“嫌い”なのにしてしまうこと

From:矢口 新
自宅のトレーディングルームより、、、

 
今日は、まずあなたに質問があります。

 
「あなたは、行列に並ぶのは好きですか?」

 
……

 
おそらく、行列に並ぶことを『好き』という人は少ないでしょう。
実際、ある調査によれば、回答者全体の84%が行列に並ぶことを『嫌い』と
回答したそうです。

 
しかし、行列に並ぶのは嫌いであっても
私たちは日常生活で行列に並んだことがあるでしょう。

 
特に、私たち日本人は「よく行列に並ぶ」と言われます。
なぜ、わざわざ嫌いな行列に並んでしまうのかといえば、
その行列に並ぶ価値を感じ、自分自身の意思で並ぶのです。

 
例えば、、、

 
・口コミで評判の良いラーメン屋さんに並ぶ
 

 
・年末年始のバーゲンに並ぶ
 

 
・ディズニーランドのアトラクションに並ぶ
 

 
・iPhoneの新機種発売の大行列に並ぶ
 

 
・給料日や月末のATMに並ぶ
 

 
などなど、
あなたも経験したことがある
「行列」があるのではないでしょうか。

 

そして、行列は心理学的な観点から言えば、
『同調行動』の一つだと言われているそうです。
人は「他の人がやっていることと同じことをしたい」という欲望があり、
それを端的に表すのが行列に並んでしまうようです。

 
行列を見ると、
「何か有名なお店なのかな?」
「何かお得なことでもやっているのかな?」
といったように、ふと意識を持っていかれて足を止めてしまうのは、
この『同調行動』の効果が作用し始めているときです。

 
ただ、この行列が自然にできたものではなく、
戦略的に作り出されたものである場合もあります。

 
“行列マーケティング”という手法で、
サクラを雇って行列を演出したりして、人気店であるかのように
意図的に行列を作り、同調行動によって人を呼び込もうというものです。

 
ただ、行列というのは「期待感を膨らませる」「手に入れたものの価値を高める」
といった効果がある一方で、せっかく行列に並んだのに「思ったよりおいしくない…」
「期待は外れだった」など、マイナス面を増幅する可能性があります。

 
他の人が評価しているからと言って、
それが自分にとっても価値があったり、満足するものではないことはあります。

 
投資の世界で言えば、
人気が先行して株価が急騰した銘柄を見て
「何か儲かりそうな銘柄だ!」「稼ぐチャンスだ!」と思い、
急騰している株に飛びついた結果、

 
買ったところが天井付近で、
途端に株価が弱気に転じて、結果、損をしてしまうのです。

 
知っている人も多いかもしれませんが、
相場にはこんな格言があります。

 

人の行く 裏に道あり 花の山

 

これを現代訳すると、
「きれいな花を求めて山に行くのなら、誰も行かない裏道を行ったほうがよい。」

 
投資の世界で言えば、「他人と同じ売買を行っている限り、利益は得にくい。」
という発想を表した格言です。

 
だからこそ、
銘柄選びや売買のタイミングを判断するのに、
周りの評判や、理由もわからず急騰銘柄に飛びつくのは危険であり、

 
相場の性質、価格変動を起こしている者たちの思惑を理解し、
自分のポジションの取り方を判断するべきなのです。

 
周りの流れに合わせて売買して、
たまに儲けたりしても、あなたのトレードスキルは上達しません。

 
スキルを向上させるには、自分の目でチャートを眺め、
山、谷をいくつも見ることで『転換点の見極め』の精度を高めることが、
地道ではありますが、上達するための正攻法なのです。

 
自分で自信を持って判断し、売買ができるようになるまで
繰り返し練習することをいとわずに、
自分の力で相場から利益を上げるスキルを身に付けていきましょう。

 
それでは、また!

 

-矢口 新

 

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述べています。

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