相場で右往左往しないために…
From:戸松信博
自宅デスクより、、、
おはようございます。
戸松信博です。
早いもので、
2月もあと2日となりました。
今日は、
投資の学校さんで
IPO銘柄についての
1日完結型セミナーがあります。
このブログをお読みになっている方の中にも
今日のセミナーにご参加される方も
いらっしゃると思いますが、
今日はどうぞよろしくお願い致します!
さて、
今日のブログでは
ここ最近、日本株の見通しについて
お話してきましたので、
久しぶりに米国株市場の分析結果、
見通しについてお話したいと思います。
もみ合いに時間を要する局面
米10年債利回り(長期金利)は、
終わってみれば先々週末と変わらない水準ですが、
一時は1月開催のFOMC議事録に反応して2.95%をつけ、
4年以上ぶりの水準を更新しました。
物価連動債との比較から予想される
物価水準(ブレークイーブン・インフレ率)は
再上昇し、先々週よりも上昇しています。
議事録でFRBが
より強い経済と物価の上昇を想定している
様子が明らかとなったことで、
利上げペースを増すと恐れられ、
長期金利の上昇とともに株価も大きく下げました。
週末にかけて長期金利は少し下がり、
株価も持ち直したという格好です。
現状はどうしてもこのような反応になってしまい、
一般的な解説でも金利と物価上昇は
株価の下げ要因とされています。
しかし利上げフェーズで
株価が下がったことなどあったでしょうか?
そのような事が見られたのは1980年代までで、
1990年以降の利上げフェーズは
全て株価上昇の時期となっています。
反対に利下げフェーズは株価が下がります。
株価が天井を付けた2007年9月に始まった前回の利下げは、
直後の金融危機の中で連続的に続いて行き、
利下げフェーズの終わった2008年12月(ゼロ金利に)の
3か月後に株価は大底を打ちました。
ITバブルが弾けたあとの
2001年1月から開始された利下げも、
6%を超えていた金利が一連の利下げフェーズの終了した
2003年に1%にまで下げられ、その間株価は下げに下げました。
この時も利下げが止まったのと
ほぼ同時に株価は大底を付けています。
利下げ=株価下落で、これが逆金融相場、
逆業績相場にあたります。
長期金利は恐らくこの先3%を超えるでしょう。
そしてその中で株価も経済も、
そして企業業績も好調を維持するでしょう。
実際に1995年~2000年、2004年~2007年も
そのようになっていました。
FRBが経済成長の見方を強めたのは
大型減税があるからで、実際、
企業収益も増しつつあるのが
決算等で明らかになっています。
成長を反映して物価が
FRBの理想とする2%を超え、
米国の潜在成長率が2%に迫る中では、
4%台の金利(名目金利、長期金利)が
経済に中立的な、引き締めでも緩和でもない
均衡水準(2%+2%=4%)となるのです。
その中で3%程度の金利に収まれば
十分緩和的であり、だから株価も経済も
伸び続けることが可能なのです。
もし、名目金利が4%なら、
物価上昇率2%で実質金利は
2%(4%-2%=2%)となりますが、
名目金利が3%程度なら、
実質金利は1%にしかならないから、
経済や株価にとって重しにもならないのです。
ただ経済新聞等ではそのように考えておらず、
物価と金利上昇は株価と経済にとって脅威であり、
まるで1990年以降の前例に反するように、
利上げフェーズで株価下落の
イメージとなっている様子です。
実際そう考える投資家や
市場関係者も多いため、
ここはしばらくもみ合いに
時間を要する局面と思います。
それでも金利3%を超えてなお、
企業業績好調、株価堅調などと聞こえてくるうちに、
今度は全員買いとなって、
最終的には一段高展開(年後半か?)になると予想しています。
目の前で相場が大きく動くと、
どうしてもその価格変動に一喜一憂し、
判断が右往左往してしまいがちです。
ですが、
それではいつまでも
安定して長期的に勝つことはできません。
そのためにも、
自分で相場を見極めることが出来る
力を身に付けていきましょう。
それでは、
また来週お会いしましょう!
―戸松信博
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