米雇用統計後の相場見通し
From:戸松信博
自宅デスクより、、、
おはようございます。
戸松信博です。
さて、
先週9日(金)は重要経済指標の1つ、
米雇用統計の発表がありました。
結果としては、
市場予想を大幅に上回る31.3万人の増加、
失業率は4.1%で変わらず、
前月に恐れられた平均賃金の伸びは
予想を下回る前年比2.6%増に留まりました。
米雇用統計は特に注目が集まる経済指標ではありますが、
米国の経済指標発表、金融政策の発表などは
日本経済、世界経済にも影響を及ぼすイベントです。
ということで、
今回のブログは米国市場について
お話していきたいと思います。
投資銀行株・大手銀行株・証券は揃ってブレーク
上記の画像は、
米国大手銀行株、投資銀行株、証券株の
推移を比較した図です。
このところ日本では弱い経済指標も出ており、
様々な政治経済の懸念材料ニュースから、
景気も天井を打ち、
金利上昇とともに株価も下がりだすような
懸念をお持ちの方も居られるのではないかと思います。
しかしそのような先行き懸念は無用です。
仮にそのような憂慮すべき状況に転じたのであれば、
ナスダックの最高値更新と同時に
上のような金融株のブレークアウトは発生しません。
成長を牽引する半導体株が高値を抜け、
そしてマネーセンターと呼ばれる大手銀行株
(上ではJPモルガンチェースとバンクオブアメリカ)、
投資銀行株(同ゴールドマンサックス、モルガンスタンレー)、
ネット証券大手(同チャールズシュワブ、アメリトレード証券)が
同時に高値ブレークする事など、起こりえるはずがないのです。
これらのブレークは景気上昇、
株価上昇を先取りしています。
銀行にとっての生命線である金利が、
悪い金利上昇(経済悪化の中での金利上昇=企業倒産や投資減少)
でなく、良い上昇(経済活性化で需要が拡大する中で発生する、
いわゆるディマンドプル型のインフレ、金利上昇)
であるから銀行株は騰がり、株式や債券の発行、
M&Aなどの投資銀行業務も活性化するのです。
日本でも相場好調の時期は
マネックス証券や松井証券など、
中規模証券が敏感に反応しますが、
アメリカの証券会社も同様です。
米国の証券会社の場合、
ブローカレッジ業務よりも
金利収入の方が大きくなっており、
良い金利上昇が収益を左右します。
さらに金利上昇(債券価格は下落)とともに
株価が下がる状況というのは、
債券も株も下がる運用難の状況を意味します。
過去一時こうした時期もありましたが、
その時は株でも債券でもない
金価格が上昇したものです。
しかし今回そのような金価格上昇も見当たりません。
以上から、金利上昇で株も上がる、
というのがこの先の正解となるでしょう。
今日は、米国市場について
お話していきました。
これまで一貫してお伝えしているように、
米国は世界経済の中心であり、
米国で何かニュースがあれば、
為替市場はもちろん、日本の株式市場にも
少なからず影響を与えます。
だからこそ、
日本株をやっている方も少し視野を広げ、
日頃から米国をはじめ、世界経済の動向にも
注目してみてください。
それでは、
また来週お会いしましょう!
―戸松信博
<編集部のおすすめ>
小次郎講師が実践している
トレード手法を継承する
無料オンラインプログラムが開講しました。
安定して収益をあげる投資家になるために必要な
「確かなスキル」を手にいれたい、
という方にお勧めです。
こちらからメールアドレスを登録するだけで
無料オンラインプログラムをご覧いただけます。
↓
無料オンラインプログラムに参加する
投資の学校・LINE@登録募集中!
LINE@限定の特別なお知らせを配信予定!
ご登録はこちらから
↓
LINE@の詳細をチェックする
情報過多を乗り切るようがんばっていま.