上で両立させるべき指針を
国民に対して提示し、
対策を実行することが重要かと思います。

 
一方で私たちは、
こうした政府発表を「待つ」姿勢のみならず、
自分でできる精一杯のことを、
自分で考えて、自ら対処・実行すべきで、
政府が何も言わないから大丈夫
的な発想はそろそろ捨てるべきだと思います。

———————————–

さて、冒頭のグラフを見て、
少しチャートに詳しい方であれば、
「あ、あの型だ!」
と気づかれたことと思います。


出典:朝日新聞デジタルWebサイト https://www.asahi.com/special/corona/ より抜粋

そう、そのフォーメーションの名は、
「カップ with ハンドル」と言い、
有名な大底構成のパターンになります。

フォーメーションとは、
足1本や数本でできたパターンではなく、
比較的長期間を費やして出来上かった
塊としての形
とでも言えば良いでしょうか。

今回はこのパターンについて、
詳しく見て参りたいと思います。

カップwith ハンドル

形がティーカップに似ていることから
その名が付いたのだと思いますが、
先ずは、カップ部分が先に形成されます。

チャート後半部で
見える範囲での最安値を付けた波動の起点
をカップ形成の起点として、
徐々に下落して左半分を形成したあと、
徐々に上昇して右半分を形成したところです。

徐々…という表現については後述するとして、
一応、カップ部分が出来上がりました。
次にハンドル部分が形成されます。

エッジの高値から一旦押し目を付けた後、
再びエッジ高値へと戻す動きになります。

比較的短時間で戻す場合と、
このように徐々に戻す場合がありますが、
経験上、短期間に戻す方が、
この先の余力が多いかと思います。

そしてこの3点の高値を越えると

上昇相場を迎えることになります。
もちろん、相場の天井部分でも
同じようなフォーメーションがあり、
形はちょうど、カップを伏せたような形状
です。

売買ポイント

言うまでもありませんが、
ハンドルの形成を完了し、
3点の高値を越える瞬間が
エントリーポイントになり、

先週まで特集してきた正に、
ブレークアウト以外の何ものでもありません。

ストップロスの置き場所としては、
ハンドルの安値の下側が良いですが、
カップの深さが浅い場合は、
カップの底値割れが良いでしょう。

想定できる目標水準

これは以前に揉み合いの特集でも話しましたが、
ハンドルの高値と安値を一つの揉み合い
と考えれば、

ハンドル高値に、ハンドル部分の値幅を
上に積み上げた水準が目先の候補になり、
これは三波動のV計算値の考え方です。

次の目標としては、
カップの底値からハンドル部分の高値を
第一波動とした、
N計算値とE計算値が該当し、

先のチャートでは、E計算値を達成した後、
この相場は深めの押しを入れたことが判ります。

ラウンドボトム

カップ部分だけを考えた場合、
深さが浅い状況を「ラウンドボトム」
と言う場合があります。

どちらが先かといえば、
元々ラウンドボトムがあり、
途中でハンドルを作る場合は、
いわゆる相場のコンファームを入れたことになり、
より取り組みやすいことから、

カップ with ハンドルとして切り出された
と考える方が自然です。

コンファームとは、新規トレンドの初期段階で、
一度出発したトレンドが、
短期筋の利食いなどを伴って
調整の逆行が出る値動きを指します。

有名なラウンドボトムとして、
ドル円相場が大底から反転する際に
数か月かけて形成したものが挙げられます。

矛盾などの洗い出し

では、
皆さん誰もが認識できるようになるため、
様々な疑問を想定してみましょう。

先ず、先にも後述するとお伝えしたように、
徐々に…とは一体、どの程度か?
という問題です。

こればかりは実は説明のしようがないのですが、
強いて言うなら、

以前の値動きと比べて
ボラティリティが低下しながら、
長期間の下落と長期間の上昇がある局面

としか言えません。

ボラティリティが低下するということは、
ボトムを例にした場合、
明らかに下落率が低下して
マーケットでは売っても売っても
少ししか下がらない状況が発生しており、

それでも僅かずつでも下落するので
売り持ち(ショート)筋の手仕舞いが
起きにくい状況が想定されます。

それがやがて、
短気なショート筋から少しずつ買い戻しが入り、
相場は徐々に反転上昇するものの、
急いでロスカットに走る地合いでもないため
アゲンストのロングが多く残っている状況が
想定できます。

一方、買い下がった一部のロングは当然
カップの起点に近づくと利食いが入りやすく、
一旦は下げる訳ですが、

ロングが少なければ押しもほどほど、となり、
結局、高値更新で
ショートカバーが一気に入って来るという状況が
想定できます。

ラウンドボトムの場合、
極端にショートが溜まり過ぎて、
カップの起点水準で出るハズの
ロングの利食いを全吸収し、

尚且つ高値を越えざるを得ない状況から
以降もショートストップの連鎖を
引き起こしていると考えられます。

また、このようなフォーメーションは
トレンド途中の中間波動でも、
しばしば遭遇しますが、

期間が短い上に形も無理やりという場合が多く、

この場合は通常のN波動の継続とした方が
単純に理解できそうです。

お終いに

例として幾つかチャートをお見せしましたが、
時間足を使うしかなかったことを考えても、
本当のラウンドボトムやカップwithハンドルは
なかなか遭遇しません。

株市場のように銘柄が沢山あれば、
1銘柄につき年1回でも、数千銘柄ともなれば、
1日1回は見つかるフォーメーション
かも知れませんが、

繰り返すように本来は、
大底や大天井のフォーメーションですから、
それ以外は特に考えなくても良い気がします。

一方、コロナ感染新規確認数の推移は、
どう考えても、
二番底を上に向かった時点で第三波は始まっていた
と言うのが適切な判断であり、

ハンドル高値を越えるか否かの議論は、
最悪を想定するかどうか、ということであり、

事実、越えてしまった以上は
三波動目が確定したことになりますから、
既に対ショック対策が必要な段階だと言えそうです。

 
 
浅野敏郎

新型コロナウィルスに感染、他界された方々に
おかれましては、心よりお見舞い申し上げます。

あえて題材に持ち出したのは、相場以外においても、
テクニカル分析が応用できる可能性を、
お伝えしたかったのが主眼です。

不愉快に思われた方がおられましたら予め、
お詫び申し上げます。

 
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