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矢口流:相場の分析方法

From 矢口新

市場価格の分析には、大きく分けてファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とがある。
どちらが重要かと聞かれることがあるが、どちらも重要だが、使い方を間違えないようにとお答えしている。

まずは両者の違いをしっかりと理解することが必要なので、整理する。
それらの違いが分かると、両分析がどう役立つかも分かるようになる。

ファンダメンタルズ分析は、投資物件そのものの分析。
市場価格との関連性は必ずしも高くはない。データは何をどう見るかが重要で、幅広い知識が要求される。

ファンダメンタルズ分析は、投資物件の将来の値動きを大まかに予測することができる。
とはいえ、それが利益に結び付くには、正しいデータを見る必要がある上に、
多くの前提条件が「予想の範囲に収まること」という大前提がいる。

ファンダメンタルズ分析で最も役立つものは需給だ。
何が市場価格を動かしているか、市場参加者それぞれが抱える事情は何かが分かると、大まかな予測が外れなくなる。

例えば、しばらく私が言い続けてきたように、
日本株の急落は絶好の買い場となることや、ドル円が100円に近付いても長続きはしないというようなことだ。

市場参加者それぞれが抱える事情はまだ変わっていないので、そうした需給を予測することができる。

テクニカル分析は、市場価格の分析。
過去から現時点までのデータを見るので、現状認識でしかない。
データとは価格の動きや出来高そのもの。

一方、テクニカル指標となると、その作者が何をどう見ているかを反映するので、的外れなものも多く要注意。

相場や投資物件を語るのではなく、利益を望むならば、テクニカル分析が大いに役立つ。
もっとも、的外れなテクニカル指標ではかえって逆効果にもなりかねない。
それを避けるには、「きちんと学ぶ」か、何の作為もない生のデータに親しむようにすることが結果的に近道となる。

テクニカル指標の生のデータとは、チャート上にローソク足と出来高だけしか描かれていないものだ。
すべてのテクニカル指標は、価格と出来高を素材として料理したものなので、
テクニカル指標が難しいと感じたならば、素材のままで味わって頂きたい。

少なくとも的は外さない。

矢口新

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  • コメント ( 1 )

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  1. K6

    とても勉強になりました。矢口さんの書籍「生き残りのディーリング」を読みなおしています。最初は難しく理解できていませんでしたが、読み返していくと少しずつわかったつもりになっています。まだ、わかったつもりなので、自分なりに府に落ちるところまで読みなおしていこうと考えてます。今後もよろしくお願いいたします。

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