FAANG?
From 矢口新
自宅のトレーディングルームより……
こんにちは。
矢口新です。
遂に日経平均が
2万4,000円を突破しました。
これからどのくらい上昇していくのか、
はたまた下落してしまうのかはわかりませんが、
動向を注意深く見守っていようと思います。
ところで、皆さんは
FAANGという言葉を聞いたことがありますか?
これからのアメリカ経済を読み解くうえで、
重要なキーワードとなるので、
今日は解説したいと思います。
FAANGとは?
次の5つの会社の略です。
F:フェイスブック
A:アマゾン
A:アップル
N:ネットフリックス
G:グーグル
どれも、聞いたことがある言葉なのではないでしょうか?
本来、「牙」を表す「FANG」という言葉をもじったものですが、「アップル」を加えています。
ちなみに、日経新聞では、これらの会社をあらわす言葉として、「GAFA」という言葉が使われていますが、欧米のメディアでは見かけない表現です。
ところで、FAANGのキャッシュフローは?
ところで、この5つの会社のキャッシュフローはどうなっているのでしょうか?
それぞれ解説しましょう。
1.フェイスブック
・ 営業キャッシュフロー +242億1,600万ドル
・ 投資キャッシュフロー +200億3,800万ドル
・ フリーキャッシュフロー +41億7,800万ドル
・ 財務キャッシュフロー -52億3,500万ドル
2.アマゾン
・ 営業キャッシュフロー +184億3,400万ドル
・ 投資キャッシュフロー -278億1,900万ドル
・ フリーキャッシュフロー -93億8,500万ドル
・ 財務キャッシュフロー +98億6,000万ドル
3.アップル
・ 営業キャッシュフロー +635億9,800万ドル
・ 投資キャッシュフロー -464億4,600ドル
・ フリーキャッシュフロー +171億5,200万ドル
・ 財務キャッシュフロー -173億4,700万ドル
4.ネットフリックス
・ 営業キャッシュフロー -17億8,600万ドル
・ 投資キャッシュフロー +3,400万ドル
・ フリーキャッシュフロー -17億5,200万ドル
・ 財務キャッシュフロー +30億7,700万ドル
5.グーグル
・ 営業キャッシュフロー +370億9,100万ドル
・ 投資キャッシュフロー -314億100万ドル
・ フリーキャッシュフロー +56億9,000万ドル
・ 財務キャッシュフロー -82億9,800万ドル
こうしてみてみると、ひとくくりにはとてもできないです。
一緒くたに述べる理由もありません。
また、先ほど「GAFA」という表現に触れましたが、これからもわかるように、
ネットフリックスだけはあきらかに違っています。
事業としては、まだまだ小粒かもしれません。
「株価が自重に耐えられず下落?」
ちなみに、米国版のヤフーファイナンスには、米国株の好調をけん引してきたこれらのFAANG株が、自重に耐えられず下落?という記事が出ていました。
正直、この記事は読む気がおこらなかったのですが、どういう意図が隠れているかだけ解説します。
株価が上がると、投資基準から見て割高になるうえに、購入により多くの資金が必要になります。
誰にも買えないような高値になると、持っている人が少しでも売るだけで急落する、というからくりです。
バブル末期は、いつもそういう展開を迎える、ということは、大切なので覚えておきましょう。
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矢口先生は世界中の金融機関で、
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